リーダーシップ往復書簡 027

私は、リーダーこそ、一番、長時間働くべきであると考えています。

私が、20代半ばで、まだ駆け出し経営者だった頃に、過去に大臣を務めた経験のあるメンターの方からも、同様のことを教えていただきました。

これはフォロワーの立場からすれば、当たり前の話で、リーダーは、世のため人のため、自らのビジョンを成し遂げたくて、仲間集めをした張本人です。

その人が率先垂範して行動せずに、多くの休息をとって、他のフォロワーが馬車馬のように働いていたら、どちらがリーダーか分からなくなってしまいます。

今の時代なので、こういったことを言うと、「リーダーだって人間だから休まなければならない」という話を言う方がいます。場合によっては、育児休暇であったり有給休暇であったりを取得すべきだと言う人もいるでしょう。

もちろん健康や社会学の観点からこれを否定するつもりはありませんが、ただ、リーダーたるもの、「ワーク・ライフ・バランス」ではなく「ワーク・ライフ・インテグレーション」で、自分の描いた夢の実現に邁進したいものです。

リーダーは労働者ではありません。自分の意思で進むことを選んだ人なのです。

家族うんぬんを言う人もいますが、自分の理解者であり応援者である家族すら動かせなくて、もっと遠い距離であるフォロワーは動かせないと思います。

リーダーシップについて疑問がある、質問をしたいという方がいらっしゃいましたら、コメントや個別にメッセンジャーでご連絡ください。

また、コメントも大歓迎です。もし興味ある人がいれば、これを酒の肴に一杯やりましょう!

 

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【Q.27】
リーダーシップ・スキルを身に着けたい、実践を通じて体得したいと思いますが、どのようにして機会を得ればいいのでしょうか?

 

<コメント>

リーダーになりたい。リーダーシップ・スキルを身に着けたい。素晴らしい心がけだと思います。

質問に回答するならば、ご質問の方が、自然体で、リーダーシップを発揮していれば、そう遠くない時分に機会を得ることができると思います。

ご質問の方は、やはりリーダーは政治家とか社長とか地位があるということを前提にしているように思います。

以前から繰り返し書いてきておりますが、リーダーシップとは組織のトップにだけに必要なものではありません。本来、リーダーシップとは、ありとあらゆる人が発揮すべきもので、リーダーシップに組織における立場は関係ないのです。

むしろ、地位が欲しいと思うならば、世のため人のため、誰かのために、リーダーシップを発揮することだと思います。

リーダーには、集団をまとめ、集団を発展させていくための自己犠牲を厭わない無私の心が求められます。

地位やお金、名誉は、結果として、後からついてくるもので、それ自体を目的とすべきものではありません。

人を動かす原動力は、公平無私なリーダーの姿です。

自分を磨き、人格を高め、周囲の人々から尊敬されるようになれば、自ずとリーダーシップを発揮する機会を得ることができるようになると思います。

 

※この記事は、2020年4月26日付Facebook投稿を転載したものです。

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この記事を書いた人

小松裕介のアバター 小松裕介 代表取締役社長CEO

株式会社スーツ 代表取締役社長CEO 小松 裕介

2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、東証スタンダード上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に当社の前身となる株式会社スーツ設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より、総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師登録。2019年6月より、国土交通省PPPサポーター。
2020年10月に大手YouTuberプロダクションの株式会社VAZの代表取締役社長に就任。月次黒字化を実現し、2022年1月に上場会社の子会社化を実現。
2022年12月に、株式会社スーツを新設分割し、当社設立と同時に代表取締役社長CEOに就任。

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