Office365(Microsoft 365)でガントチャートを作成する方法!Microsoftツール別にわかりやすく解説

「今どの作業がどこまで進んでいるんだろう?」

「誰が何を担当しているのかがはっきりしない…」

仕事を進める上で、明確にしておかないと困ることは多いですよね。

プロジェクトを成功に導くには、全体の進捗の正確な把握と、チーム内でのスムーズな情報共有が欠かせません。

中長期的なプロジェクトでは、必要な情報を見える化することが、とくに重要になってきます。

そこで役立つのが、工程管理に適したガントチャートです。

本記事では、Office365ユーザー向けに、Microsoftツールを使ってガントチャートを作成する方法を紹介します。

よりプロジェクト管理をスムーズに進めるためのヒントが見つかるはずですよ。

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目次
チームのタスク状況が分からない。
これに多額のコストが発生していることを知っていますか?

Office365でガントチャートを作成する方法

ガントチャートを作ったことがないと身構えてしまうかもしれませんが、実は意外と手軽に作れます。

なじみ深いツールを使えるので、あまりハードルが高くありません。

Micrisoftユーザーがガントチャートを作成する方法について、さっそく確認していきましょう。

Excelのテンプレートを使用する

「Excelなら仕事で毎日使っている」という人は、かなり多いはずです。

表計算ソフトとして非常に高機能なExcelは、実はガントチャート作成にも大変活用しやすいツール

Microsoftが公式に提供している豊富なテンプレートを活用することで、ガントチャートも手軽に作成できます。

試しに、Microsoftのテンプレートサイトで探してみましょう。

このように、日付管理に特化したもの、複数月に対応したプロジェクト向けのものなど、さまざまなものが用意されていますよ。

ぜひ気になったテンプレートを手に入れて、使ってみてください。

Microsoft Plannerのスケジュール機能を使用する

チームでのタスク管理ツールとして、Microsoft Plannerを使っている人なら、もう準備ができています。

「スケジュール」という表示機能を活用することで、タスクの期間をカレンダー形式で確認可能です。

プラン内の各タスクに設定された開始日と期限(終了日)が、日付をまたぐ帯状のバーとして表示されますよ。

実質的に、簡易的なガントチャートのような役割を果たしてくれます。

タスクやプロジェクトのタイムラインの管理がしやすくなるので、とてもおすすめです。

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ガントチャートとは?

そもそもガントチャートとはどのようなものか、改めて確認しておきましょう。

ガントチャート(Gantt chart)とは、タスクの進行状況を横長のバーで視覚的に示す図表のこと。

1910年代にヘンリー・ガント氏によって考案された、プロジェクトを管理する上で非常に有効な形式です。

縦軸にタスクや担当者、横軸に日付を配置し、各タスクの期間をバーで示します。

スケジュールや進捗、タスクの依存関係や担当者ごとの負荷などを可視化し、計画と実績の比較も可能です。

ガントチャートを活用すれば、中長期の複雑なプロジェクト管理に重要な情報も、一目で確認できますよ。

プロジェクト進行の羅針盤として、ぜひ役立てていきましょう。

ガントチャートを連携できるOffice365のツール

ExcelやMicrosoft Plannerのスケジュール機能だけでは、ものたりなさを感じる場合もあるかもしれません。

Office365と連携し、より高度で本格的なガントチャート機能を利用できる代表的なツールを2つ紹介します。

Microsoft Teams・OneDrive for Business・SharePoint Onlineなど、同じMicrosoftのサービスとの連携も抜群です。

ガントチャートを連携できるOffice365のツール

Microsoft Project

Microsoft Projectは、名前の通りプロジェクト管理に特化して開発されたツールです。

ガントチャートの作成以外にも、大規模で複雑なプロジェクトにも対応できる豊富な機能を備えています。

Microsoft Projectの機能
  • 詳細なタスクスケジューリング
  • リソース割り当てと最適化
  • コスト管理
  • 進捗追跡
  • ポートフォリオ管理

Office365の主要なプランに標準装備ではありませんが、別途ライセンスを購入することで利用可能になりますよ。

Microsoft Teams

Microsoft Teams自体には、直接ガントチャートを作成する機能はありません。

ただし、Teamsの高い拡張性を活用すれば、ガントチャートを作成できます。

Microsoft PlannerやProjectをタブとして追加できるほか、Asana・Wrike・Backlogなどとも簡単に連携可能です。

チャネル内でのガントチャートの表示・編集、タスク更新の通知受信、会話からのタスク作成も実現できますよ。

Teamsに統合することで、情報の一元化と作業効率の向上を図れるのが、大きな魅力です。

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Excelでガントチャートを作成する手順

Microsoft ProjectやMicrosoft Teamsは、非常に優れたツールですが、現在は基本的に有料です。

今回の記事では、Excelのテンプレートを使ってガントチャートを作成する具体的な手順を紹介します。

手順に沿って進めれば、初めての人でも簡単にガントチャートを作成できるはずですよ。

STEP

テンプレートを開く

Excelを起動して、新規作成の画面上部にある検索ボックスで「ガントチャート」を検索しましょう

使用したいテンプレートが見つかったら、プレビュー画面で内容を確認後、「作成」ボタンをクリック。

もしExcelの起動画面で見つからない場合や、より多くの選択肢から選びたい場合は、Webで探します。

Microsoftの公式テンプレートサイトなどから、気に入ったものをダウンロードして使ってください。

STEP

必要項目を入力する

多くのテンプレートでは、あらかじめサンプルデータが入力されていることが多いです。

参考にしながら、自身のプロジェクトの内容に合わせて置き換えることで、実用的にしていきましょう。

一般的に入力が必要となる主な項目は、以下の通りです。

必要項目
  • タスク名(作業内容)
  • 担当者
  • 開始日
  • 終了日(または期間・工数)
  • 進捗率(%)

選択したテンプレートによって異なるので、テンプレート内の説明や項目名を確認しつつ入力してくださいね。

STEP

必要に応じてカスタマイズする

テンプレートは、プロジェクトに合わせてカスタマイズすることで、さらに使いやすくなります。

たとえば、項目の追加・削除や表示機関の調整、フォントや色の変更など、いろいろ試してみましょう。

条件付き書式の設定や祝日設定もおすすめです。

自身のプロジェクトに合った設定をすることで、より効果的な運用ができるように工夫してください。

STEP

メンバーに共有する

ガントチャートが完成したら、プロジェクトメンバーと共有しましょう。

Excelファイルは、OneDriveやTeamsで共有することで、リアルタイムに更新・閲覧が可能になります。

共有時には、しっかりと編集ルールを決めておくと、混乱を防げますよ。

紙で配布する場合は、印刷設定にも配慮してください。

常に最新の状態を保つため、定期的な見直しも忘れずに実施することをおすすめします。

Office365でガントチャートを作るメリット

次に、Office365環境を中心にガントチャートを作成・活用することの具体的なメリットを確認していきましょう。

主なポイントは、以下の3つです。

プロジェクト全体のスケジュールを一目で把握できる

ガントチャート最大のメリットは、プロジェクト全体の進捗を一目で可視化できることです。

Office365のツールを活用すれば、タスクの開始日・終了日・期間・担当者・関連性が視覚的に整理されますよ。

スケジュールの遅延やボトルネックの場所をすぐに把握するためにも、非常に有効です。

必要な調整を迅速に行うことができ、トラブルの早期発見や対処につながります。

チームメンバーとの共有が簡単にできる

クラウドベースであるOffice365なら、作成したガントチャートを簡単に共有できます。

ExcelファイルをOneDriveやSharePointに保存すれば、いつでも最新情報にアクセス可能ですよ。

Microsoft Teamsのチャネルにファイルを追加したり、Plannerのプランを共有したりするのもおすすめ。

活用することで、コミュニケーションを取りながらリアルタイムに進捗を確認できます。

情報の行き違いも少なくなり、生産性の向上につながるはずです。

他のツールと連携しやすい

Office365には、Word・Excelなどの基本ツールに加え、Teams・Planner・SharePointなど多彩なツールがあります。

Microsoftツール同士は、親和性が非常に高く、連携も容易です。

Plannerのタスク管理をTeamsで確認したり、SharePoint上の資料をExcelのガントチャートにリンクしたりできますよ。

Microsoft Project・Asana・Wrikeなどの専門的なガントチャートツールも、Teams経由でスムーズに統合可能です。

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※タスク系のSaaSを導入していても、エクセルでタスクを管理していても、コストはかかります。

「Office365 ガントチャート」についてよくある質問

実際にOffice365のガントチャート導入を検討する際には、いくつか疑問点も出てくるかもしれません。

よく寄せられる質問のQ&Aを見ていきましょう。

Microsoft Teamsでガントチャートを作成するには?

Microsoft Teams単体には、ガントチャート作成機能が標準搭載されていません。

ただし、以下の方法で運用可能です。

Microsoft Teamsでガントチャートを使用する方法
  • TeamsのタブにPlannerを追加し、「スケジュール」ビューを使う(簡易的なガントチャート)
  • Excelで作成したガントチャートをチャネルのファイルタブにアップロード(Teams内で直接閲覧・編集可能)

自身のプロジェクトの規模や必要機能に適した方法を選びましょう。

ガントチャートの欠点は何ですか?

ガントチャートは便利なツールですが、以下のような欠点もあります。

ガントチャートの欠点
  • 詳細なチャート作成や計画変更時の更新には手間がかかる。
  • タスクの粒度が細かすぎるとチャート全体が複雑化し、状況把握が困難になる。
  • 同一担当者が複数タスクを同時に担当するようなリソース競合が見えにくい

ガントチャートの特性を理解した上で、プロジェクトの性質に合わせて活用することが重要です。

ガントチャートを無料で作れるツールは?

Office365ユーザーなら、Excelの無料テンプレートが手軽に活用できます。

Microsoft公式サイトから、多くのテンプレートを無料でダウンロード可能です。

サードパーティ製でも、無料プランで基本的な機能を提供しているツールがあります。

GanttProject・ProjectLibreなどのオープンソースソフトやAsana・Trelloなどのクラウドサービスもおすすめ。

ただし、機能制限や利用人数制限があることも多いため、利用条件の確認が必要です。

【まとめ】Office365でガントチャートを作成する方法

ガントチャートは、プロジェクト全体のスケジュールや進捗を視覚的に把握しやすくなるツールです。

チームでの共有や他ツールとの連携もしやすく、大きなメリットがあります。

Office365では、ExcelのテンプレートやMicrosoft Plannerで、手軽にガントチャートによる進捗管理ができます。

必要に応じて、Microsoft ProjectやAsana、Wrikeなどの外部連携アプリも利用しましょう。

プロジェクトの規模やチームのニーズに応じた本格的な管理も実現できますよ。

自分たちの業務スタイルにあったツールを選び、プロジェクト管理の効率化と成功を目指してくださいね。

チームのタスク管理 / プロジェクト管理でこのようなお悩みはありませんか?

そうなりますよね。私も以前はそうでした。タスク管理ツールを導入しても面倒で使ってくれないし、結局意味なくなる。

じゃあどうしたらいいのか?そこで生まれたのがスーツアップです。

これ、エクセル管理みたいでしょ?そうなんです。手慣れた操作でチームのタスク管理ができるんです!

見た目がエクセルだからといって侮るなかれ。エクセルみたいに入力するだけで、こんなことも

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エクセル感覚でみんなでタスク管理。
まずは以下よりお試しいただき、どれだけ簡単か体験してみてください。

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この記事を書いた人

小松裕介のアバター 小松裕介 代表取締役社長CEO

株式会社スーツ 代表取締役社長CEO 小松 裕介

2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、東証スタンダード上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に当社の前身となる株式会社スーツ設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より、総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師登録。2019年6月より、国土交通省PPPサポーター。
2020年10月に大手YouTuberプロダクションの株式会社VAZの代表取締役社長に就任。月次黒字化を実現し、2022年1月に上場会社の子会社化を実現。
2022年12月に、株式会社スーツを新設分割し、当社設立と同時に代表取締役社長CEOに就任。

2025年5月に、『1+1が10になる組織のつくりかた チームのタスク管理による生産性向上』を出版。

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