経理のタスク管理のひな型とは?無料のテンプレートで業務の標準化!

経理のタスク管理の無料のひな型(テンプレート)のおすすめをご紹介します!
タスクのひな型があれば、誰でも簡単に業務を実行できます。
これからの経理部に、タスクのひな型を用いた業務の標準化は欠かせません。
でも自分の会社や部署専用のタスクのひな型をプロに作成してもらったら、莫大な費用や手間がかかってしまいます。
そこで本記事では気軽かつコストを抑えて業務の標準化ができる、経理のタスク管理のひな型を紹介します。
本記事では、経理のタスク(経理業務)とは何か、経理のタスク管理のよくある課題、エクセルで経理のタスクを作るときのポイントについて解説します。
また、経理のタスクひな型があらかじめセットされている「スーツアップ」、そして、経理のタスクひな型の紹介について詳しく解説していきます。
- 経理のタスク(経理業務)とは何か
- 経理のタスク管理のよくある課題
- エクセルで経理のタスク管理を作るときのポイント
- 経理のタスクひな型なら「スーツアップ」がおすすめ
- 経理のタスクひな型の紹介
経理のタスク(経理業務)とは?
タスクのひな型は業務の効率化を図る手段として効果的です。
ただし、タスクのひな型を紹介する前に、そもそも経理の業務内容について理解をしなければなりません。
また、中小企業やスタートアップなどの小規模組織の場合、部署名は経理部となっているものの、財務、人事労務、総務や法務などの業務を行っていることもあります。
そのため、まずは、一般的な経理業務と、経理部が任せられているその他の業務について、しっかりと理解しましょう。
会計の種類
会社には3つの種類の会計があります。
これら3つの会計は、全て経理部が作成することもありますが、経営企画室や外部の会計事務所が作成している場合もあります。
- 財務会計
- 税務会計
- 管理会計
1. 財務会計
財務会計は、会社の財務諸表を作成し、経営成績と財政状態を開示する会計です。
財務会計は、株主、投資家や金融機関など外部向けに作成されます。
2. 税務会計
税務会計は、税法に基づいて行う会計処理で、税務申告のために作成する会計です。
税務会計は、法人税や所得税などの税金計算を目的に税務署向けに作成されます。
経理部で作成できない場合は、会計事務所が作成することも多いです。
3. 管理会計
管理会計は、企業価値の向上を行うための会計で、コスト管理や予算管理に役立つ会計です。
管理会計は、経営者やマネージャーが業績管理や意思決定に活用するための内部向けに作成されます。
管理会計を実施している会社は大企業であることが多いです。
そのため、経営企画室がある場合は、経理部ではなく、経営企画室が作成しています。
一般的な経理業務
経理は、正確な決算書(財務諸表)を作成するために、日々の入出金や記帳など、会社のお金の動きを管理する役割を担っています。
正しい決算書がなければ、経営者は、自分の会社の状況を把握することができず、適切な経営判断を下すことができません。
また、経理と似ている業務に財務があります。財務は、金融機関からの融資や投資家からの資金調達、M&Aなどお金に関する業務になります。
経理が「過去」のお金を扱うのに対して、財務は「未来」のお金を扱っており、業務内容が異なっていることも理解しましょう。
経理業務には、以下のような業務内容があります。
- 日次、週次、月次決算に関する経理業務
- 四半期決算や年次決算に関する経理業務
- 税務対応などその他経理業務
1. 日次、週次、月次決算に関する経理業務
経理業務は、1年間の決算期というサイクルの中で業務を行います。
そのため日次、週次、月次と、期間ごとに行うべき経理業務があるのです。
現金や銀行口座の入出金確認、売掛金の入金確認や買掛金の支払い対応、領収書や請求書の発行や経費精算があります。
それ以外にも税金や社会保険料の納付、日々の起票や記帳、そして、月次決算書の作成といった業務があります。
2. 四半期決算や年次決算に関する経理業務
経理業務では、四半期決算や年次決算のように、区切りのタイミングで行う業務があります。
減価償却費の計上、売上原価の算定や未払費用の計上など決算整理仕訳の入力があります。
決算整理仕訳とは、決算書作成の前に行う会計処理で、収益と費用の期間対応を正確にし、貸借対照表と損益計算書を正しく表示するための仕訳作業です。
3. 税務対応などその他経理業務
経理業務には、総務、法務、人事労務や税務など経理に関する周辺の業務も含まれます。
株主総会の資料作成、賞与計算・支払い、年末調整、法人税や消費税など各種税の申告・納税があります。
それ以外にも給与支払報告書、償却資産申告書、法定調書など各種書類の提出があります。
中小企業やスタートアップなどの小規模組織の経理業務
中小企業やスタートアップなどの小規模組織の場合は、経理部はその他の管理部門の仕事も担当しています。
具体的には、経理以外にも、財務、総務、法務、人事労務や税務などを担当している場合が多いです。
- 資金調達やM&Aなど財務の業務が含まれる場合
- 給与計算など人事・労務の業務が含まれる場合
- 株主総会対応など法務の業務が含まれる場合
1. 資金調達やM&Aなど財務の業務が含まれる場合
財務は、金融機関からの融資や投資家からの資金調達、M&Aなどお金に関する業務です。
中小企業は、金融機関からの融資の場合に、経理部が金融機関から求められる資料の作成を行います。
また、スタートアップは、ベンチャーキャピタル(VC)などの投資家から投資を受ける場合に、経理部が投資家から求められる資料の作成を行います。
これらの資料は、収益シミュレーション、資本政策や事業計画などです。
2. 給与計算など人事・労務の業務が含まれる場合
人事・労務は、採用活動、給与計算、社会保険手続き、就業規則管理、勤怠管理など、社員の労務管理に関する業務です。
中小企業やスタートアップでは、社会保険労務士事務所と連携しながら、経理部が給与計算や規程管理などを行います。
また、最近では、人材採用もアウトソーシングすることも多くなっています。
経理部がRPO(採用代行)の窓口となって、委託先が母集団形成や面接代行、採用コスト削減などを実現し、採用効率化と人材確保をサポートしています。
3. 株主総会対応など法務の業務が含まれる場合
法務は、契約書作成・リーガルチェック、登記、訴訟、知的財産管理や株主総会対応など、会社の法務全般に関する業務です。
中小企業やスタートアップでは、司法書士事務所、弁護士事務所や特許事務所と連携しながら、経理部が法務の実務を行います。
経理のタスク管理のよくある課題
経理のタスク管理は、沢山の種類の経理業務に対応しなければなりません。
ここでは特によくある3つの課題を紹介します。
経理業務が一つの会計ソフトで完結しない
経理のタスク管理のよくある課題は、会計ソフトだけでは、業務が完結しないことです。
そのため、多くの会社では、エクセルで経理のタスク管理を行って、月次決算、四半期決算、そして、年次決算とそれぞれのタイミングで行う業務一覧表を作成します。
経理業務が会社によって異なる
経理のタスク管理のよくある課題は、経理業務が会社によって異なることです。
経理部といっても、各社によって業務は全く異なります。
経理だけではなく、その他の管理部門の業務を担当していることもあります。
経理業務はチームで行う
経理のタスク管理のよくある課題は、経理業務は一人で行うのではなく複数のメンバーで実行するということです。
そのため、経理のタスク管理のチームには、会計事務所や社会保険労務士事務所などの外部専門家も含まれます。
To Do管理のように、一人だけで経理のタスク管理ができればいいというわけではありません。
エクセルで経理のタスク管理を作るときのポイント
エクセルを使って経理のタスク管理を作成する際には、いくつかのポイントに注意することで作業効率を大幅に向上させることができます。
事前に入れたい項目を整理しておく
経理のタスク管理を作成する前に、管理したい項目を整理しておくことが重要です。
例えば、大項目・中項目、タスク名、業務内容、責任者、担当者、期限など、必要な情報を決めておくことで、あとから追加する手間が省けます。
また、何を重視するかを明確にすることで、表の見やすさや使い勝手が向上します。
共同編集ができるようにしておく
複数のメンバーで経理のタスク管理を行う場合は、エクセルの「共同編集」機能を活用しましょう。
クラウドにファイルを保存することで、誰でもリアルタイムでデータを確認・編集できる環境を整えることができます。
特に複数の人が同時に作業を行うケースでは、データの整合性が保たれやすくなります。
OneDriveやGoogle Driveといったクラウドストレージを利用するのがおすすめです。
社内で言葉を統一しておく
経理のタスク管理を効率的に進めるためには、社内で使用する言葉や表現を統一しておくことが大切です。
大項目・中項目、タスク名や業務内容などのキーワードを統一することで、データが混乱しにくくなり、スムーズな経理のタスク管理が可能になります。
エクセルで経理のタスク管理を作るときの作り方
エクセルを使った経理のタスク管理の作成方法を解説します。
業務一覧表を作成して、グループ分け(グルーピング)を繰り返して、チームのメンバーが誰でも簡単に把握できるようにします。
新しいエクセルシートを開き、上部に項目名を入力します。
例えば、大項目・中項目、タスク名、業務内容、重要度、責任者、担当者、期限などです。
必要に応じて、緊急度、進捗度、始期や備考なども入力可能です。
業務一覧表に経理のタスクの入力します。
具体的には、日次、週次、月次、四半期、年次とありとあらゆる経理のタスクを入力します。
ここでは、経理部にある、経理のタスクを網羅して入力することです。
ポイントは、今やっていないとしても、本来はやったほうがいいタスクについても書き出すことです。
入力した経理のタスクを、大項目・中項目ごとにグループ分けします。
また繰り返し行うタスクは定型タスクとします。
繰り返し行う定型タスクと、1回だけ行う非定型タスクにグループ分けしましょう。
経理のタスクひな型なら「スーツアップ」がおすすめ

もしエクセルで経理のタスク管理を1から作るのが面倒だと感じる場合、テンプレートが既に用意されているツールを使うのがおすすめです。
経営支援クラウド「スーツアップ」はそのようなツールの一つで、あらかじめ用意された経理のタスクの無料のテンプレートがあり、初心者でも簡単に使い始めることができます。
カスタマイズの必要が少なく、時間を節約できるのが大きな魅力です。
スーツアップのメリット
- 経理のタスクのひな型はもちろん、初心者でもすぐに使える無料テンプレートが多数揃っています。
そのため、専門知識がなくても導入可能です。 - 各種設定があらかじめ組み込まれているため、エクセルの複雑な操作を覚える必要がありません。
- カスタマイズも可能で、自社の業務に合わせた経理のタスク管理を簡単に作成できます。
スーツアップはこんな人におすすめ
- エクセルでの経理のタスク管理を簡単に始めたい人
- 経理のタスク設定に自信がない人
- 初期投資を抑えつつ効率的な経理のタスク管理を目指したい人
経理のタスク管理のおすすめ無料テンプレート
スーツアップにはあらかじめ経理のタスク管理に便利な無料テンプレートが豊富に揃っています。
ここでは特に役立つ日次、週次、月次、四半期及び年次の経理のタスクのテンプレートを紹介します。
また、中小企業やスタートアップでは、経理部はその他の管理部門の仕事も担当しています。
そこで、ここでは財務、人事・労務、そして、法務のタスクの雛型について紹介します。
日次の経理のタスクのひな型

日次の経理のタスクのひな型には、現金管理、領収書管理、銀行取引管理、仕訳・会計処理、売上管理、仕入・外注管理、経費処理などがあります。
日次の経理のタスクを記載しておくだけで、毎日の経理業務が簡単に実行することができます。
週次の経理のタスクのひな型

週次の経理のタスクのひな型には、売掛金管理、買掛金管理、請求業務、在庫、経費精算、帳簿照合や報告資料作成などがあります。
週次の経理のタスクを洗い出しておくことで、週に一度の経理業務も忘れずに実行することができます。
月次の経理のタスクのひな型

月次の経理のタスクのひな型には、月次業務、資金繰り管理、給与計算、税務対応、社会保険、棚卸資産管理、固定資産管理などがあります。
月次の経理のタスクをあらかじめ設定しておくことで、月に一度の経理業務もスムーズに実行することができます。
四半期の経理のタスクのひな型

四半期の経理のタスクのひな型には、消費税(中間申告が年3回の場合)、財務分析、法人税(第2四半期)、資金計画などがあります。
四半期の経理のタスクの見える化ができていることで、抜け漏れなくタスクを実行することができます。
年次の経理のタスクのひな型

年次の経理のタスクのひな型には、決算業務、税務申告、株主総会対応、償却資産税、固定資産税、年末調整、法定調書、年次業務、自動車税などがあります。
年次の経理のタスクを用意しておくことで、知識や経験が不足している新人でも安定的な業務遂行ができます。
経理以外のタスクのひな型
スーツアップには、公認会計士や弁護士などの専門家とAIが制作したタスクの無料テンプレートが豊富にあります。
ここでは、経理、人事・労務、そして、法務のタスクひな型について紹介します。
財務のタスクひな型
財務のタスクのひな型には、売掛金の早期回収や買掛金の支払いサイトの長期化など資金繰りの改善から、金融機関からの融資や投資家からの資金調達などがあります。
大企業の以外の経理部では、財務を担当することも多く、タスクのひな型を使うことで効率的に業務を実行できます。
人事・労務のタスクひな型
人事・労務のタスクのひな型には、スタートアップの就業規則の作成から改定、等級・賃金・評価制度の制定、安全衛生管理体制の構築、労務関連手続き、人材採用、人材育成などがあります。
大企業の以外の経理部では、人事・労務を担当することも多く、タスクのひな型を使うことでスムーズに業務を遂行できます。
法務のタスクひな型
法務のタスクのひな型には、契約書に関するタスクひな型と、取締役会、監査役会及び株主総会に関する開催手続きのひな型があります。
経理部ですが、法務の担当している場合は、タスクのひな型を使うことで弁護士費用を抑制することができます。
まとめ
経理のタスク管理は、経理部の業務の効率化に役立ちます。
特に、経理のタスクひな型を活用することで、業務の標準化によって、業務の効率化が可能になります。
一方で、経理のタスク管理を簡単に行いたい場合には、エクセルではなく、専用ツールの導入を検討するのも良いでしょう。
特に「スーツアップ」などの経理のタスクの無料テンプレートが用意されているツールは、初心者にも扱いやすく、スムーズに経理のタスク管理を始められる点が魅力です。
目的に合ったツールを活用することで、経理のタスク管理の効率化を期待できるでしょう。
チームのタスク管理 / プロジェクト管理でこのようなお悩みはありませんか?

そうなりますよね。私も以前はそうでした。タスク管理ツールを導入しても面倒で使ってくれないし、結局意味なくなる。

じゃあどうしたらいいのか?そこで生まれたのがスーツアップです。

これ、エクセル管理みたいでしょ?そうなんです。手慣れた操作でチームのタスク管理ができるんです!

見た目がエクセルだからといって侮るなかれ。エクセルみたいに入力するだけで、こんなことも

こんなことも

こんなことまでできちゃうんです。

エクセル感覚でみんなでタスク管理。
まずは以下よりお試しいただき、どれだけ簡単か体験してみてください。