経営のタスク管理のひな型とは?業務効率が上がる無料ひな型テンプレート!

中小・中堅企業やスタートアップの経営者に向けて、経営のタスク管理の無料のひな型(テンプレート)のおすすめをご紹介します!
会社経営は難しいものとお考えではありませんか。
たしかに専門的に会社経営を勉強して、MBA(経営学修士)を取得する経営者もいるぐらい会社経営は難しい。
しかし、会社経営にはセオリーがあります。
まずは経営者の仕事について学び、経営者が行うべき標準的なタスクを知りましょう。
そこで本記事では、無料で使える、業務の標準化ができる経営のタスク管理のひな型を紹介します。
経営者のタスクとは何か、経営のタスク管理の課題、エクセルで経営のタスク管理を行う際のポイント、経営のタスクひな型がある「スーツアップ」、そして、経営のタスクひな型の紹介について説明します。
- 経営者のタスクとは何か
- 経営のタスク管理のよくある課題
- エクセルで経営のタスク管理を作るときのポイント
- 経営のタスクひな型なら「スーツアップ」がおすすめ
- 経家のタスクひな型の紹介
経営者のタスクとは?
まずは経営者が行うべきタスク(業務内容)について学びましょう。
中小・中堅企業やスタートアップなどの未上場企業の場合、創業者である経営者が大株主であることも多いです。
経営者兼大株主のことを「オーナー経営者」といいます。
オーナー経営者は、単なる経営者としてではなく、株主として、その他の経営幹部とコミュニケーションをしています。
オーナー経営者のタスクは、経営者と株主の役割の混同しているため、分かりづらくなってしまっています。
そこで、まずは、本来あるべき、経営者の一般的な役割とタスクについて、しっかりと理解しましょう。
経営者の仕事
経営者の仕事は、リーダーシップとマネジメントと、大きく2つの種類があります。
このリーダーシップとマネジメントを駆使して、経営成績を上げて、企業価値・株主価値の向上をしていかねばなりません。
なお、成長ステージによって、リーダーシップとマネジメントの重要性が変わります。
- リーダーシップ
- マネジメント
1. リーダーシップ
経営者には強いリーダーシップが求められます。
具体的には、夢やビジョンを描き、ビジネスモデルを創り、PR活動・営業活動をして、仲間とお金など新たな経営資源の獲得をします。
スタートアップだとよく「ゼロイチ(「0→1」の略)」と言われます。
経営者が、リーダーシップを発揮して、お客様の課題解決をしたいと一歩を歩み始めることで会社が組織になります。
2. マネジメント
経営者には手元にある経営資源を効率よく運営するマネジメントも求められます。
具体的には、社員、組織、資金の流れや業務を管理します。
一般的な経営者の仕事
経営者は、株主から委任されて、その会社の経営を任せられています。
経営者は、全ての株主のために、経営成績を向上させて、企業価値と株主価値を向上する役割を担っています。
経営者は、リーダーシップとマネジメントの2つを駆使して、より良い会社にするために業務遂行しなければなりません。
リーダーシップが「未来」を扱うのに対して、マネジメントは「現在」を扱っており、業務内容が異なっていることも理解しましょう。
経営者の仕事には、具体的には、以下のような業務内容があります。
- 経営戦略の立案
- 戦略の実行
- モニタリング
1. 経営戦略の立案
経営戦略は、経営者のリーダーシップの代表例です。
経営者の頭の中にある、会社が進むべき方向を戦略として落とし込みます。
戦略より上の概念である会社のあるべき姿として、経営理念、ビジョン(数値目標)、ブランドスローガンや行動指針があります。
経営戦略には、全社戦略として事業ドメインや事業ポートフォリオ、事業戦略、機能別戦略としてマーケティング戦略、営業戦略、オペレーション戦略、財務戦略、人事戦略やサプライチェーン・マネジメントなどがあります。
2. 戦略の実行
戦略の実行は、経営者のマネジメントの代表例です。
経営者は、会社にある経営資源を活かして、効率よく経営戦略を実行します。
戦略の実行のために、マネジメントチームの構築、組織の構築、コミュニケーションの整備や事業計画の策定などがあります。
「仕組み化」を通じて、経営資源を無駄なく効率的に活用することで、より良い会社にすることができます。
3. モニタリング
モニタリングは、経営者のマネジメントの一つです。
経営者は、戦略の実行の状況を把握するために、マネジメントシステムの構築を行います。
マネジメントシステムは、目標を達成するために組織を適切に管理する制度や仕組みのことです。
売上や利益目標の管理、予実管理やKPI(Key Performance Indicatorの略で、重要業績評価指標のこと)管理などがあります。
中小企業やスタートアップなどの小規模組織の経営者の仕事
中小企業やスタートアップなどの小規模組織の場合は、人がおらず役割分担ができません。
そのため、経営者は会社に関するあらゆる業務を行わなければなりません。
具体的には、経営以外にも、現場の業務、営業活動や管理業務なども担当しています。
- 事業の現場の業務が含まれる場合
- 営業やマーケティングなど営業活動が含まれる場合
- 経理、財務や法務など管理業務が含まれる場合
1. 事業の現場の業務が含まれる場合
中小企業の経営者はプレイングマネージャーです。
管理者であると同時に現場のプレイヤーであることも多いわけです。
経営者は、経営のタスクだけではなく、お客様に商品・サービスを提供するための現場の業務も行います。
むしろ会社の規模によっては、経営のタスクよりも、現場の業務を行うことに大半の時間を割いている経営者もいます。
2. 営業やマーケティングなど営業活動が含まれる場合
経営者による「トップ営業」は売上を増やす有効な手段です。
会社経営が下手でも、売上が上がっていれば会社はつぶれることはありません。
経営者は、経営のタスクだけはなく、営業やマーケティングなど営業活動も行います。
中小企業やスタートアップでは、営業部やマーケティング部が脆弱な場合もあります。
そのため、経営者自らが営業活動を行います。
3. 経理、財務や法務など管理業務が含まれる場合
ラインとスタッフという考え方を知っていますか?
ラインは売上と経費に責任を持つスタッフ、スタッフは経費のみに責任を持つスタッフです。
会社経営では、スタッフ部門を極小に、売上が増えるチャンスのあるラインを増やすことが大事です。
経営者は、経営のタスクだけではなく、経理、財務や法務など管理業務も行います。
中小企業やスタートアップでは、管理部門が脆弱な場合もあります。
そのため、経営者自らが、会計事務所、社会保険労務士事務所や弁護士事務所と連携しながら、管理業務を行います。
経営のタスク管理のよくある課題
経営のタスク管理は、会社を運営していく上で発生する全ての業務に対応しなければなりません。
ここでは特によくある3つの課題を紹介します。
CXOを配置できない
経営のタスク管理のよくある課題は、マネジメントチームが脆弱でCXOを配置できないことです。
経営のタスクは専門性が高いです。
しかし、小規模な会社だと、コストの観点から、マネジメントチームを構築できない問題があります。
CXO(Chief XX Officer)とは、マネジメントチームのメンバーを指す用語です。
・CEO(Chief Executive Officer) 最高経営責任者
・COO(Chief Operating Officer) 最高執行責任者
・CFO(Chief Financial Officer) 最高財務責任者
・CMO(Chief Merketing Officer) 最高マーケティング責任者
・CTO(Chief Technology Officer) 最高技術責任者
会社の事業によって異なる
経営のタスク管理のよくある課題は、業務内容が会社によって異なることです。
経営者のタスクといっても、会社の事業内容によって全く違いますから、各社によって業務は異なります。
特に経営者のタスクに、現場の業務が含まれる場合は業種業態によって全く異なります。
経営はチームで行う
経営のタスク管理のよくある課題は、会社経営は一人で行うのではなくマネジメントチームで実行するということです。
近年は、経営に関する論点が高度化しています。
経営のタスク管理のチームには、外部の経営顧問、会計事務所や弁護士事務所などの外部専門家も含まれます。
To Do管理のように、一人だけで経営のタスク管理ができればいいというわけではありません。
エクセルで経営のタスク管理を作るときのポイント
エクセルを使って経営のタスク管理を作成する際には、いくつかのポイントに注意することで作業効率を大幅に向上させることができます。
事前に入れたい項目を整理しておく
経営のタスク管理を作成する前に、管理したい項目を整理しておくことが重要です。
例えば、大項目・中項目、タスク名、業務内容、責任者、担当者、期限など、必要な情報を決めておくことで、あとから追加する手間が省けます。
また、何を重視するかを明確にすることで、表の見やすさや使い勝手が向上します。
共同編集ができるようにしておく
複数のメンバーで経営のタスク管理を行う場合は、エクセルの「共同編集」機能を活用しましょう。
クラウドにファイルを保存することで、誰でもリアルタイムでデータを確認・編集できる環境を整えることができます。
特に複数の人が同時に作業を行うケースでは、データの整合性が保たれやすくなります。
OneDriveやGoogle Driveといったクラウドストレージを利用するのがおすすめです。
社内で言葉を統一しておく
経営のタスク管理を効率的に進めるためには、社内で使用する言葉や表現を統一しておくことが大切です。
大項目・中項目、タスク名や業務内容などのキーワードを統一することで、データが混乱しにくくなり、スムーズな経理のタスク管理が可能になります。
エクセルで経営のタスク管理を作るときの作り方
エクセルを使った経営のタスク管理の作成方法を解説します。
業務一覧表を作成して、グループ分け(グルーピング)を繰り返して、チームのメンバーが誰でも簡単に把握できるようにします。
新しいエクセルシートを開き、上部に項目名を入力します。
例えば、大項目・中項目、タスク名、業務内容、重要度、責任者、担当者、期限などです。
必要に応じて、緊急度、進捗度、始期や備考なども入力可能です。
業務一覧表に経営のタスクの入力します。
具体的には、日次、週次、月次、四半期、年次とありとあらゆる経営のタスクを入力します。
ここでは、経営者が行うべき、経営のタスクを網羅して入力することです。
ポイントは、今やっていないとしても、本来はやったほうがいいタスクについても書き出すことです。
入力した経営のタスクを、大項目・中項目ごとにグループ分けします。
また繰り返し行うタスクは定型タスクとします。
繰り返し行う定型タスクと、1回だけ行う非定型タスクにグループ分けしましょう。
経営のタスクひな型なら「スーツアップ」がおすすめ

もしエクセルで経営のタスク管理を1から作るのが面倒だと感じる場合、テンプレートが既に用意されているツールを使うのがおすすめです。
経営支援クラウド「スーツアップ」はそのようなツールの一つで、あらかじめ用意された経営のタスクの無料のテンプレートがあり、初心者でも簡単に使い始めることができます。
カスタマイズの必要が少なく、時間を節約できるのが大きな魅力です。
スーツアップのメリット
- 経営のタスクのひな型はもちろん、初心者でもすぐに使える無料テンプレートが多数揃っています。
そのため、専門知識がなくても導入可能です。 - 各種設定があらかじめ組み込まれているため、エクセルの複雑な操作を覚える必要がありません。
- カスタマイズも可能で、自社の業務に合わせた経営のタスク管理を簡単に作成できます。
スーツアップはこんな人におすすめ
- エクセルでの経営のタスク管理を簡単に始めたい人
- 経営のタスク設定に自信がない人
- 初期投資を抑えつつ効率的な経営のタスク管理を目指したい人
経営のタスク管理のおすすめ無料テンプレート
スーツアップにはあらかじめ経営のタスク管理に便利な無料テンプレートが豊富に揃っています。
ここでは経営戦略、マネジメントチームの構築、組織・人事、事業計画、業績管理及びコミュニケーションの経営のタスクのテンプレートを紹介します。
経営戦略のタスクのひな型

経営戦略のタスクのひな型には、全社戦略、事業戦略及び機能別戦略などがあります。
全社戦略には、事業ドメインと事業ポートフォリオがあります。
また、機能別戦略には、マーケティング戦略、営業戦略、オペレーション戦略、人事戦略や財務戦略などがあります。
マネジメントチーム構築のタスクのひな型

マネジメントチーム構築のタスクのひな型には、CEO、COO、CFO、CMOやCTOなどCXOの選任があります。
マネジメントチームの構築のタスクを把握しておけば、会社経営をチームで行うことができます。
組織・人事のタスクのひな型

会社経営において組織・人事は極めて重要です。
経営者によっては「人」が一番重要という人もいるぐらいです。
組織・人事のタスクのひな型には、人材育成、人事制度設計、人事評価や採用活動などがあります。
組織・人事のタスクがあれば、会社経営の根幹である「人」を強化することができます。
事業計画のタスクのひな型

事業計画のタスクのひな型には、年度計画策定、事業戦略策定、計画改善や計画実行などがあります。
「経営は実行」という格言があるぐらい、会社経営では事業計画を実現することが重要です。
事業計画のタスクのひな型は実行をサポートします。
業績管理のタスクのひな型

業績管理のタスクのひな型には、KPI設定、原因分析・改善、業績モニタリングや業績報告会など経営モニタリングに関するタスクがあります。
業績管理のタスクを用意しておくことで、マネジメントサイクルをまわすことができます。
コミュニケーションのタスクのひな型

コミュニケーションのタスクのひな型には、IR活動、広報活動、地域社会との連携、渉外活動や情報発信など対外コミュニケーションに関するタスクがあります。
経営者は、リーダーシップを発揮して、会社を取り巻く全てのステークホルダー(利害関係人)との関係改善を図らねばなりません。
コミュニケーションのタスクひな型があれば、お客様、株主、社員、協力会社や地域社会など全てのステークホルダーに対して、PRを行うことができます。
まとめ
このように経営のタスク管理は、必ずしも全てに専門性が求められるものではなく、業務の効率化ができます。
お客様、社員や投資家とのコミュニケーションなど、より具体的な業務に時間を充てるためにも、経営のタスク管理の効率化をしましょう。
経営のタスクひな型を活用することで、業務の標準化ができ、ひいては業務の効率化が可能になります。
経営のタスク管理を簡単に行いたい場合には、エクセル以外にも専用ツールの導入を検討しましょう。
経営のタスクの無料テンプレートが用意されている経営支援クラウド「スーツアップ」のようなツールは、効率よく経営のサポートを実現してくれます。
チームのタスク管理 / プロジェクト管理でこのようなお悩みはありませんか?

そうなりますよね。私も以前はそうでした。タスク管理ツールを導入しても面倒で使ってくれないし、結局意味なくなる。

じゃあどうしたらいいのか?そこで生まれたのがスーツアップです。

これ、エクセル管理みたいでしょ?そうなんです。手慣れた操作でチームのタスク管理ができるんです!

見た目がエクセルだからといって侮るなかれ。エクセルみたいに入力するだけで、こんなことも

こんなことも

こんなことまでできちゃうんです。

エクセル感覚でみんなでタスク管理。
まずは以下よりお試しいただき、どれだけ簡単か体験してみてください。