タスク管理ができない人の特徴は?改善方法も紹介

締め切りを忘れる、やることが多すぎて頭が真っ白になる、メモは作るのに続かない——「自分はタスク管理が苦手だ」と感じるのは、意志が弱いからではありません。
多くの場合、原因は“やり方”が自分に合っていないだけです。
この記事では、タスク管理が苦手な人に共通する特徴と原因を整理したうえで、今日から試せる7つの対処法を「効果と手軽さの優先度順」で解説します。
さらに、一人で頑張って管理するのをやめて「チームで見える化する」という現実的な選択肢まで、タスク管理ツールを開発・運営する立場から具体的にお伝えします。
そもそもの前提を確認したい場合はタスク管理とは何かを基本から解説した記事もあわせてご覧ください。
結論:タスク管理は「意志」ではなく「仕組み」で克服できる

最初に結論をお伝えします。
タスク管理が苦手な人に必要なのは、根性でも記憶力でもなく、自分の外に「やることを預ける仕組み」を作ることです。
頭の中だけで管理しようとするから、あふれて苦手に感じるのです。
苦手を克服する3つの基本原則
この記事で紹介する7つの対処法は、突き詰めると次の3つの原則に集約されます。
逆に言えば、この3つさえ仕組みにできれば、あとは自分に合うやり方を少しずつ足していくだけです。
① 外に出す:頭の中のタスクを全部メモやアプリに書き出し、記憶で管理するのをやめる。
② 順番を決める:緊急度と重要度で「今日やる3つ」を決め、それ以外は後回しでよいと割り切る。
③ 小さく割る:重いタスクを「15分で終わる大きさ」まで割り、着手のハードルを下げる。
優先度つき対処の早見表

→ 表は横にスクロールできます
| 優先度 | 対処法 | こんな人に効く |
|---|---|---|
| ★★★ | ① 全部書き出す | 頭がいっぱいで何から手をつけるか分からない |
| ★★★ | ② 緊急度×重要度で順番を決める | やることは出せるが順番で固まる |
| ★★★ | ③ 15分の大きさに割る | 重い仕事をつい後回しにする |
| ★★☆ | ④ 今やる1つに絞る | 気が散って中途半端になる |
| ★★☆ | ⑤ 毎朝5分の棚卸し | メモを作っても三日坊主で終わる |
| ★★☆ | ⑥ 通知・リマインドに任せる | 期限をうっかり忘れる・抜け漏れが多い |
| ★★☆ | ⑦ 見える化して共有する | 仕事が自分だけで完結しない |
それぞれの具体的なやり方は「苦手でも回る7つの対処法」の章で手順つきに解説します。
まずは、なぜ自分がタスク管理を苦手に感じるのか——その正体から見ていきましょう。
タスク管理が苦手な人に共通する4つの特徴

「自分はだらしないから」と性格のせいにする必要はありません。
タスク管理が苦手な人の行動には共通点があり、それは裏を返せば「変えられるクセ」です。
まずは自分がどのタイプに近いかをチェックしてみてください。
①「頭の中」でタスクを管理しようとする
やることを紙やアプリに書き出さず、頭の中だけで覚えておこうとする人は、タスクが増えた瞬間に破綻します。
人が一度に意識していられる情報の数はごくわずかで、抱えるタスクが多くなるほど「何か忘れている気がする」という不安に集中力を奪われてしまいます。
厄介なのは、頭の中のタスクは「量」が見えないことです。
実際に書き出すと10個以上あって驚く、というのはよくある話で、見えないまま抱えているから漠然と苦しくなります。
この特徴に心当たりがあるなら、対処法①の「書き出し」が効きます。
また、頭の中で管理していると「思い出す」こと自体に労力がかかります。
ふとした瞬間に「そういえばあれをやらなきゃ」と何度も同じことを思い出しては忘れる、という状態は、それだけで疲れます。
書き出して外に預けてしまえば、脳は「覚えておく」仕事から解放され、目の前の作業に集中できるようになります。
② 全部を同じ重さで抱えてしまう
目の前に来たタスクを片っ端から気にしてしまい、「どれも大事に見えて選べない」状態です。
結果として、緊急だけれど重要でない用事に時間を溶かし、本当に大事な仕事が後回しになります。
頼まれごとを断れない人にもよく見られます。
このタイプは段取りの組み方と段取り上手になる手順が参考になります。
段取りとは、まさに「やる順番を先に決めておく」技術だからです。
対処法②の優先順位づけが突破口になります。
③ 完璧主義で「後でまとめてやろう」とする
「どうせやるなら集中してきちんとやりたい」という気持ちが強く、少しの空き時間では手をつけません。
ところが“まとまった時間”はなかなか訪れず、タスクは大きく重くなり、ますます着手できなくなる悪循環に陥ります。
まじめで責任感が強い人ほど、この罠にはまりがちです。
完璧主義そのものは長所ですが、着手を妨げる方向に働くと苦しくなります。
タスク管理がめんどくさいと感じるときの対処法でも触れられているように、「やる気が出ないから動けない」のではなく「大きすぎて動けない」ことが多いのです。
対処法③の「小さく割る」が特効薬になります。
④ 気が散りやすく複数を同時に進めようとする
一つの作業をしている最中に別のタスクが気になり、そちらに手を出す。
また戻る——この行き来を繰り返すと、注意の切り替えだけで時間と集中力を消耗します。
本人は忙しく動いているのに、完了するタスクは意外と少ない、という状態になりがちです。
あるあるチェック:メールを見たついでに別の作業を始めてしまう/会議中に他のタスクが気になる/1日の終わりに「何が終わったか分からない」と感じる。
→ 2つ以上当てはまるなら、対処法④「今やる1つに絞る」が効きます。
なぜタスク管理が苦手なのか?3つの原因

タスク管理が苦手なのは、能力や性格の問題ではなく、次の3つの“構造的な原因”に集約できます。
どれも、やり方を変えれば解消できるものです。

原因①:タスクが「見えていない」
最大の原因は、タスクが可視化されていないことです。
頭の中や、あちこちのメール・チャット・付箋に散らばっていて、全体像が一覧になっていない。
すると「今どれだけ抱えているのか」「次に何をやるべきか」が判断できず、常に追われている感覚だけが残ります。
これは意志の問題ではなく、情報が構造化されていないという環境の問題です。
だからこそ、まず「書き出して見える状態にする」だけで大きく改善します。
タスクの見える化の具体的なやり方はタスクの見える化のやり方でも解説しています。
原因②:優先順位を決める基準がない
2つ目の原因は、優先順位を判断する基準を持っていないことです。
基準がないと、声の大きい依頼や締め切りの近いものに反応するだけの“もぐら叩き”になり、重要な仕事が進みません。
「忙しいのに成果が出ない」と感じるとき、この原因が隠れていることが多いです。
解決策はシンプルで、「緊急度」と「重要度」という共通のものさしを持つことです。
この2軸があれば、迷ったときに機械的に順番を決められます。
対処法②で具体的な手順を紹介します。
原因③:自分に合わない方法を続けている
3つ目は、自分の性格や仕事に合わない方法を無理に続けていることです。
多機能なアプリを使いこなそうとして挫折したり、手帳に細かく書く方式が面倒で続かなかったり。
方法が重すぎると、管理そのものが新たな“やること”になって負担が増えます。
シンプルなタスク管理のやり方でも触れているように、苦手な人ほど「機能が少なく、迷わず使えるやり方」を選ぶのが正解です。
続かなかったのは根気がないからではなく、道具や方法が重すぎたからだと考え直してみてください。
苦手でも回る7つの対処法【優先度順】

大切なのは、7つを一度に全部やろうとしないことです。
それこそ苦手な人がつまずく典型パターンです。
上から1つずつ、生活に馴染んだものだけを残していけば十分に回り始めます。
頭の中のタスクを全部「外」に書き出す(優先度 ★★★/手軽さ ★★★)

タスク管理が苦手な人の多くは、実は管理そのものが下手なのではなく「頭の中だけで覚えておこうとして、あふれている」状態です。
人が同時に意識できる情報の数には限りがあり、抱えるタスクが増えるほど「何か忘れている気がする」という不安に脳のリソースを奪われます。
だからこそ、いったん全部を外に出して“見える状態”にするだけで、驚くほど頭が軽くなり、次に何をやるかを考えられるようになります。
- 10分だけ時間をとり、仕事・私用を問わず気になっていることを片っ端からメモに書き出す
- 「〜について考える」ではなく「〜に電話する」のように動詞で書く(次の行動が分かる粒度にする)
- 書き出したら、いったん判断せずに全部並べる(この時点では優先順位を決めない)
向いているのは:何から手をつければいいか分からず、いつも頭がいっぱいになってしまう人。すべての土台になる基本の対処法。
優先順位を「緊急度×重要度」の2軸で決める(優先度 ★★★/手軽さ ★★☆)

苦手な人ほど「目についたもの」「頼まれたばかりのもの」から手をつけがちで、結果として本当に大事な仕事が後回しになります。
緊急度と重要度の2軸でタスクを4つのマスに分けると、「緊急かつ重要(すぐやる)」「重要だが緊急でない(予定を入れる)」「緊急だが重要でない(任せる・手短に)」「どちらでもない(やめる)」に整理できます。
とくに“重要だが緊急でない”タスクを予定として先に確保できると、慌てて対応する場面そのものが減っていきます。
- 書き出したタスクに「締め切りが近いか(緊急度)」を高・低で付ける
- 次に「やらないと困る度合い(重要度)」を高・低で付ける
- 『重要かつ緊急』を最優先、『重要だが緊急でない』を予定に先に入れる、残りは減らす・任せるを検討する
向いているのは:やることは書き出せるのに、どれから手をつけるかで固まってしまう人。段取りが苦手な人にも効く。
タスクを「15分で終わる大きさ」に割る(優先度 ★★★/手軽さ ★★☆)

「なかなか手をつけられない」の正体は、多くの場合“やる気”ではなく「タスクが大きすぎる」ことです。
「企画書を作る」のような塊は、脳が「大変そう」と判断して先延ばしを始めます。
これを「参考資料を1つ開く」「見出しだけ書く」といった15分で終わる大きさまで割ると、心理的なハードルが一気に下がり、最初の一歩が踏み出せます。
動き出せば作業は続きやすく、これは行動のきっかけを作るうえで非常に有効です。
- 手が止まっているタスクを1つ選ぶ
- 「最初の15分で具体的に何をするか」を書き出す(例:〇〇のフォルダを開く/1行目を書く)
- その最小の一歩だけをまず実行し、終わったら次の15分を決める
向いているのは:重い仕事をつい後回しにしてしまう人、先延ばし癖がある人。完璧主義でなかなか着手できない人にも。
「今やる1つ」だけに絞る(シングルタスク)(優先度 ★★☆/手軽さ ★★★)

複数のタスクを同時に気にしながら作業する“ながら仕事”は、一見効率的に見えて、実際には注意の切り替えに時間と集中力を奪われます。
苦手な人ほど「あれもこれも」と気が散り、結局どれも中途半端になりがちです。
書き出したリストの中から「今やる1つ」だけを選び、残りはリストにしまっておく。
終わったら次の1つを選ぶ。
この“1つずつ”のリズムに変えるだけで、体感の忙しさが下がり、完了する数が増えます。
- リストから今やるタスクを1つだけ選ぶ
- そのタスク以外はリストを閉じて視界から消す(通知もオフにする)
- 終わったらリストに戻り、次の1つを選ぶ——これを繰り返す
向いているのは:気が散りやすく、いつも複数のことを中途半端に抱えてしまう人。
毎朝5分の「タスクの棚卸し」を習慣にする(優先度 ★★☆/手軽さ ★★☆)

書き出しも優先順位づけも、続かなければ意味がありません。
苦手な人が挫折しがちなのは、管理を“特別な作業”にしてしまうからです。
毎朝コーヒーを入れる、パソコンを立ち上げる——そうした既にある習慣に「リストを開いて今日の3つを決める」を紐づけると、意志の力に頼らず続けられます。
前日の積み残しを翌日に送るのも棚卸しの役目で、リストが古びて“見なくなる”のを防げます。
- 毎日決まってやること(始業・朝の一杯など)の直後に「リストを開く」を固定する
- 積み残し・新しいタスクを反映し、今日やる3つに印をつける
- 1日の終わりに完了をチェックし、残りを翌日へ送る
向いているのは:ツールやメモを作っても三日坊主で終わってしまう人。習慣化が苦手な人。
通知・リマインドで「思い出す」を仕組みにする(優先度 ★★☆/手軽さ ★★★)

「うっかり忘れていた」による抜け漏れは、注意力の問題というより「思い出す仕組みがない」ことが原因です。
カレンダーやタスクアプリのリマインド、スマホのアラームに締め切りを登録しておけば、必要なタイミングで向こうから知らせてくれます。
とくに「期限の前日」と「当日の朝」の2回に通知を仕込むと、直前まで忘れていても間に合わせやすくなります。
人の記憶を信用しすぎないことが、抜け漏れを減らす近道です。
- 締め切りのあるタスクは、登録と同時にリマインドをセットする
- 「前日」「当日の朝」など、行動を起こせるタイミングに通知を置く
- 繰り返す予定(定例・請求など)は繰り返し通知にして登録し直す手間をなくす
向いているのは:期限をうっかり忘れる、抜け漏れが多いと感じる人。記憶で管理しようとしてしまう人。
一人で抱えず「見える化」して周りと共有する(優先度 ★★☆/手軽さ ★★☆)

個人でできる工夫を重ねても、仕事の多くは自分ひとりで完結しません。
誰かの返事待ち、他部署への依頼、チームでの分担——こうしたタスクは「自分の頭の中」に置いたままだと、待ちの間に埋もれて抜け落ちます。
タスクを見える化して周りと共有すると、進み具合が分かり、遅れそうなときに周囲が声をかけられます。
「自分だけで頑張って管理する」のをやめて、チームで見える状態を作ることが、苦手な人にとってはむしろ現実的な解決策になります。
- 自分だけで抱えているタスクのうち、他の人が関わるものを洗い出す
- 「誰が・何を・いつまでに」が分かる形で共有できる場所(共有リスト等)に置く
- 進捗を更新し、遅れそうなものは早めに相談する
向いているのは:仕事が自分だけで完結しない人、チームで動く人。真面目で抱え込みがちな人ほど効果が大きい。
苦手な人のためのタスク管理ツール・アプリの選び方

手書きのメモでも管理はできますが、通知や共有はツールのほうが得意です。
ここでは、タスク管理が苦手な人がツールで失敗しないための選び方を整理します。
ポイントは「機能の多さ」で選ばないことです。
苦手な人ほど「シンプルで迷わない」ものを選ぶ
多機能なツールは、使いこなせれば強力ですが、設定や項目が多いほど「入力が面倒」で続かなくなります。
苦手な人が選ぶべきは、タスク名・期限・担当くらいの最小限で管理でき、開いた瞬間に「次に何をやるか」が分かるシンプルなツールです。
ありがちな失敗は、「せっかく導入するなら高機能なものを」と欲張ってしまうことです。
ガントチャートやレポート機能が充実したツールは魅力的ですが、苦手な人にとっては入力・設定の負担がそのまま挫折の原因になります。
使わない機能が多いツールほど続かないと考え、まずは必要最小限のものから始めるのが賢明です。
通知・リマインドで「思い出す」を任せられるか
抜け漏れの多くは「思い出せなかった」ことが原因です。
ツールを選ぶときは、締め切りの前日や当日に自動で知らせてくれるリマインド機能があるかを確認しておきましょう。
メールやチャットに通知が飛ぶタイプなら、アプリを開かなくても気づけます。
抜け漏れに悩んでいる人は抜け漏れが多い人の原因別チェックと対策もあわせて読むと、原因別の対策が分かります。
通知は「多すぎると無視する」ようになるので、本当に必要なタスクだけに絞るのがコツです。
紙・付箋というアナログな選択肢も侮れない
付箋やノートに書いて机に貼る、という原始的な方法にも「常に目に入る」「起動やログインが要らない」という強みがあります。
デジタルツールが続かなかった人は、まず紙で「書き出し→今日やる3つに丸をつける」を習慣化し、慣れてきたら通知や共有が欲しいところだけツールに移すのが現実的です。
アナログが向く人:一人で完結する仕事が中心/画面より紙のほうが集中できる。
ツールが向く人:期限管理が多い/他の人と分担する/複数の場所で確認したい。
根本解決は「個人のタスク管理」から「チームのタスク管理」へ

ここまでは個人でできる対処法を中心に紹介してきました。
ただ、実際の仕事の多くは、誰かの返事待ち・他部署への依頼・チームでの分担など、自分ひとりで閉じていません。
個人のタスク管理を突き詰めても、この“境目”で抜け漏れは起きます。
一人で抱えないという発想の転換
責任感が強い人ほど「自分でなんとかしなきゃ」と抱え込みますが、これは苦手な人にとって最もリスクの高いやり方です。
頭の中や個人のメモに閉じたタスクは、忙しくなると真っ先に埋もれます。
逆に、タスクを周りから見える状態にしておけば、遅れそうなときに誰かが気づいて声をかけられます。
タスク管理が上手い人の共通点を見ると、タスク管理が得意な人は決して記憶力が優れているのではなく、「見える形に外部化し、周りと共有している」ことが分かります。
苦手な人こそ、この“共有”の発想を取り入れる価値があります。
「できていないタスクを人に見せるのは気が引ける」と感じるかもしれません。
しかし、遅れや詰まりは早く共有するほど周りが助けやすく、傷が浅いうちに手を打てます。
逆に、抱え込んだまま締め切り直前になって発覚すると、フォローする側も自分自身も大きな負担を背負うことになります。
見せることは、弱みをさらすことではなく、チームで仕事を前に進めるための合理的な手段です。
「見える化が改善のはじまり」——生産性の観点から
この「個人のタスク管理からチームのタスク管理へ」という考え方は、生産性向上の議論とも重なります。
株式会社スーツ 代表取締役社長CEO 小松裕介氏は、著書『1+1が10になる組織のつくりかた』(実業之日本社、2025年)で、生産性を上げる土台として「チームのタスク管理」を挙げ、その出発点は「見える化」だと述べています。
タスクの見える化が、オペレーション改善のはじまりである。
小松裕介『1+1が10になる組織のつくりかた ── チームのタスク管理による生産性向上』実業之日本社、2025年、ISBN 978-4-408-65143-9
個人のToDoをチームで共有できる状態にすることが、遅れや抜け漏れをなくす第一歩になる。
日本全体で見ても、労働生産性は公益財団法人 日本生産性本部の国際比較でOECD加盟38カ国中29位(2024年)と、決して高くありません。
とりわけ中小企業の労働生産性は大企業の半分以下とされます(中小企業庁『中小企業白書』)。
総務省統計局の人口推計が示すように働き手が減っていくなかで、一人ひとりが抱え込むのではなく、チームでタスクを見える化して回すことの重要性は増しています。
とはいえ、いきなり高機能なプロジェクト管理を導入しても、苦手な人には重すぎて続きません。
大切なのは「エクセルのように直感的で、毎日続けられる」形でチームに見える化を持ち込むことです。
私たちが開発・運営するスーツアップは、表計算ソフトのような操作性でチームの「タスクの見える化」をして、タスクの抜け漏れや期限遅れを防ぐツールです。難しい操作を覚える必要はなく、「誰が・どのタスクを・いつまでに」に絞って、チーム全員が同じ最新を見られる状態を作れます。
・表計算ソフトのような操作性で、書き出したタスクをそのまま見える化
・自動の期限通知で「うっかり忘れ」による抜け漏れ・期限遅れを防ぐ
・定型タスクやAIのサポートで、入力の手間そのものを減らせる
個人の工夫で土台を作り、チームで回す段階になったら見える化ツールに引き継ぐ——この役割分担ができると、苦手な人でも「抜け漏れが起きない仕組み」の中で働けるようになります。
それでも続かないときのつまずき対策

新しいやり方が一度で定着することは、むしろ稀です。
ここでは、苦手な人がつまずきやすい2つの場面と、その立て直し方を紹介します。
三日坊主で終わってしまうとき
数日で見なくなるのは、意志の弱さではなく仕組みの問題です。
入力項目が多すぎないか、管理そのものが面倒になっていないかを見直し、まずは「1日1回リストを開く」だけに絞ってみましょう。
既にある習慣(朝の一杯・始業)に紐づけると、思い出す必要すらなくなります。
続けるコツをもっと詳しく知りたい人はタスク管理が続かない原因と続けるコツが参考になります。
ポイントは、完璧に続けようとしないこと。
1日抜けても気にせず翌日また開けば、それで十分です。
タスクが多すぎてパンクしそうなとき
どんなに上手く管理しても、抱えるタスクが処理能力を超えていれば回りません。
そのときは、やめられるタスク・人に任せられるタスクがないかを見直します。
抱え込みが常態化してつらいと感じるなら、無理をせず早めに周囲へ相談することも大切です。
とくに気をつけたいのが、「頼まれると断れず、どんどんタスクが増えていく」パターンです。
すべてを自分で引き受けていては、どれだけ管理術を磨いても追いつきません。
「やらないことを決める」のも、立派なタスク管理です。
本当に自分がやるべきことか、他の人に任せられないかを一度立ち止まって見直すだけで、抱える量は大きく変わります。
タスクそのものを減らす考え方では、タスクそのものを減らす考え方を紹介しています。
心身に負担を感じるときは、厚生労働省『こころの耳』(働く人のメンタルヘルス)のような公的な相談窓口も活用してください。
管理術で解決しようとせず、まず量を減らす——これも立派な対処法です。
よくある質問(FAQ)
タスク管理が苦手な人からよく寄せられる質問に、この記事の要点をふまえてお答えします。
タスク管理が苦手なのは、性格や能力のせいですか?
いいえ、多くの場合は“やり方”が合っていないだけです。頭の中だけで管理していたり、優先順位の基準がなかったり、方法が重すぎて続かなかったりといった構造的な原因がほとんどで、書き出し・優先順位づけ・小さく割るといった仕組みを取り入れれば改善できます。
何から始めればいいですか?
まずは「頭の中のタスクを全部書き出す」ことから始めてください。10分ほど時間をとって、気になっていることを紙やメモアプリに出し切るだけで頭が軽くなり、次に何をやるかを考えられるようになります。すべての対処法の土台になる最初の一歩です。
タスク管理アプリを使ってもいつも続きません。どうすれば?
多機能なアプリを選んでいると、入力が面倒で続かなくなりがちです。タスク名・期限くらいの最小限で管理できるシンプルなものに変え、「毎朝リストを開く」を既存の習慣に紐づけてみてください。デジタルが合わなければ、紙や付箋に戻すのも有効です。
優先順位のつけ方が分かりません。
「緊急度(締め切りが近いか)」と「重要度(やらないと困るか)」の2軸で仕分けるのがおすすめです。全部に順位をつける必要はなく、まず『今日やる3つ』だけを決めれば十分に回り始めます。
重要な仕事ほど後回しにしてしまいます。
タスクが大きすぎて着手できていない可能性が高いです。「企画書を作る」ではなく「見出しを3行書く」のように、15分で終わる大きさまで割ると、心理的なハードルが下がって最初の一歩を踏み出せます。
チームでのタスク管理と個人のタスク管理は何が違いますか?
個人のタスク管理は自分のToDoを自分で管理するもので、チームのタスク管理は「誰が・何を・いつまでに」を全員が見える状態にするものです。仕事が自分だけで完結しない場合、個人の工夫だけでは担当の境目で抜け漏れが起きるため、チームで見える化する仕組みが根本的な解決策になります。
まとめ:苦手は「仕組み」で克服できる
タスク管理が苦手なのは、意志や性格の問題ではなく、やり方が自分に合っていないだけです。
頭の外に書き出し、順番を決め、小さく割る——この3つの仕組みを土台に、自分に合う対処法を1つずつ足していけば、苦手な人でも十分にタスクは回ります。
- 頭の中のタスクを全部書き出せている
- 「今日やる3つ」を緊急度×重要度で決めている
- 重い仕事を15分で終わる大きさに割っている
- 今やる1つに絞り、それ以外は視界から消している
- 毎朝5分の棚卸しを既存の習慣に紐づけている
- 締め切りは記憶ではなく通知・リマインドに任せている
- 自分だけで抱えず、チームで見える化して共有している
そして、仕事が自分ひとりで完結しないなら、最後の鍵は「一人で抱え込まず、チームで見える化する」ことです。
個人の工夫で土台を作り、チームで回す段階になったら見える化ツールへ引き継ぐ——役割を分担する発想で、無理なく続く形を目指しましょう。
参考文献・出典
- 小松裕介『1+1が10になる組織のつくりかた ── チームのタスク管理による生産性向上』実業之日本社、2025年(ISBN 978-4-408-65143-9)
- 公益財団法人 日本生産性本部『労働生産性の国際比較』
- 中小企業庁『中小企業白書』
- 総務省統計局『人口推計』
- 国立社会保障・人口問題研究所『日本の将来推計人口』
- 総務省『情報通信白書』/独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
- 厚生労働省/厚生労働省『こころの耳』(働く人のメンタルヘルス)
チームのタスク管理 / プロジェクト管理でこのようなお悩みはありませんか?

そうなりますよね。私も以前はそうでした。タスク管理ツールを導入しても面倒で使ってくれないし、結局意味なくなる。

じゃあどうしたらいいのか?そこで生まれたのがスーツアップです。

これ、エクセル管理みたいでしょ?そうなんです。手慣れた操作でチームのタスク管理ができるんです!

見た目がエクセルだからといって侮るなかれ。エクセルみたいに入力するだけで、こんなことも

こんなことも

こんなことまでできちゃうんです。

エクセル感覚でみんなでタスク管理。
まずは以下よりお試しいただき、どれだけ簡単か体験してみてください。