制作管理におすすめのタスク管理ツール8選|2026年最新比較と選び方

制作の現場では、案件が同時並行で走り、担当も外部パートナーも入り混じるため、誰のどの工程が今どこまで進んでいるかが見えなくなりがちです。
その結果、確認の連絡に追われ、校了待ちや素材待ちが放置され、気づけば納期が迫る——という進行の詰まりが起きます。
本記事では、web制作・動画・広告・デザインなどの制作チーム向けに、タスク管理ツール8つを料金・無料プラン・ガント・校正機能・連携で比較し、目的別の選び方までを整理します。
結論から言えば、選び方の軸は「全員が毎日続けられるか」「制作フローに機能が合うか」「規模に料金が合うか」の3つです。
まず全体像をつかみたい方は、次の早見と比較表から見てください。

結論:制作管理向けタスク管理ツール早見と比較表

目的別のおすすめ早見
制作管理と一口に言っても、必要な機能はチームの作るものによって変わります。
まずは自分たちの目的に近いところから候補を絞ると失敗しません。
進行の見える化を毎日続けたい(中小・外部パートナーも参加) → スーツアップ
web制作・受託開発の工程をガントで管理したい → Backlog
デザイン・動画の校正/承認まで一気通貫にしたい → Wrike
複数案件をタイムラインで横断管理したい → Asana・monday.com
低コストでカンバンとガントを両方使いたい → Jooto・Trello
主要8ツール+エクセルの比較表
料金・無料プラン・ガント・制作での特徴を同じ観点で並べます。
料金はいずれも執筆時点の最安帯で、ドル建て表記のものは為替で変動します。
→ 表は横にスクロールできます
| ツール | 最安料金の目安 | 無料プラン | ガント | 制作管理での特徴 |
|---|---|---|---|---|
| スーツアップ | スターター ¥500/ユーザー/月(10名以下)/スタンダード ¥1,080/月〜(11名以上) | 無料プランなし/7日間の無料トライアル(全機能) | なし(タスクの見える化に特化) | 制作の進行を“毎日続く形”で見える化したい |
| Backlog | スターター ¥2,700/月(定額・〜30ユーザー)〜 | あり(フリープラン:最大10ユーザー・1プロジェクト) | あり(スタンダードプラン以上/スターターは不可) | web制作・受託開発の工程をガントで管理したい |
| Wrike | $10/ユーザー/月(Teamプラン)〜 | あり(Free:基本的なタスク管理/校正・ガントは上位) | あり(Teamプラン以上) | デザイン・動画の校正/承認まで一気通貫で管理したい |
| Asana | Starter ¥1,200/ユーザー/月(年払い)〜 | あり(Personal:最大2ユーザー/タイムラインは有料) | あり(Starter以上でタイムライン/無料は不可) | 複数案件をタイムラインで横断管理したい |
| monday.com | Basic ¥1,300/ユーザー/月(年払い)〜 | あり(Free:無期限・最大2シート) | あり(Standard以上でTimeline & Gantt) | 自社の制作フローに合わせて画面を作り込みたい |
| Jooto | スターター ¥417/ユーザー/月(年払い)〜 | あり(無料プラン:1ユーザー・100MB) | あり(全プランでガントチャート) | 低コストでカンバンとガントを両方使いたい |
| Notion | Plus ¥1,650/ユーザー/月(年払い)〜 | あり(Free:個人向け・基本機能) | あり(タイムラインビュー/依存関係・サブアイテム対応) | 仕様・ドキュメントと制作タスクを1か所に統合したい |
| Trello | Standard $5/ユーザー/月(年払い)〜 | あり(Free:Workspaceあたり最大10コラボレーター) | タイムラインはPremium以上(Standardは不可) | 少人数でシンプルなカンバンから始めたい |
| エクセル/スプレッドシート(現状運用) | 無料〜 | ―(自由に作成) | 手作りで可(更新は手作業) | 無料・自由度は高いが同時編集・通知・権限が弱い |
案件ごとの抜け漏れや校了待ちの放置は、担当と期限が全員に見えていないことから起きます。私たちが開発・運営するスーツアップ(SuitUP)は、表計算ソフトのような操作感で制作タスクを見える化し、期限が近づくと自動で段階的に通知して抜け漏れ・期限遅れを防ぐ国産ツールです。「誰が・何を・いつまでに」に絞り、ITに不慣れな外部パートナーがいても“毎日続けられる”ことに振り切っています。
制作管理でタスク管理ツールを選ぶ5つの軸

① 全員が毎日続けられるか(定着・操作性)
どれだけ高機能でも、現場が使わなければ進行は見えないままです。
制作は外部の協力会社やフリーランス、若手も入り混じるため、説明不要で触れる操作性かどうかが定着を左右します。
定着しないツールには共通のサインがあります。
入力に手間がかかる、画面が複雑、自分の担当タスクが埋もれて見えない——この3つに当てはまると、数週間で更新が止まり、結局チャットと口頭に戻ります。
② 自社の制作フローに機能が合うか
必要な機能は作るものによって違います。
web制作・受託開発なら工程の依存関係を追うガント、デザイン・動画なら初稿から納品までの校正・承認、日々の細かいタスクならカンバンが主役になります。
機能は多いほど良いわけではありません。
自社の制作フローで本当に使うビューと機能だけを満たす最小構成を選ぶと、運用がシンプルになり定着します。
工程の全体像を可視化したい場合は、あわせて進捗管理の見える化のやり方の考え方も参考になります。
③ 料金がチーム規模に合うか
多くのツールはユーザー単価×人数で月額が決まります。
制作は繁忙期に外部メンバーが増えるため、ピーク時の人数で試算しておくと予算がぶれません。
一方でBacklogのようにユーザー数ではなくスペース定額の体系もあります。
人数が増えるチームは定額型が有利になることもあるため、「1年後の人数」で比べると失敗しません。
無料プランや無料トライアルで使い勝手を試してから有料に移ると安全です。
④ チャット・カレンダー・素材と連携できるか
制作の連絡はSlackやChatwork、Microsoft Teamsで走ることが多く、ツールが通知を届けられるかで抜け漏れの起きにくさが変わります。
Google カレンダーやデザインツールのFigmaと連携できると、二重入力の手間も減ります。
連携は「あるか」だけでなく「自分たちが実際に使うものと繋がるか」で見ます。
導入前に、日々の連絡経路にそのツールが通知を流せるかを必ず確認しましょう。
⑤ 校正・版管理まで必要か
デザイン・動画・広告の制作では、初稿→フィードバック→修正の往復が発生します。
校正機能があるツールなら、この往復をメール添付ではなくツール上に集約でき、どの版が最新か分からなくなる混乱を防げます。
校正・承認まで一気通貫で回したいならWrikeやmonday.comが候補です。
一方、校正は既存の方法で足りていて、進行の見える化だけを確実にしたいなら、通知に強い見える化特化型のほうが定着します。
そもそもツール選び以前に、なぜ個人任せでなくチームで制作タスクを回すのかという視点が欠かせません。
生産性向上には、組織の構築とコミュニケーション、そしてチームのタスク管理が欠かせません。
制作管理におすすめのタスク管理ツール8選

1. スーツアップは「制作の進行を“毎日続く形”で見える化したい」チームに向く

スーツアップは、表計算ソフトのような操作感でチームのタスクを見える化する国産ツールです。
重厚なガント図を作り込むより、制作案件を「誰が・何を・いつまでに」に絞って、担当と期限がひと目で分かる状態を毎日続けることに振り切っています。
制作の現場では、案件が増えるほど「誰のどの工程が今どこまで進んでいるか」が見えなくなり、確認のチャットや口頭連絡に時間を取られます。
スーツアップは段階的な期限通知をメール・LINE・Microsoft Teams・Chatwork・Slackへ送るため、忙しい制作進行でも“気づける”仕組みになります。
AIやひな型でタスク登録の手間を抑えられ、ITに不慣れな外部パートナーや若手も同じ画面で運用に乗せやすいのが利点です。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | スターター ¥500/ユーザー/月(10名以下)/スタンダード ¥1,080/月〜(11名以上) |
| 無料プラン | 無料プランなし/7日間の無料トライアル(全機能) |
| ガントチャート | なし(タスクの見える化に特化) |
| 操作性 | 表計算ソフトのような操作 |
| 通知 | 自動の段階的な期限通知で抜け漏れ・期限遅れを防ぐ |
| 連携 | LINE/Microsoft Teams/Chatwork/Slack/Google カレンダー |
| 国産 | 株式会社スーツ(日本語サポート) |
- SaaSが定着しにくい中小の制作チーム
- 外部パートナーや若手も含め全員で同じ画面を毎日見たい
- ガント図より“抜け漏れ・期限遅れを防ぐ運用”を重視する制作会社
- ガント図そのものの作図・依存関係の厳密な管理が主目的の大規模開発
表計算感覚で制作案件のタスクを見える化し、段階的な通知で抜け漏れ・期限遅れを防ぎます。
2. Backlog(バックログ)は「web制作・受託開発の工程をガントで管理したい」チームに向く

Backlogは課題(チケット)管理とガントチャートに強い国産ツールで、web制作会社や受託開発チームに広く使われています。
工程表をそのまま引きたい制作進行のニーズに向きます。
Backlogの特徴は、課題管理・ガントチャート・Git/SVNリポジトリ・Wikiを1つのスペースに集約できる点です。
制作の仕様・進捗・成果物が同じ場所にまとまるため、ディレクターとエンジニア・デザイナーが同居するチームの「情報の分散」を防げます。
ガントはスタンダードプラン以上で使え、スタータープランでは利用できない点に注意が必要です。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | スターター ¥2,700/月(定額・〜30ユーザー)〜 |
| 無料プラン | あり(フリープラン:最大10ユーザー・1プロジェクト) |
| ガントチャート | あり(スタンダードプラン以上/スターターは不可) |
| 課金 | ユーザー数ではなくスペース定額 |
| 強み | ガント・課題管理・Git連携・Wiki |
| 連携 | Slack/Chatwork/Microsoft Teams |
| 国産 | 株式会社ヌーラボ |
- ガント図で制作工程を引きたいweb制作・受託開発チーム
- 仕様書・成果物・進捗を1か所に集約したい
- デザイン・動画の校正/承認フローまで1ツールで回したい制作会社
公式サイト:Backlog(最新の料金・機能は公式でご確認ください)
関連記事:Backlogでタスク管理をする方法
3. Wrike(ライク)は「デザイン・動画の校正/承認まで一気通貫で管理したい」チームに向く

Wrikeはオンライン校正(プルーフィング)機能を標準搭載したプロジェクト管理ツールで、デザイン・動画・広告の制作進行に向きます。
制作会社・広告代理店のクリエイティブ工程を一気通貫で管理したいチームの選択肢です。
Wrikeの強みは、画像・動画・PDF・Officeファイルに直接コメントや注釈を付けて校正・承認まで回せる点です。
「初稿→フィードバック→修正→OK」の往復をメール添付ではなくツール上に集約でき、どの版が最新かが分からなくなる制作特有の混乱を防げます。
ガントチャートはTeamプラン以上で利用でき、AdobeやGoogle・Microsoft 365との連携も揃います。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | $10/ユーザー/月(Teamプラン)〜 |
| 無料プラン | あり(Free:基本的なタスク管理/校正・ガントは上位) |
| ガントチャート | あり(Teamプラン以上) |
| 制作向け機能 | オンライン校正・承認(プルーフィング)を標準搭載 |
| 連携 | Slack/Microsoft 365/Google/Adobe |
| 対象 | 制作会社・広告代理店・マーケ制作 |
| 表記 | 料金はドル建て |
- デザイン・動画・広告の校正/承認をツール上で回したい制作会社・代理店
- 初稿から納品までの版管理を一元化したい
- 校正機能は不要で、低コストにタスクの見える化だけしたい小規模チーム
公式サイト:Wrike(最新の料金・機能は公式でご確認ください)
関連記事:Wrikeでタスク管理をする方法
4. Asana(アサナ)は「複数案件をタイムラインで横断管理したい」チームに向く

Asanaは世界的に使われる多機能なプロジェクト管理ツールです。
タイムライン(ガント)や自動化ルールなど機能が広く、複数の制作案件を部署横断で俯瞰したいチームに向きます。
Asanaの強みは、1つのタスクをリスト・ボード・カレンダー・タイムラインなど複数の見え方で扱える柔軟さと、条件に応じて担当やステータスを自動で動かすルール自動化です。
制作案件が同時並行で走る代理店やインハウス制作で、進行の全体像を一枚で見たいときに力を発揮します。
一方で機能が広いぶん、運用ルールを先に設計しないと「多機能すぎて誰も使わない」状態になりがちです。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | Starter ¥1,200/ユーザー/月(年払い)〜 |
| 無料プラン | あり(Personal:最大2ユーザー/タイムラインは有料) |
| ガントチャート | あり(Starter以上でタイムライン/無料は不可) |
| ビュー | リスト/ボード/カレンダー/タイムライン |
| 自動化 | ルールで担当・ステータスを自動化 |
| 連携 | Slack/Microsoft Teams/Google Drive(200以上) |
| 留意点 | 多機能ゆえ定着に運用設計が要る |
- 複数の制作案件を部署横断でタイムライン管理したい
- 自動化で定型の進行を省力化したい
- まず軽く始めたい・ITに不慣れなメンバーが多い小規模制作
公式サイト:Asana(最新の料金・機能は公式でご確認ください)
関連記事:Asanaのタスク管理機能の使い方
5. monday.com(マンデードットコム)は「自社の制作フローに合わせて画面を作り込みたい」チームに向く

monday.comはカスタマイズ性の高いワークOSで、制作フローに合わせてボードやビューを柔軟に組めます。
校正はアドオン(Ziflow・PageProof等)で拡張でき、マーケティング・クリエイティブ制作の進行管理に向きます。
monday.comは、案件の状態・担当・期日を色分けしたボードで直感的に管理でき、TimelineやGanttビューで工程も追えます。
制作会社では、受注から企画・制作・校正・納品までの一連を自社の言葉でボード化して運用しやすいのが利点です。
ガントはStandard以上、校正の本格運用はアドオンや上位プランが前提になる点は把握しておきましょう。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | Basic ¥1,300/ユーザー/月(年払い)〜 |
| 無料プラン | あり(Free:無期限・最大2シート) |
| ガントチャート | あり(Standard以上でTimeline & Gantt) |
| カスタマイズ | ボード・ビューを自社フローに合わせて構築 |
| 制作向け | 校正はZiflow/PageProof等のアドオン |
| 連携 | Slack/Microsoft Teams/Google/Outlook |
| 留意点 | 校正・ガントは上位/アドオン前提 |
- 自社の制作フローに合わせて画面を作り込みたい
- カスタマイズ性とダッシュボードを重視するマーケ・制作
- 設定に手をかけず、そのまま使える手軽さを最優先したい
公式サイト:monday.com(最新の料金・機能は公式でご確認ください)
6. Jooto(ジョートー)は「低コストでカンバンとガントを両方使いたい」チームに向く

Jootoは国産のタスク・プロジェクト管理ツールで、カンバンとガントチャートを低価格で使えます。
小規模の制作チームが、まず手頃にタスクの見える化と工程管理を始めたいときの選択肢です。
Jootoは、カード形式のカンバンで日々のタスクを動かしつつ、ガントチャートで工程を俯瞰でき、複数プロジェクトを横断表示することもできます。
完全日本語でシンプルなため、制作の外部パートナーにも共有しやすいのが利点です。
連携はAPI中心のため、既存のチャットやカレンダーとの個別連携は導入前に公式で確認しておくと安心です。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | スターター ¥417/ユーザー/月(年払い)〜 |
| 無料プラン | あり(無料プラン:1ユーザー・100MB) |
| ガントチャート | あり(全プランでガントチャート) |
| 表示 | カンバン+ガント/複数PJ横断表示 |
| 価格 | 低価格でガントまで使える |
| 連携 | API中心(個別連携は公式要確認) |
| 国産 | 株式会社PR TIMES |
- 低コストでカンバンとガントを両方使いたい小規模制作
- 完全日本語でシンプルに始めたい
- 校正・承認や高度な自動化まで1ツールで求める制作会社
公式サイト:Jooto(最新の料金・機能は公式でご確認ください)
関連記事:Jootoのタスク管理の使い方
7. Notion(ノーション)は「仕様・ドキュメントと制作タスクを1か所に統合したい」チームに向く

Notionは、ドキュメント・データベース・タスクを1つにまとめられるオールインワンツールです。
制作の企画書・仕様・素材リンクとタスクを同じ場所で管理したいチームに向きます。
Notionはタイムラインビューで工程を追え、依存関係やサブアイテムにも対応します。
制作では、企画メモ・構成・素材・進行表を1ページに集約し、案件ごとのハブとして使えるのが強みです。
反面、校正・承認や厳密な工程管理は専用ツールに劣るため、進行管理の“正”をどこに置くかを決めて運用するのがコツです。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | Plus ¥1,650/ユーザー/月(年払い)〜 |
| 無料プラン | あり(Free:個人向け・基本機能) |
| ガントチャート | あり(タイムラインビュー/依存関係・サブアイテム対応) |
| 統合 | ドキュメント・DB・タスクを1か所に |
| ビュー | タイムライン/ボード/テーブル |
| 連携 | Slack/Google Drive/GitHub/Figma |
| 留意点 | 校正・厳密な工程管理は専用ツールに劣る |
- 企画書・仕様・素材と制作タスクを1か所に統合したい
- 案件ごとのナレッジハブを作りたい
- 自動通知で抜け漏れ・期限遅れを確実に防ぎたい進行管理が主目的
公式サイト:Notion(最新の料金・機能は公式でご確認ください)
関連記事:Notionでタスク管理をする方法
8. Trello(トレロ)は「少人数でシンプルなカンバンから始めたい」チームに向く

Trelloは、カードをドラッグするだけの直感的なカンバンで知られるツールです。
少人数の制作チームが、まず手軽にタスクの見える化を始めるのに向きます。
Trelloは、リスト(工程)にカード(タスク)を並べ、担当・期限・チェックリストを付けて動かすだけで運用でき、導入初日から使えます。
Power-Upで機能を足せる柔軟さもあります。
ただしタイムライン(ガント相当)はPremium以上で、校正機能はないため、工程の依存関係や版管理まで求めると力不足になりがちです。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | Standard $5/ユーザー/月(年払い)〜 |
| 無料プラン | あり(Free:Workspaceあたり最大10コラボレーター) |
| ガントチャート | タイムラインはPremium以上(Standardは不可) |
| 操作 | ドラッグ操作のカンバンで初日から使える |
| 拡張 | Power-Upで機能追加 |
| 連携 | Slack/Microsoft Teams/Google |
| 留意点 | 校正なし・ガント相当は上位プラン |
- 少人数でシンプルなカンバンから制作進行を始めたい
- まず無料で試したい
- 工程の依存関係・ガント・校正まで1ツールで管理したい
公式サイト:Trello(最新の料金・機能は公式でご確認ください)
制作フェーズ・チーム規模別のおすすめの選び方

web制作・受託開発チーム
仕様・進捗・成果物を1か所にまとめ、工程の依存関係をガントで追いたいチームです。
ディレクターとエンジニア・デザイナーが同居するため、情報の分散を防ぐことが重要になります。
この場合はガントと課題管理・Gitまで集約できるBacklogが有力です。
ドキュメントや仕様を厚く管理したいならNotionを併用する構成も現実的です。
向いているのは:工程の依存関係を厳密に追い、仕様・成果物を一元化したいweb制作・開発チーム。
デザイン・動画・広告のクリエイティブ制作
初稿から納品までの校正・承認の往復が多く、版管理が生命線になるチームです。
メール添付での版の取り違えは、制作事故に直結します。
校正・承認をツール上に集約できるWrikeや、フローを作り込めるmonday.comが向きます。
クライアントを巻き込んだ承認フローを整えたい制作会社・代理店に適しています。
向いているのは:校正・承認の往復と版管理をツール上で一元化したい制作会社・広告代理店。
少人数・外部パートナー中心の制作チーム
社員は少なく、案件ごとに外部の協力会社やフリーランスと組むチームです。
ここでは高機能さより、説明不要で全員が毎日更新できる続けやすさが成果を分けます。
まず軽く始めるならスーツアップやJooto、Trelloが候補です。
とくに抜け漏れ・期限遅れを自動通知で防ぎたいなら、表計算感覚で使えて通知に強いスーツアップが定着しやすいでしょう。
向いているのは:ITに不慣れなメンバーや外部パートナーも含め、全員で同じ画面を毎日続けたい少人数チーム。
エクセル・スプレッドシートの制作進行から乗り換える判断基準

エクセル制作進行管理が辛くなる5つの分岐点
エクセルやスプレッドシートでの進行表は、担当と期限を書けて無料で始められる点が優れています。
実際に多くの制作チームがここから始めます。
ただし、チームで回り出すと次の5つで辛くなります。
①複数人の同時編集で競合・上書き事故が起きる、②「最新版どれ?」問題が起きる、③更新が特定の人に属人化しブラックボックス化する、④通知やリマインドが無く校了待ち・素材待ちが抜ける、⑤案件が増えるとファイルが重く壊れやすくなる——です。
Excelでの案件・工程管理をもう少し作り込みたい場合は、『エクセルの案件管理ツールの作り方と限界』や『エクセルで工程管理表を作る方法』、『スプレッドシートでプロジェクト管理をする方法』も参考になります。
乗り換えを判断するライン
すべてをツールにする必要はありません。
関係者が少なく自分一人で更新できる短期案件なら、Excelのままで十分です。
一方で、関係者5名以上・毎週更新・複数案件が並行し始めたら、同時編集・通知・権限のあるツールへ移す目安です。
スーツアップは「表計算ソフトのような操作性」を掲げており、Excelの見た目・感覚を大きく変えずに、同時編集・自動通知・見える化だけを足せるのが乗り換えのハードルを下げます。
乗り換えの目安:関係者5名以上/毎週更新/複数案件の並行が重なったら、同時編集・通知のあるツールへ。
そのまま使える制作進行管理表テンプレート
まずはエクセル/スプレッドシートで運用したい方向けに、制作進行管理表のテンプレートを用意しました。
案件名・工程・担当・期限・ステータスを入れるだけで進行が一覧できます。
案件名,工程,担当,開始日,期限,ステータス,備考
コーポレートサイト制作,企画・構成,山田,2026-08-18,2026-08-22,進行中,ワイヤー確認待ち
コーポレートサイト制作,デザイン,佐藤,2026-08-25,2026-09-05,未着手,トンマナ確定後
採用動画,撮影,鈴木,2026-08-20,2026-08-21,完了,
採用動画,編集・初稿,田中,2026-08-22,2026-08-29,進行中,初稿を校正へ
採用動画,校正・修正,クライアント,2026-08-30,2026-09-03,未着手,1回目FB
SNS広告バナー,入稿データ作成,高橋,2026-08-19,2026-08-20,遅延,素材待ち
制作管理ツールを定着させる3ステップ

① 1案件・1チームから小さく始める
いきなり全案件を移すと、入力ルールが固まらないまま形骸化しがちです。
まずは1つの案件、1つのチームで運用を試し、うまくいった型を横展開します。
このとき、担当と期限を必ずセットで入れることをルールにすると、後から「誰の何が遅れているか」が追えるようになります。
② 通知で更新を習慣にする
制作は差し戻しで日程が動くため、更新が滞ると一気に実態と乖離します。
期限前に自動通知が飛ぶ仕組みにしておくと、更新が日常業務に溶け込みます。
書籍『1+1が10になる組織のつくりかた』でも、マネジメントシステムの運用は凡事徹底だと説かれています。
特別なことではなく、毎日見て更新する習慣を通知で支えるのが定着の近道です。
③ 進捗を全員が見える場所に置く
進行表が個人のPCやメールに閉じていると、確認のたびに連絡が発生します。
全員が同じ最新を見られる場所に進捗を置くことで、確認コミュニケーション自体を減らせます。
進捗の見える化のやり方は『業務の見える化ツールの選び方』も参考になります。
制作は関係者が多いほど、この「同じ画面を見る」効果が大きくなります。
よくある質問(FAQ)
制作管理向けのタスク管理ツール選びで、よく聞かれる質問をまとめました。
制作管理に無料で使えるタスク管理ツールはありますか?
Trello・Jooto・Asana・Notion・Backlog・monday.com・Wrikeなど無料プランを持つツールは多くあります(各社公式で要確認)。ただしガントや校正など制作で使う機能は有料プランに限られることが多いため、まず無料枠や無料トライアルで、必要な機能と定着を試すのがおすすめです。
ガントチャートは制作管理に必須ですか?
工程の依存関係を厳密に管理するweb制作・受託開発では有用です。一方、日々の担当と期限の見える化が主目的なら、カンバンや通知に強い見える化型でも十分に回ります。作るものと管理したい粒度で判断してください。
デザインや動画の校正までツールで管理できますか?
Wrikeは校正(プルーフィング)を標準搭載し、画像・動画・PDFに注釈を付けて承認まで回せます。monday.comはアドオンで校正を拡張できます。校正の往復が多い制作会社・代理店では、これらが候補になります。
Excelでの制作進行管理から乗り換える目安は?
関係者5名以上・毎週更新・複数案件の並行が重なり、同時編集の競合や「最新版どれ?」問題、通知の無さが辛くなってきたら乗り換えの目安です。表計算に近い操作のツールを選ぶと、現場の移行負担を抑えられます。
結局どのツールを選べばいいですか?
制作進行の見える化を毎日続けたいならスーツアップ、工程をガントで引くならBacklog、校正・承認まで含めるならWrike、複数案件をタイムライン横断するならAsana・monday.com、低コスト重視ならJooto・Trelloが目安です。
まとめ:制作管理は「毎日続く見える化」から
制作管理向けタスク管理ツールの正解は、作るものとチーム規模で変わります。
高機能さより「全員が毎日続けられるか」を優先するチームが多いことも覚えておきましょう。
web制作・受託開発はBacklog、クリエイティブ制作の校正まで含めるならWrikeやmonday.com、少人数・外部パートナー中心なら通知に強い見える化型——と、自社のフローに近いところから試すのが近道です。
まずは無料プランや無料トライアルで、定着するかどうかを確かめてください。
- 小松裕介『1+1が10になる組織のつくりかた ── チームのタスク管理による生産性向上』実業之日本社、2025年、ISBN 978-4-408-65143-9
- 公益財団法人 日本生産性本部(労働生産性の国際比較)
- 中小企業庁(中小企業白書)
- 総務省『情報通信白書』
- 経済産業省 DX推進
- 情報処理推進機構(IPA)
チームのタスク管理 / プロジェクト管理でこのようなお悩みはありませんか?

そうなりますよね。私も以前はそうでした。タスク管理ツールを導入しても面倒で使ってくれないし、結局意味なくなる。

じゃあどうしたらいいのか?そこで生まれたのがスーツアップです。

これ、エクセル管理みたいでしょ?そうなんです。手慣れた操作でチームのタスク管理ができるんです!

見た目がエクセルだからといって侮るなかれ。エクセルみたいに入力するだけで、こんなことも

こんなことも

こんなことまでできちゃうんです。

エクセル感覚でみんなでタスク管理。
まずは以下よりお試しいただき、どれだけ簡単か体験してみてください。