リーダーシップ往復書簡 100

リーダーシップ往復書簡 100

 

 

おかげさまで、今回で本連載も最終回になります。好き勝手にゆるく記載をしてまいりましたが、長きにわたりお付き合いいただき誠にありがとうございました。また、連載中、読者の皆さん、友人や知人など多くの方から、毎度のようにFacebookメッセンジャーなどでご質問もいただきました。改めて感謝申し上げます。

第50回の時にもご紹介をさせていただきましたが、本連載は、私と同じくリーダーシップに興味を持つ、尊敬する友人の西山 和馬さんと話をしてスタートしました。

本連載では、実務家がリーダーシップを語るということをテーマにしているので、記載内容もリーダーシップに関することだけでなく、組織行動もあり現場の話もあり(世間話や私の仕事の宣伝もあり?)、多岐にわたり記載をさせていただきました。

会社経営の現場の生々しさを重視したため、言葉の定義が曖昧な感覚的な表現も沢山あったかと思いますが、読者の皆さんに対して、少しでも新しい「気付き」を得る機会を与えられていればと思っています。

よくリーダーの「あり方」は十人十色と言われます。リーダーが10人いれば10通りのリーダーシップがあると思います。もっと正確に言えば、この十人十色のリーダーも、それこそ時と場合によって、その時その時で最適なリーダーシップの発揮の仕方が違うと思います。

また、今までも述べてきたとおり、リーダーシップには地位や立場は関係ありません。会社や社会の偉い人だけが発揮するものではありませんから、皆さん一人ひとりが、世のため人のため、身近な人のために、一歩を踏み出してもらえればと思っています。

特に新型コロナウイルス感染症問題が発生して以降、信じられないぐらいの「お金あまり」が続いています。起業して経営者になりたい方は、リーダーシップを正しく発揮すれば、資金調達して、自分たちの夢を実現できるチャンスがあると思います。

そういうこともあってか、私のところにも数多くの若手起業家が相談に来るのですが、リーダーシップさえあれば、お金だけでなく、こういったSNSもありますので、自ら情報発信したり会いたい人にアプローチしたりすることまでできる環境までもが揃っていると思います。健康でいてリーダーシップがあれば、何でもできる世の中の到来です。

MBAで習うようなマネジメント・スキルのコモディティ化は著しく、優秀な人であれば、既に専門家のまとめサイトを検索したり、電子書籍で情報を獲得したりしていると思います。つまりは、そこでは差別化ができないのです。やはりこれからの時代で、結果に差がつく大きな要因は、リーダーシップ・スキルなのだと思います。

 

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私は、起業家だけでなく、全ての人にリーダーシップに興味を持ってもらって、スキルアップをしてもらいたいと思います。リーダーシップは誰しもが後天的に身に着けることができるスキルなのです。このより人間的で本質的なスキルを身に着けることで、組織や立場に制約されない人生が拡がっていくと思います。全ての人が対等であり、つまりはリーダーシップさえあれば人は誰でも動かすことができるというリーダーシップの基本原則に立ち返るだけでも、自分に無限の可能性があるように感じてもらいたいと思います。

本連載でもたびたび勝手に(!)登場させてきた人生の大先輩であるメンターの方々には感謝しかありません。素晴らしいキャリアで培った経験と知恵を「シェア」していただいておりますので、私も多くの人たちに「シェア」できればと考えています。

私は20代の時の企業再生を経験して以来、リーダーシップの重要性に気づき、リーダーシップを広めることをライフワークにしています。その過程で、誰か他人に貢献することを通じて、自分の人生も豊かになるという経験をさせてもらっています。毎日こんなにも楽しいことはありません。

本連載ですが、すき間時間を見つけて少しずつ書いてまいりました。私の家族や株式会社スーツのスタッフの皆さん、株式会社VAZのスタッフの皆さん、沢山の友人・知人の皆さん、そして、本連載に最後までお付き合いいただいた読者の皆さんには心から感謝申し上げます。

最後に毎回の定型文を記載しておきます。皆さんの「リーダーシップの旅」の話をぜひとも聞かせてください。期待しています。

リーダーシップについて疑問がある、質問をしたいという方がいらっしゃいましたら、コメントや個別にメッセンジャーでご連絡ください。

また、コメントも大歓迎です。もし興味ある人がいれば、これを酒の肴に一杯やりましょう!

 

※この記事は、2021年5月25日付Facebook投稿を転載したものです。

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