人事労務のタスク管理のひな型とは?業務効率が上がる無料ひな型テンプレート!

日本は少子高齢化社会が進んでいますから、これからも慢性的な人手不足が予想されています。
このような状況下で、ますます重要性を増しているのが人事です。
人事部は、人材採用や人材育成、給与計算や社会保険手続きなどの労務管理などを行い、企業運営に欠かせません。
ここでは人事労務のタスク管理の無料のひな型(テンプレート)のおすすめをご紹介します!
中長期的な企業価値向上に不可欠な人事労務のタスク。
しかし、人事労務のタスクは、専門性が高く、中小企業によっては社内に担当がいないこともあります。
人事労務のタスクを簡単に実行するには、業務の標準化をしてタスクのひな型を活用するのがピッタリです。
しかし、人事・組織コンサルタントや社会保険労務士に人事労務のタスクのひな型の作成を依頼したら、多額の経費がかかってしまいます。
そこで本記事では、無料で使える、業務の標準化ができる人事労務のタスク管理のひな型を紹介します。
人事労務のタスク(人事労務業務)とは何か、人事労務のタスク管理の課題、エクセルで人事労務のタスク管理を行う際のポイント、人事労務のタスクひな型がある「スーツアップ」、そして、人事労務のタスクひな型の紹介について説明します。
- 人事労務のタスク(人事労務業務)とは何か
- 人事労務のタスク管理のよくある課題
- エクセルで人事労務のタスク管理を作るときのポイント
- 人事労務のタスクひな型なら「スーツアップ」がおすすめ
- 人事労務のタスクひな型の紹介
人事労務のタスク(人事労務業務)とは?
人事部は、経営資源の「ヒト・モノ・カネ」のうち「ヒト」を担当する部署です。
まずは人事労務の役割を理解した上で、人事労務業務を担当する人事部について学びましょう。
中小企業やスタートアップなどの小規模組織の場合、人事部がない場合も多く、管理部や総務部がこれらの業務の兼務をすることもよくあります。
人事労務の役割
人事労務の役割は、会社とスタッフの橋渡しを行い、働きやすい環境を整備することにあります。
文字どおり、人事労務には、大きく2つの役割があります。
人事は、人材採用、人材育成や人事評価などを担い、企業の成長と人材定着に貢献します。
労務管理は、給与計算、社会保険手続きや勤怠管理などを担い、従業員の働きやすい職場環境を整えます。
人事部が「ヒト」の問題を解決することで、事業部門は事業だけに専念することができます。
一般的な人事労務業務
人事労務は、人材採用、人材育成、人事評価、労務管理や組織開発などの業務を推進します。
大企業になれば、人事部のように独立した組織が存在しますが、中小企業やスタートアップだと担当者を配置できればよいぐらいです。
代表的な人事労務業務には、以下のような業務内容があります。
- 人員計画や採用面接などの人材採用業務
- 社員教育の社員研修などの人材育成業務
- 人事評価制度の設計や運用などの人事評価業務
- 給与計算や社会保険手続きなどの労務管理業務
- リーダー育成などの組織開発業務
1. 人員計画や採用面接などの人材採用業務
人事部の代表的な業務は、人材採用業務です。
昨今の日本社会では労働者不足が著しく、どの企業も採用力の強化が課題です。
人材採用業務では、人員計画を策定し、採用計画を作成します。
そして、人材採用媒体を選定し、求人募集を行って、求職者に対して採用面接を実施します。
2. 社員教育や社員研修などの人事育成業務
人事部は、社員が長期的に成長し、企業の競争力を高めるための教育・研修・キャリア開発を計画・運営します。
社員教育・研修には、新入社員研修、管理職や経営幹部向けの階層別研修があります。
また、専門スキル研修やコンプライアンス研修もあります。
社員教育・研修が充実することで、社員はOJT(On the Job Trainingの略)だけではなく、座学を通じてスキルアップを図ることができるようになります。
3. 人事評価制度の設計や運用の人事評価業務
人事部は、成果・能力を基準に評価制度の設計と運用をします。
この人事評価を報酬や昇進へ反映させることで、組織成長と従業員のモチベーション向上を実現します。
人事評価制度が構築されることで、社員は、客観性と透明性高く仕事を評価され、モチベーションが向上します。
4. 給与計算や社会保険手続きなどの労務管理業務
人事部は、従業員の労働条件や職場環境を適切に整備し、健全な労使関係を築くための管理業務を指します。
特に給与計算や社会保険手続きについては、社会保険労務士事務所と連携して対応することも多いです。
労務管理は、M&AやIPO(株式上場)準備において、重要な論点になります。
5. リーダー育成などの組織開発業務
人事部は、組織診断、企業文化の醸成やリーダー育成など組織開発を通じて、チーム力と生産性を高めます。
会社は組織で運営されます。
そのため、個人ではなく組織として、生産性を最大化するために組織開発をしなければなりません。
特に次世代の幹部候補を育てるのも人事部の重要な仕事です。
人事労務のタスク管理のよくある課題
人事労務のタスク管理は、人事、労務や組織について専門性の高い知識を必要とするため、様々な課題が発生します。
ここでは特によくある3つの課題を紹介します。
人事労務の専任担当者を配置できない
人事労務のタスク管理のよくある課題は、大企業にならなければ専任担当者を配置できないことです。
人事労務の業務は専門性が高いです。また、小規模な会社だと担当者を常勤させるまで業務量がない場合もあります。
そのため、部署名は管理部や総務部の名前で、部長が財務担当を兼務していることも多いです。
社内のコミュニケーション不足
人事労務業務は、「ヒト」に関する業務のため、他部署との連携は欠かせません。
人事労務のタスク管理のよくある課題は、社内のコミュニケーション不足です。
他部署との連携が不足していると、「ヒト」に関する正確な問題把握ができません。
人事労務業務はチームで行う
人事労務のタスク管理のよくある課題は、人事労務業務は一人で行うのではなく複数のメンバーで実行するということです。
そのため、人事労務のタスク管理のチームには、人事部のメンバーだけでなく、他部署や社会保険労務士事務所との連携は欠かせません。
To Do管理のように、一人だけで人事労務のタスク管理ができればいいというわけではありません。
エクセルで人事労務のタスク管理を作るときのポイント
エクセルを使って人事労務のタスク管理を作成する際には、いくつかのポイントに注意することで作業効率を大幅に向上させることができます。
事前に入れたい項目を整理しておく
人事労務のタスク管理を作成する前に、管理したい項目を整理しておくことが重要です。
例えば、大項目・中項目、タスク名、業務内容、責任者、担当者、期限など、必要な情報を決めておくことで、あとから追加する手間が省けます。
また、何を重視するかを明確にすることで、表の見やすさや使い勝手が向上します。
共同編集ができるようにしておく
複数のメンバーで人事労務のタスク管理を行う場合は、エクセルの「共同編集」機能を活用しましょう。
クラウドにファイルを保存することで、誰でもリアルタイムでデータを確認・編集できる環境を整えることができます。
特に複数の人が同時に作業を行うケースでは、データの整合性が保たれやすくなります。
OneDriveやGoogle Driveといったクラウドストレージを利用するのがおすすめです。
社内で言葉を統一しておく
人事労務のタスク管理を効率的に進めるためには、社内で使用する言葉や表現を統一しておくことが大切です。
大項目・中項目、タスク名や業務内容などのキーワードを統一することで、データが混乱しにくくなり、スムーズな人事労務のタスク管理が可能になります。
エクセルで人事労務のタスク管理を作るときの作り方
エクセルを使った人事労務のタスク管理の作成方法を解説します。
業務一覧表を作成して、グループ分け(グルーピング)を繰り返して、チームのメンバーが誰でも簡単に把握できるようにします。
新しいエクセルシートを開き、上部に項目名を入力します。
例えば、大項目・中項目、タスク名、業務内容、重要度、責任者、担当者、期限などです。
必要に応じて、緊急度、進捗度、始期や備考なども入力可能です。
業務一覧表に人事労務のタスクの入力します。
具体的には、日次、週次、月次、四半期、年次とありとあらゆる人事労務のタスクを入力します。
ここでは、人事部にある、人事労務のタスクを網羅して入力することです。
ポイントは、今やっていないとしても、本来はやったほうがいいタスクについても書き出すことです。
入力した人事労務のタスクを、大項目・中項目ごとにグループ分けします。
また繰り返し行うタスクは定型タスクとします。
繰り返し行う定型タスクと、1回だけ行う非定型タスクにグループ分けしましょう。
人事労務のタスクひな型なら「スーツアップ」がおすすめ

もしエクセルで人事労務のタスク管理を1から作るのが面倒だと感じる場合、テンプレートが既に用意されているツールを使うのがおすすめです。
経営支援クラウド「スーツアップ」はそのようなツールの一つで、あらかじめ用意された人事労務のタスクの無料のテンプレートがあり、初心者でも簡単に使い始めることができます。
カスタマイズの必要が少なく、時間を節約できるのが大きな魅力です。
スーツアップのメリット
- 人事労務のタスクのひな型はもちろん、初心者でもすぐに使える無料テンプレートが多数揃っています。
そのため、専門知識がなくても導入可能です。 - 各種設定があらかじめ組み込まれているため、エクセルの複雑な操作を覚える必要がありません。
- カスタマイズも可能で、自社の業務に合わせた総務のタスク管理を簡単に作成できます。
スーツアップはこんな人におすすめ
- エクセルでの人事労務のタスク管理を簡単に始めたい人
- 人事労務のタスク設定に自信がない人
- 初期投資を抑えつつ効率的な人事労務のタスク管理を目指したい人
人事労務のタスク管理のおすすめ無料テンプレート
スーツアップにはあらかじめ人事労務のタスク管理に便利な無料テンプレートが豊富に揃っています。
ここでは人事戦略、人事関連規程、人材採用、評価制度、給与計算及び社会保険の人事労務のタスクのひな型を紹介します。
人事戦略の人事労務のタスクのひな型

人事戦略の人事労務のタスクのひな型は、要員計画の立案や組織改定案の策定の人事戦略の立案、また、人員配置や人事発令などの人事異動のチェック項目があります。
あらかじめ人事戦略の内容をリスト化しておくことで、業務の効率化を図れます。
人事関連規程の人事労務のタスクのひな型

人事関連規程の人事労務のタスクのひな型は、就業規則、その他規程の変更手続きや法改正対応など人事関連規程改定のチェック項目があります。
あらかじめ人事関連規程の内容をリスト化しておくことで、業務の効率化を実現します。
人材採用の人事労務のタスクのひな型

人材採用の人事労務のタスクのひな型は、採用計画の立案、採用する人材の要件、採用評価項目の確定や採用応募の母集団形成など人材採用のチェック項目があります。
あらかじめ人材採用の内容をリスト化しておくことで、業務の効率化を図れます。
評価制度の人事労務のタスクのひな型

評価制度の人事労務のタスクのひな型は、方針等の設定、基準の設定、評価項目のバランス設定、評価ルールの決定及び評価方法の決定など評価制度のチェック項目があります。
あらかじめ評価制度の内容をリスト化しておくことで、業務の効率化を実現します。
給与計算の人事労務のタスクのひな型

給与計算の人事労務のタスクのひな型は、給与計算、所得税の納付、住民税の納付、給与支払報告書の提出、賞与支払届の提出及び社会保険手続きなど給与計算のチェック項目があります。
あらかじめ給与計算の内容をリスト化しておくことで、業務の効率化を図れます。
社会保険の人事労務のタスクのひな型

社会保険の人事労務のタスクのひな型は、社会保険の処理、従業員貸付金の処理、従業員安全衛生の管理及び福利厚生制度の改善など社会保険のチェック項目があります。
あらかじめ社会保険の内容をリスト化しておくことで、業務の効率化を実現します。
まとめ
人事労務のタスク管理は、高度な専門性を要求される人事労務の業務の効率化に役立ちます。
人事労務の仕事は、文字どおり、人事と労務に広がっているため、なかなか一人の担当者で全てをカバーすることが難しいです。
人事労務のタスクひな型を活用することで、業務の標準化ができ、より効率的な実行が可能になります。
人事労務のタスク管理を簡単に行いたい場合には、エクセル以外にも専用ツールの導入を検討しましょう。
特に「スーツアップ」などの人事労務のタスクの無料テンプレートが用意されているツールは、効率よく人事労務のタスク管理を始められる点が魅力です。
チームのタスク管理 / プロジェクト管理でこのようなお悩みはありませんか?

そうなりますよね。私も以前はそうでした。タスク管理ツールを導入しても面倒で使ってくれないし、結局意味なくなる。

じゃあどうしたらいいのか?そこで生まれたのがスーツアップです。

これ、エクセル管理みたいでしょ?そうなんです。手慣れた操作でチームのタスク管理ができるんです!

見た目がエクセルだからといって侮るなかれ。エクセルみたいに入力するだけで、こんなことも

こんなことも

こんなことまでできちゃうんです。

エクセル感覚でみんなでタスク管理。
まずは以下よりお試しいただき、どれだけ簡単か体験してみてください。