Outlookでタスク管理をする方法を解説!
「Outlookを活用してタスク管理したいけど、そもそもどんなツールなの…?」
「効率よくタスクを管理する方法が分からない」
と悩んでいる方も多いでしょう。
Outlookは、メールやスケジュールだけでなく、タスク管理にも使える便利なツール。
本記事では、Outlookでタスク管理をするメリット・デメリットや使い方をご紹介します。
Outlookをもっと使いこなしてタスク管理も行いたいという人は、ぜひ参考にしてください。
Outlookとは
OutlookはMicrosoft社のメールソフトです。
Microsoftアカウントがあれば無料で使用でき、メール以外にも、スケジュールや連絡先を管理する機能が備わっています。
MicrosoftofficeのExcelやWordなどのツールとも簡単に連携できるので、ビジネスシーンで重宝されるツール。
Outlookにはアプリ版とブラウザ版がありますが、機能面で大きく異なる点はありません。
また、Windows・Mac・Android・iOSに対応しているので、パソコンやタブレット、スマホなど、どのデバイスからでもアクセスできます。
Outlookの基本的な機能
Outlookは、ビジネスでもプライベートでも役立つ便利なツールです。
その多機能ぶりが魅力ですが、ここでは特に日常的に使える3つの基本機能についてわかりやすく紹介していきます!
メール機能
Outlookのメイン機能として、まずメール機能が挙げられます。
メールの送受信などの基本的な操作が感覚的にできるシンプルな仕様になっています。
また、仕事用、プライベート用、趣味用と複数のメールアカウントをまとめて管理できるので、メールチェックが機能が豊富で高度な設定もできるため、業務効率化に役立ちます。
Outlookのメール機能には、他にもいくつか使いやすいポイントがあります。
- フォルダを使って分類できる
- フィルタ機能で特定の相手からのメールを振り分けられる
- 検索機能でメールを検索可能
- リマインダー設定ができる
- スケジュールと連動させられる
予定表
次に、予定表(カレンダー)機能について紹介します。
Outlookの予定表機能を使うことで、カレンダーやタイムライン表示でスケジュールを見やすく管理できます。
メールと連動させることで抜け漏れをなくすことのでき、とても便利な機能です。
- 月・週・日など表示形式が様々
- 通知機能でお知らせしてくれる
- 共有機能で調整がスムーズに
- 予定ごとに色分けして管理できる
連絡先管理
最後は、連絡先管理機能をご紹介。
Outlookでは、個人やグループの連絡先を簡単に管理できます。
「仕事の連絡先が増えすぎて管理が大変…」という方も、Outlookにまとめておけば安心です。
- 電話番号やメールアドレス、住所などを一つにまとめられる
- 別のツールからアドレス帳をインポートできる
- 連絡先のCSV出力も可能
- チームごとにグループを作れる
- グループ内でメールの一斉送信ができる
Outlookでタスク管理をするメリット
Outlookは、メールツールとしてだけではなく、タスク管理にも優れた機能を備えています。
ここでは、特に便利な2つのメリットをご紹介します!
メールから簡単にタスク登録できる
Outlookなら、メールから簡単にタスクを登録することができます。
メールをタスク欄にドラッグするだけで、メールの件名がタスク名として自動的に登録されます。
「メールを見てやらなきゃと思ったけど、後回しにして忘れてしまった…」なんてことも防げます!
タスクにはメールのリンクや添付資料も一緒に登録されるため、タスクの整理も容易になります。
タスクに期日を設定しておけば、リマインダーで通知が届くため、急ぎの依頼や重要な案件でも忘れずに対応できます。
別のタスク管理ソフトを使わなくてよい
Outlookでタスク管理を行えば、別の他のタスク管理ツールを導入する必要がありません。
Outlookは、メール、カレンダー、タスク管理が一体化しているので、複数のツールを切り替える手間がありません。
メールを確認しながらタスクを登録したり、スケジュールを見ながらタスクの進捗を確認したりと、すべてがOutlook内で完結します。
PCとスマートフォンの間でデータが同期され、どこにいてもタスクを簡単に管理でき、アプリの切り替えも必要ありません。
他のタスク管理ソフトを利用すると費用がかさんでしまうこともありますが、Outlookを使用することで追加費用が不要になるというメリットもあります。
Outlookでタスク管理をするデメリット
Outlookでタスク管理をすると仕事を円滑に進めやすくなります。
しかし、利用する際に注意すべき点や他のタスク管理ツールと比べた際のデメリットも存在します。
ここでは、特に気になる2点をご紹介します。
共有にはMicrosoftアカウントが必要
Outlookを使用するには、Microsoftアカウントが必要です。
そのため、タスクを共有する相手がMicrosoftアカウントを持っていないと成り立ちません。
チームやクライアント全員がMicrosoftの環境を使用していない場合、共有がスムーズに行えないこともあります。
近年では、様々なメール・チャットツールが普及しているため、クライアントに合わせて別のツールを併用しなければならないケースも。
チームでタスクを共有して管理したい場合は、Outlookの使用をルール化することがオススメです。
1つのタスクを複数人に登録できない
Outlookのタスク機能では、一つのタスクに複数の担当者を割り当てることはできません。
もし複数人に同じタスクを割り振りたい場合でも、それぞれ個別にタスクを作成する必要があります。
そのため、全体の進捗具合をリアルタイムに管理することは難しく、共同作業には向いていません。
1つのタスクを複数人で分担する場合は、他のタスク管理ツール(TrelloやAsana)の方が便利です。
Outlookでタスク管理する方法
ここからは、実際にOutlookでタスク管理をする手順をご紹介します。
Outlookを開くと左に各ツールのアイコンが並んでいます。
チェックマークのアイコンをクリックするとタスク管理が起動できます。
タスク管理の各ページ上部にある「タスクの追加」をクリックします。
タスク名を入力し、「追加」をクリックするとタスクの登録が完了します。
今回は、タスク名を「タスクA」として登録しました。
タスクの登録時には、期限日・通知日時・繰り返し登録なども設定できます。
登録してあるタスクをクリックすると、詳細画面が右側に開かれます。
期限日・通知日時・繰り返し登録などのほか、タスク内のステップや関連資料、メモの追加が可能です。
タスクを整理する際は、タスクリストを分けたり、重要度マークを付けたりしましょう。
メニューの一番下にある「新しいリスト」をクリックすると、新規のタスクリストを登録できます。
プロジェクトや業務内容によってリストを分けるとタスクを管理しやすくなるでしょう。
リストの数が増えた場合は、リストをグループ分けできます。
「新しいリスト」の右にあるアイコン(グループの作成)をクリックすると、新規のグループを作成できます。
「グループA」のなかに「リストA」を作成しました。
また、重要度の高いタスクには、「☆」マークを付けられます。
タスクの登録時や詳細追加時にタスク名の右にある「☆」マークをクリックしましょう。
重要度の高いタスクとして登録すると「☆」が「★」になり、メニュー内の「☆重要」のタスクの数が増えます。
さらに、カテゴリとしてタスクを色分けすることも可能です。
タスクの詳細画面の下から3つ目にあるカテゴリから選択しましょう。
6種類のカテゴリで色分けができます。
タスクをチームメンバーに共有する方法
Outlookで管理しているタスクをチームメンバーに共有する方法をご紹介します。
共有するには、相手がOutlookにログインする必要があります。
タスクリストを右クリックし、「リストを共有」をクリックします。
「招待状のリンクを作成する」をクリックし、「メールで招待する」をクリックします。
新規メールが作成されるので、宛先に共有したい相手を入力し送信します。もしくは、リンクをコピーして相手に送ります。
招待した相手が共有リストに参加すると、各タスクを割り当てられるようになります。
タスクの詳細画面から「割り当て先」を選択して、タスクを共有しましょう。
相手が共有リストに参加していないと割り当てはできません。
知っていると便利なOutlookの機能
Outlookは多機能で便利なメールツール。
ここでは、知っているとさらに便利になる、Outlookでタスク管理をする際の機能を2つご紹介します。
定期的なタスクの設定
Outlookのタスク管理では、定期的なタスクの繰り返し登録ができます。
定期的に行うものを毎回設定するのは手間がかかりますよね。
Outlookでは、設定により決まったタスクを自動で登録できます。
以下が繰り返しの設定手順です。
タスクをクリックすると、右側に詳細画面が表示されます。
「繰り返し」をクリックして、定期的なタスクとして登録しましょう。
毎日・平日・毎週・毎月・毎年の頻度のほか、「ユーザー設定」から任意の頻度に設定できます。
アラームの設定
Outlookのタスク管理には、アラームでの通知設定機能があります。
せっかくタスクを設定しても、すっかり確認を忘れてしまった…なんてことは防ぎたいですよね。
アラーム設定の手順は以下の通りです。
タスクをクリックすると、右側に詳細画面が表示されます。
「通知する」をクリックし、リマインダーの設定を行います。
数時間後・明日・来週の3パターンが提示されますが、「日付と時刻を選択」から任意の日時を設定できます。