タスク完了データを通じて人事評価もできるタスク管理ツール 〜 株式会社BEYOND AGE代表取締役社長 市原 大和さん~

株式会社スーツでは、2024年4月10日に経営支援クラウド「Suit UP」(以下「スーツアップ」といいます。)のβ版をリリースしました。スーツアップはチームでかんたん、毎日続けられるプロジェクト・タスク管理ツールです。表計算ソフトのような操作で、チームの業務を「見える化」して、タスクの抜け漏れや期限遅れを防ぎます。

今回は、シニアのセカンドキャリア支援企業である株式会社BEYOND AGE(以下「BEYOND AGE」といいます。)の代表取締役社長の市原 大和さんにユーザーインタビューをさせていただきました。インタビュアーは株式会社スーツ代表取締役社長CEOの小松裕介、インタビュー日は2025年1月21日です。

【まとめ】

・誰かが言わなくても、スーツアップがタスクの期限をリマインドしてくれて、担当者が「期限がヤバイ!」と気が付いてくれれば、お互いのストレスがなくせる。
・組織が大きくなりメンバー数が増えていく過程で、メンバーの仕事ぶりも見えなくなる中で、タスクの見える化は必須だと考えた。
・スーツアップは凄いリーズナブルで導入しやすい。
・私たちが比較検討した結果、金額感と使いやすさの総合点では、スーツアップが頭一つ出ている。
・スーツアップは、入力インターフェースがエクセルやスプレッドシートのような表計算ソフトに似ているため、新しく操作を覚える必要もなく、初期のセットアップも運用も簡単である。

目次

タスク完了データを通じて人事評価もできるタスク管理ツール

1.BEYOND AGEの創業のきっかけと事業内容について教えてください。

私は新卒で大手損害保険会社の東京海上日動火災保険株式会社に入社しました。しかし、2018年頃に、自分で事業をしたいから会社を辞めようと思って、次に何をやるかは決まっていなかったのですが、上司に「会社を辞めます」と言ったら、上司から「会社を辞めないで社内で事業を作る方法があって、ビジネスコンテストがあるから、それに応募して駄目だったら辞めればいいのでは。まずそれに応募してみなよ。」と言われたのです。そこで、応募するためには、やはり何の事業をやるか考えないといけないので、その時に「人が好きなので何か人材事業で起業したい」と考えたのです。

その中で、いろんな年代の人にヒアリングすると、「シニアの方々が、働きたいのに働きたいと思える仕事がない」ということを職歴の高いシニアの方々から非常に多くの意見をもらったのです。これは相当「ペイン」も深いし、広いよなというふうに思って、色々調べてみたのです。調べてみたところ、大手の人材企業も含めて、この領域にチャレンジしている会社がほとんどないことが分かったのですが、どうやら大手人材企業が進出しない理由はシニア人材は儲からない、若手の人材の方が儲かるという理由だったようです。でも、これは、日本のために誰かが解決しないといけない社会課題だと思ったので、ビジネスとしてシニアの方の「働きたいのに働けない」とか「働きたい仕事がない」みたいな問題を解消していければ、みんなにとってハッピーなんじゃないかと思ってこの領域でチャレンジすることにしました。

社内のビジネスコンテストは、4回の選考がありましたが全部通過して、最後には優勝して、東京海上の中で「プロドア」というサービス名でシニアのビジネスマッチング・サービスを立ち上げました。きちんと事業立ち上げをやりきって、日経新聞の電子版とかプレジデントとかにも取り上げていただいたりしたのですが、やはり、もう少し自由度を持って事業をやりたいと思ったので、結局、起業しました。ちゃんと円満退社しています。笑

現在、BEYOND AGEでは、シニアのセカンドキャリア支援をする事業をやっていまして、具体的には、シニアの独立支援や転職支援の研修、シニアに対するお仕事の斡旋、あと「シニア独立100万人」というメディアとシニアの方々向けのコミュニティ事業をしています。

2.メンバーの管理やタスクマネジメントに対する課題はお持ちでしたか?

私はサラリーマンの下っ端だった時から、上司から「あれどうなった?」と言われるのが、凄いストレスだったんです。自分で言うのは少しはばかられるのですが、仕事も普通にできた方なので、若い時に上司から「あれどうなった?」と言われて、「いや、もうやっています」と回答していたわけです。そうすると上司から続けて「じゃあ、それが終わっているならば、これは終わってる?」と聞かれ、それにも「それも終わっています」と回答します。さらに、「その先の根回しも終わっているの?」と聞かれたので、「全部終わってます」というようなやりとりをしていたのです。若い時分の私としては、鼻っ柱が強く「ちゃんと先まで考えてやっています!」って感じだったのですが、上司にタスクの進捗状況の確認をされるのって、部下にとっても、上司から信頼をされていないようで嫌なことだと思っていたのです。そういった先を考えたタスクの進め方をしていたら、ある日、上司が「市原は自分で考えて動けるから、もう『あれ どうなった?』って聞く必要ないな」と多分思ってくれたのでしょうが、私に対して「あれどうなった?」と聞かなくなったのです。そこからは、ストレスフリーで働けるようになったんですよ。 

このように、上司に心配されるのが私は嫌だったので、自分が独立して経営者になった時に、今は「あれどうなった?」と聞かなきゃいけない立場なのですが、メンバーに聞くのが凄い嫌だったんですよね。若い時の自分と同じように、言われる側も「凄い嫌なんだろうな」と思っていたのです。自分が嫌だったから、できればこのコミュニケーションをなくしたいなと思っていて、スーツアップの話を聞いたときに、まさにこの問題が解消できるんじゃないかと思ったのです。私が言わなくても、スーツアップがタスクの期限をリマインドしてくれて、担当者が「期限がヤバイ!」と気が付いてくれれば、お互いのストレスがなくせるんじゃないかなと思って、導入しました。

3.どのような経緯でスーツアップを導入したのですか?

当社は現在、正社員と業務委託を含め10名強のまだ小さい会社なので、今まではビジネスチャットツールのChatworkのタスク管理機能を使っていました。しかし、Chatworkは、あくまでチャットツールがメインですので、タスク管理だけみると機能が不十分なのです。具体的には、私とAさんの間でやらなければならないタスクがあるとすると、この2人のタスクは他のメンバーは見ることができないんですね。そうなると、誰のタスクが遅れていて、誰のタスクが進んでいてみたいなものが把握できない。今までのフェーズでは、タスクの見える化がされていない状況でも事足りていたかなと思うんですけど、今後やはり社員数が10人とか20人とかに増えてくると、私の下にまた1つ階層ができて、その階層にいるメンバーの仕事ぶりも見えなくなる中で、タスクの見える化は必須だと考えたのです。

このような問題点を解決したくて、様々なプロジェクト・タスク管理ツールを探したのです。この領域には、AsanaやNotionをはじめ他にも様々なツールがありますが、私たちはスタートアップなのでコスト意識を高く持っていて、今後、組織が大きくなると、SaaSで一人当たり月額2,500円とか3,000円とかいう金額は決して安くはない合計金額になってしまうので、スーツアップは凄いリーズナブルで導入しやすいなって思いました。 

特にNotionは、AI機能なども充実していて魅力的に映る一方で、ちょっと高度なイメージがあって、導入にあたって「作り込まないといけない」と思いました。私にそれを出来るのかというと、エンジニア出身の社長でもないので、セットアップするのに誰かに頼まないといけない。そうすると、その時点でNotionの運用はブラックボックス化してしまうと思っていて、「その人が辞めちゃったら、誰もメンテナンスできません。」みたいになってしまう。エンジニアが社内にたくさんいるテック系の会社ならば、先ほどのNotionのような高度なタスク管理ツールを使えばいいかもしれませんけれども、私どものような普通の事業会社だと初期設定も大変です。導入にあたり一度作り込んでしまうと、業務フローを途中で変更することも難しくなってしまう。しかも、今後、事業が拡大して、社員数が増えてくると社員のITリテラシーにもバラつきがあるし、全員がついて来られるか、そのツールを使いこなせるかどうかも重要な論点になると考えています。 

私たちが比較検討した結果、金額感と使いやすさの総合点では、スーツアップが頭一つ出ているんじゃないかなと考えています。スーツアップは、入力インターフェースがエクセルやスプレッドシートのような表計算ソフトに似ているため、新しく操作を覚える必要がありませんので、初期のセットアップも運用も簡単です。

4.今後のBEYOND AGEの目標と、さらにスーツアップをどのように活用していきたいかについて教えてください。

当社では、当面の目標として、2030年内のIPOを目指しています。できれば、この5年ぐらいで「シニア業界ではBEYOND AGEがあるよね」と言われるようなシニア人材の会社では一番の会社になりたいと考えています。 そして、2050年には1兆円企業という目標を立てています。

今後はスーツアップの分析機能を活用していきたいと考えています。スーツアップの分析機能では、メンバー個人、部署やプロジェクトなどの単位で、実際にタスクがどの程度実行されたのか、または、されなかったのかを把握することができます。しかも、上司と部下の関係も分かるようになっていて、もし上司のタスクの期限設定が厳しく、毎回、部下がタスクの期限遅れが発生しているなども把握することができます。そのため、タスクマネジメントを通じて、客観的な人事評価ができると考えています。

今後、社員が増えていくと、どうしても全てのメンバーの働きぶりを細かく把握できなくなってしまうかもしれません。そういった時に、例えば私がAさんの部下を直接的には知らなくても、その人の評価が凄く良いとか悪いとか、スーツアップを見ると把握できる。客観的なタスクの完了のスピードとか量とか、タスク期限の遵守状況とかが簡単に分かる。あの上司の部下だとメンタルをやられる社員が多いだとか離職率が高いだとかに加えて、タスク期限の未達率が高くて、よくよく見ると「このタスクを3日後に期限設定するのはキツ過ぎるんじゃないか」とか、そういうのもしっかり見れば把握できる。このように社員を評価するにあたって、客観的なデータがあることは透明性が高く、非常に良いのではないかと考えています。

(聞き手:株式会社スーツ代表取締役社長CEO 小松)


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2.スーツアップの導入方法について
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この記事を書いた人

スーツアップのカスタマーサクセス担当です。スーツアップは、チームでかんたん、毎日続けられるプロジェクト・タスク管理ツールです。表計算ソフトのような操作で、チームの業務を「見える化」して、タスクの抜け漏れや期限遅れを防ぎます。チームのタスク管理を実現することで、業務の効率化やオペレーションの改善が進み、大幅なコスト削減を実現します。

お問い合わせ先:cs@suits.co.jp

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