オペレーションを改善できるタスク管理ツール ~ 株式会社ユナイテッドスイーツグループ 代表取締役社長 奥田 将司さん ~

株式会社スーツでは、2024年4月10日に経営支援クラウド「Suit UP」(以下「スーツアップ」といいます。)のβ版をリリースしました。スーツアップはチームでかんたん、毎日続けられるプロジェクト・タスク管理ツールです。表計算ソフトのような操作で、チームの業務を「見える化」して、タスクの抜け漏れや期限遅れを防ぎます。

今回は、スイーツ業界に特化して事業承継・企業再生を行う投資会社である株式会社ユナイテッドスイーツグループ(以下「USG」といいます。)の代表取締役社長の奥田 将司さんにユーザーインタビューをさせていただきました。インタビュアーは株式会社スーツ代表取締役社長CEOの小松裕介、インタビュー日は2025年2月6日です。

【まとめ】

・多くの仕事の責任者・担当者が決まっていなかったり、期限も明確に定められたりしていないなどの課題があった。
・スーツアップの魅力的は、チームのタスク管理に特化されていることと、やはりシンプルで使いやすいツールであること。
・高度で複雑なツールの導入は、ITリテラシーが高い組織ではない場合、ツール導入や運用に高いハードルがある。
・他のツールだといろいろな機能が付き過ぎて分かりづらくなってしまっていて、スタッフが使いこなせるようになるまでに課題がある。
・スーツアップは、タスクの期限について通知できる機能があり、価格もちょうどよい。
・スーツアップはこの一連の流れのタスクの見える化と進捗状況のチェックに非常に使い勝手がいい。
・スーツアップを使えば、チームでタスク管理をすることができるし、タスクの状況の見える化ができる。

目次
チームのタスク状況が分からない。
これに多額のコストが発生していることを知っていますか?

オペレーションを改善できるタスク管理ツール

1. ユナイテッドスイーツグループと事業内容について教えてください。

我々は、お菓子業界、主にスイーツ業界の「事業承継請負人」を目指しています。メディアでも報道されているとおり事業の引き継ぎ手がいなくて廃業するとか、あるいは、昨今は起業が気軽にできる時代になりましたので、事業を興したところビジネスが当たったけど、なかなかその後はうまいこといかないとかいうような会社がたくさんあります。私はスイーツ領域において経歴とかノウハウがありますので、これらを活かして事業承継をしていけば、その事業を再成長させてより価値のある事業を社会に残していけるのではないかという想いの元、引き継ぎをさせていただいています。 

具体的には、第1号案件として株式会社弁才天。急拡大したものの、その後はなかなか運営がうまいこといかずに事業規模を縮小させたんですけど、今は訪日外国人など海外の方向け販売とECが伸びてきていて、再成長に向けて事業を推進しております。次の第2号案件は株式会社グランドカステラジャパン。グランドカステラは台湾を祖業とするカステラのブランドなんですけど、前の運営会社で運営がうまくいかないということで、我々が引き継ぎして、いろいろ運営体制の見直しとか商品開発をして、今は再生できて経営成績が非常に伸びているような状況です。

私自身は、投資会社の出身ではなくて、大手チェーン店の飲食店から始まって、その後ここ10年ぐらいは食にまつわるビジネスを再生する会社経営に携わっておりました。その中で投資ファンドとも協業することもありました。企業再生をして成功できた事例を、スイーツ業界で横展開していければ、初めに言った「事業承継請負人」といった世界観が達成できるのではないかと思っています。

2.今まで会社を経営してきた中で、組織やオペレーションに対する課題はお持ちでしたか?

現在、社員・アルバイトの合計は、弁才天では100人ぐらい。また、グランドカステラでは30人ぐらいの組織体制です。課題ですが、両社ともに、定期的に新商品を開発して、それを告知したりキャンペーンやったりとか、マーケティング活動をあまりしていなかったのです。そのため、事業経営の経験者が私しかいない中で、どのようにそれぞれの会社のスタッフの皆さんに効率よく動いてもらうかが課題でした。私もスタッフの皆さんに言ったことを忘れないように紙でメモをしたり、スタッフの皆さんにもメモをしてもらったりして、そのメモを壁に貼っておこうと言ったのですが、結局それすら忘れてしまうような状態でした。その結果、チャンスロスに繋がってしまうこともありましたし、多くの仕事の責任者・担当者が決まっていなかったり、期限も明確に定められたりしていないなどの課題がありました。

3.このような課題に対して、なぜスーツアップの導入を決めたのでしょうか?

スーツアップが魅力的なのは、チームのタスク管理に特化されていることもそうですが、やはりシンプルで使いやすいツールだということです。過去には高度で複雑なツールの導入検討をしたこともあるのですが、なかなかITリテラシーが高い組織ではないので、ツール導入や運用に高いハードルがあるのです。他のツールだといろいろな機能が付き過ぎて分かりづらくなってしまっていて、スタッフが使いこなせるようになるまでに関門がある。他のツールだと海外系のツールやガントチャート・ツールなどがありますが、そもそも導入時点でいろいろな設定をしないといけなくて、使いこなすのにITリテラシーが問われます。特に現在の当社グループの規模だと、ある程度は私がプロジェクト・マネジメントをしています。私は難しいITツールでも分かるのですが、現場の他のスタッフたちが分からない。過去にファンド案件の場合でも、こういった難しいツールは全く機能してなかったですね。その点、スーツアップは、非常にシンプルで使いやすいです。 

その他にも、スーツアップは、タスクの期限について通知できる機能がありますし、ちょうどいいぐらいの価格でありがたいです。

4. 現在の運用方法はどのような状況でしょうか?

スーツアップの運用方法ですが、USGは新規のM&Aと先ほどの2社を管理監督している会社ですので、日常業務については主に管理部門で使っています。メインはやはり事業承継させていただいた事業会社のタスク管理になります。弁才天とグランドカステラでは同様の使い方をしていて、今後は両社でもタスクのフォーマットを一緒にしていこうと考えています。具体的には、先ほどのとおり、スイーツの販売には、年間のマーケティングのスケジュールがあって、1つの新商品を発売するのにいろんなタスクがあるわけです。そもそもどのような新商品にして、試作・試食をして、写真を撮って・・・それを1つずつ進めていかないと発売につながらない。逆に1つでも抜け漏れがあってはいけないのです。このあたりの一連のタスクを、マイルストーンを置いてチェックしていくのです。スーツアップはこの一連の流れのタスクの見える化と進捗状況のチェックに非常に使い勝手がいいのです。他にも会議で、例えば「アルバイトのAさんの接客がよくないので、Aさんに教えておいてください。」と言ったら、今まではそれで終わりになってしまっていたのです。これについても、その後フォローして実際に教えているのか、教えたとしても、どのように教えているのかなどが分からなかったのですが、スーツアップによってタスクの進捗確認と、マニュアルのような手順の標準化がかんたんにできるようになりました。

5. 今後の事業構想と、さらにスーツアップをどのように活用していきたいかについて教えてください。

今後もスイーツ業界において「事業承継請負人」として、多くの会社様の事業を引き継がせていただきたいと考えています。M&A業界では同じ業界の会社を連続して買い受けさせていただいて規模の拡大とオペレーションの効率化を図るM&A手法をロールアップといいますが、今までの2社もそうですが、同じスイーツ業界の会社の事業承継をさせていただいているので、グループにノウハウが溜まってきています。特に我々は組織とオペレーションに強みがあって、事業を引き継いだら翌日から我々で運営できるなど、スピード感を持って事業推進ができます。実はグランドカステラについては事業承継のタイミングで責任者が退職してしまうことがあったのですが、それであっても、次の日のオペレーションも普通にまわすことができました。このあたりの組織やオペレーションの構築力は得意だと思っています。

そのため、我々は、あまりピカピカの会社の事業を引き継がせていただくことは目指しておらず、どちらかというと、売上が下落しているとかスタッフが辞めていくとか困っているオーナーの事業を引き継がせていただきたく考えています。スーツアップを使えば、チームでタスク管理をすることができますし、タスクの状況の見える化ができます。タスクが見える化しているならば、コツコツと我々が持っているノウハウを転用していけば、その結果、大きくバリューアップができると考えています。

今のスイーツ業界は、我々からすれば多くのオペレーションとマーケティングの改善余地、つまり業績向上の伸びしろがあるのです。スーツアップのようなITツールの導入もそうですが、大きく生産性を上げられると考えています。我々は生産性を上げることにこだわっています。スイーツ業界は、スタッフの皆さんのお給料が安い業界なので、しっかりとした経営をして、マーケティングをして価格も高く取れるようにして、オペレーションの改善もして生産性を上げて、給料を上げていけるようにしたいと考えています。スイーツ業界全体の改善に貢献していきたいと考えています。

(聞き手:株式会社スーツ代表取締役社長CEO 小松)


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この記事を書いた人

スーツアップの広報担当です。スーツアップは、チームでかんたん、毎日続けられるプロジェクト・タスク管理ツールです。表計算ソフトのような操作で、チームの業務を「見える化」して、タスクの抜け漏れや期限遅れを防ぎます。チームのタスク管理を実現することで、業務の効率化やオペレーションの改善が進み、大幅なコスト削減を実現します。

お問い合わせ先:pr@suits.co.jp

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