kintone(キントーン)でプロジェクト管理はできる?評判・料金・機能を徹底レビュー【2026年】

kintoneは、サイボウズ株式会社が提供する“ノーコードで業務アプリを作れる”クラウドサービスです。
案件管理やタスク管理のアプリを自分たちで組み立てられるため、プロジェクト管理の道具としても広く使われています。
一方で「専用のプロジェクト管理ツールではない」ことに由来する得意・不得意もはっきりしています。
結論から言うと、kintoneは現場で業務アプリを内製し、案件や情報を一つの基盤に集約したいチームに向きます。
反対に、すぐ使えるガントチャートやカンバンだけを、少人数で手早く始めたいチームにはオーバースペックになりがちです。
この記事では、kintone(キントーン)の評判・料金・機能・向き不向きを中立に整理し、合わないと感じた場合の乗り換え候補まで解説します。
プロジェクト管理ツールを探していると、kintoneは必ずと言っていいほど候補に挙がります。
ただ、実際に導入した企業の評価は「柔軟で手放せない」と「作り込めず放置した」に大きく割れます。
この差はツールの良し悪しではなく、自社の使い方とkintoneの設計思想が噛み合っているかで生まれます。
だからこそ、機能一覧を眺める前に「自分たちはどちらのタイプか」を見極めることが大切です。
【結論】kintone(キントーン)はプロジェクト管理に向いている?総合評価

結論:向くチーム・向かないチーム早見
kintoneをプロジェクト管理に使うべきかは、「アプリを自分たちで育てられるか」でほぼ決まります。
下の早見表で、自社がどちらに近いかをまず確認してください。
→ 表は横にスクロールできます
| タイプ | kintoneとの相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 現場で業務改善を内製したい中小〜中堅 | ◎ 向く | アプリを育てて案件・情報を一元化できる |
| 申請・承認など複数業務を1基盤に集約したい | ◎ 向く | プロセス管理(ワークフロー)が標準で強い |
| すぐ使えるガント/カンバンだけ欲しい少人数 | △ オーバースペック | 標準にガントが無く、作り込み・プラグイン費がかかる |
| 社内にアプリを保守できる人がいない | △ 慎重に | 設計・メンテナンスの担い手が必要 |
同じ「プロジェクト管理をしたい」でも、求めているものは企業によって正反対です。
ある会社はバラバラの管理表を一つの基盤に集約したいと考え、別の会社はとにかく今日から全員がガントで進捗を見たいと考えます。
kintoneは前者に強く、後者には遠回りになりがちだ、というのが向き不向きの本質です。
kintone(キントーン)がプロジェクト管理で強い点(要約)
最大の強みは、プロジェクトの形に合わせてアプリを自作できる柔軟性です。
案件一覧・タスク・見積・日報などをそれぞれアプリ化し、コメントやスペースで情報を1か所に集約できます。
ExcelやメールでバラバラだったPJ情報を、検索・集計できるデータベースに変えられるのが本質的な価値です。
申請・承認の流れをプロセス管理でステータス化できる点も、複数部署が関わるプロジェクトで効きます。
「今そのタスクが誰のボールで、どの承認段階にあるか」が可視化され、停滞の発見が早くなります。
たとえば制作会社なら、案件アプリに受注日・納期・担当・進捗率を持たせ、見積アプリや日報アプリと関連づけて「案件まわりの情報が全部そこにある」状態を作れます。
エクセルを人数分コピーして配る運用から抜け出したいチームには、この一元化が最初の大きな効果になります。
導入前に知っておきたい注意点
見落としやすいのは、標準ではガントチャートが用意されていないことです。
工程を横棒で引きたい場合は、カレンダー+カスタマイズビューで工夫するか、ガント対応のプラグインを追加します。
そもそも『ガントチャートとは何かを基礎から解説した記事』も参考に、本当にガントが必要な運用かを見極めておくと選定を誤りません。
コスト面では、最低契約が10ユーザーからで、料金はユーザー数×単価で積み上がる点に注意します。
少人数で始めたいチームほど、1人あたり単価だけでなく「最小10人分」の負担が判断材料になります。
もう一つ、見落とされやすいのが「作る人・保守する人」の存在です。
kintoneはアプリを自由に作れる反面、その設計や見直しを担う人がいないと、使わないアプリが増えて情報が散らばる“アプリの乱立”に陥りがちです。
導入前に、誰がアプリを育て続けるのかを決めておくと、この失敗を避けられます。
kintone(キントーン)とは(サービス概要と基本情報)

サイボウズのノーコード業務改善プラットフォーム

kintoneは、サイボウズ株式会社が提供するクラウドサービスです。
ドラッグ&ドロップの操作で入力フォームや一覧を組み立て、案件管理・顧客管理・申請業務などのアプリを内製できます。
現場の担当者自身が「欲しい管理表」を作れるのが、既製ツールと最も違う点です。
蓄積したデータは検索・集計・グラフ化でき、経営レポートまで広げられます。
公式で400種類以上のプラグイン・連携サービス。
Slack/Microsoft Teams/LINE WORKS/Chatwork などと通知連携が可能。
詳しい概要はkintone公式サイト(サイボウズ株式会社)で確認できます。
もともとは情シスや業務改善担当が使うイメージが強いサービスですが、近年は営業・製造・建設・士業など、現場部門が自分たちの管理表をkintone化する使い方が広がっています。
「ベンダーに頼まず、自分たちで直せる」ことが、変化の速い現場での支持につながっています。
→ 表は横にスクロールできます
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | サイボウズ株式会社 |
| 種別 | ノーコードの業務改善プラットフォーム(クラウド) |
| 料金(税抜) | ライト 月1,000円/スタンダード 月1,800円/ワイド 月3,000円(1ユーザー・最小10ユーザー〜) |
| 無料お試し | 30日間の無料お試しあり(スタンダードコースを、ユーザー数制限なしで試用可) |
| ガントチャート | 標準搭載なし(プラグインやカレンダー+カスタマイズビューで補う) |
| カンバン | 標準搭載なし(プラグインで実現) |
| 外部連携 | 400種類以上のプラグイン・連携サービス |
| 口コミ評価 | BOXILのレビュー総合評価 4.19/5.0(396件・2026年8月時点) |
プロジェクト管理は「アプリを自作」して実現する

kintoneには「プロジェクト管理」という完成品の画面が最初からあるわけではありません。
案件一覧アプリ・タスクアプリ・進捗報告アプリなどを自分たちで組み合わせてプロジェクト管理の形にします。
この“自作前提”が、柔軟さの源であると同時に、後述する作り込みコストの原因にもなります。
テンプレートや事例集も公式に用意されています。
具体的な活用像はkintone公式:プロジェクト管理の活用事例集(PDF)が参考になります。
なお、タスク単位の管理手順はkintoneでタスク管理をする方法でも詳しく解説しています。
400種類以上のプラグイン・外部連携で拡張できる
標準機能で足りない部分は、プラグインや外部サービス連携で補えます。
Slack・Microsoft Teams・LINE WORKS・Chatworkなどへの通知連携で、更新を見逃しにくくできます。
連携の全体像はサイボウズ公式連携:チャット通知連携にまとまっています。
ただし拡張機能(プラグイン・API)はスタンダードコース以上でのみ利用可能です。
ライトコースではプラグインが使えないため、ガント対応などを見込むならプラン選びの段階で織り込んでおきます。
連携で特に効果が大きいのは、普段使っているチャットへの通知です。
SlackやMicrosoft Teamsに「担当になった」「期限が近い」といった通知を流せば、kintoneをわざわざ開かなくても更新に気づけるため、確認漏れが減ります。
逆に通知設計を怠ると、せっかく入力したデータが“見に行かないと分からない情報”のまま埋もれてしまいます。
kintone(キントーン)でプロジェクト管理を実現する主要機能と使い方

案件・タスク管理アプリをノーコードで作る
まずは管理したい情報を洗い出し、フィールド(項目)を並べてアプリを作ります。
案件名・担当者・期限・ステータス・優先度などをフィールドにすれば、そのまま案件一覧になります。
- 「アプリを作成」からノーコードでフォームを設計(案件名・担当・期限・ステータス等の項目を配置)
- 一覧の表示形式を用途に合わせて作成(担当別・期限順・ステータス別など複数の一覧を用意)
- コメント機能で各案件・タスク上に会話を集約し、メール往復を減らす
- 権限を設定し、部署・役割ごとに見える範囲・編集できる範囲を調整する
プロジェクト管理として使うなら、案件アプリとタスクアプリを分け、関連レコード機能で「この案件に紐づくタスク」を一覧できるようにするのが定番の設計です。
こうしておくと、案件単位でも担当者単位でも進捗を追えるようになります。
プロセス管理(ワークフロー)で申請・承認を回す
kintoneのプロセス管理は、レコードごとに「未着手→作業中→承認待ち→完了」といったステータスと担当を定義できる機能です。
申請・承認や多段階のレビューを伴うプロジェクトで、いま誰のボールかを明確にできます。
ステータスが変わると担当者に通知が飛ぶよう設定でき、停滞タスクの放置を防げます。
紙やメールで回していた承認フローを置き換える用途で、特に評価されています。
プロジェクト管理の現場では、「作業は終わったのにレビュー待ちで止まっている」ことが遅延の主因になりがちです。
プロセス管理でレビュー・承認の段階を明示すると、どこで詰まっているかが一目で分かり、会議で一件ずつ口頭確認する時間を減らせます。
一覧・カレンダー・集計グラフで進捗を見える化
同じデータを、表形式の一覧・カレンダー表示・集計グラフなど複数のビューで見られます。
期限をカレンダーに載せれば締め切りの山が見え、ステータス別に集計すれば進捗の偏りが分かります。
案件数・工数・進捗率などをグラフ化して定例会議の資料にすることもできます。
進捗を「数字」で追う運用は『プロジェクト管理と進捗管理の進め方』の考え方とあわせると効果的です。
ただし、ここで多くのチームがつまずくのが「ビューは作れても、更新が続かない」問題です。
どれだけ集計画面を用意しても、現場がレコードを更新しなければグラフは実態とずれていきます。
見える化の成否は機能の多さより、全員が毎日ためらわず入力できるかにかかっている、という点は押さえておきたいところです。
ガントチャート・カンバンはプラグインで補う

ここが選定で最も重要な点です。
kintone(キントーン)は標準ではガントチャートもカンバンも持っていません。
工程を横棒で引きたい・付箋のように動かしたい場合は、プラグインや連携サービスで追加します。
拡張機能(プラグイン・API連携)はスタンダードコース以上で利用可。
ガント/カンバンのプラグインは無料・有料が混在(例:ガント・カンバン・カレンダーに対応する有償プラグイン「KEIKAK」は月額20,000円/ドメイン・年額200,000円/ドメイン)。
ガント/カンバン対応の代表的なプラグインは、サイボウズ公式の連携ページ(サイボウズ公式連携:ガント/カンバン対応プラグインKEIKAK/サイボウズ公式連携:ガントチャートプラグイン)から確認できます。
無料で試せるものもありますが、業務で使い込むなら有償プラグインの費用も見込んでおきましょう。
ここで判断を分けるのは、「ガントが“あれば便利”なのか、“無いと業務が回らない”のか」です。
前者なら標準のカレンダーや一覧で十分なことも多く、無理にプラグインを入れる必要はありません。
後者、つまり工程表が仕事の中心にある開発・制作・建設のようなチームは、最初からガントを標準搭載するツールと、プラグインで足したkintoneを、総額と使い勝手の両面で比べるのが賢明です。
実装方法は大きく2通りあります。
1つは標準のカレンダー表示やカスタマイズビューで“ガント風”に見せる方法で、追加費用はかかりませんが表現力は限られます。
もう1つがガント専用プラグインの導入で、依存関係や進捗バーまで扱える反面、月額の利用料が発生します。
自社にとってガントが「必須の中核機能」なのか「あれば便利な補助」なのかで、どちらを選ぶべきかが変わります。
ポイント:ガント運用が主目的なら、プラグイン費と設計工数を含めた総額で、標準でガントを持つツールと比較するのが公平です。
kintone(キントーン)の料金プラン

3つのコースと料金(ライト/スタンダード/ワイド)
kintone(キントーン)のコースは3種類です。
プロジェクト管理でプラグインやAPIを使う場合は、拡張機能が使えるスタンダードコース以上が基本になります。
→ 表は横にスクロールできます
| コース | 料金(税抜・1ユーザー/月) | 最小契約 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| ライト | 月1,000円(年12,000円) | 10ユーザー | 基本機能をコスト重視で使う。拡張機能(プラグイン/API)は不可 |
| スタンダード | 月1,800円(年21,600円) | 10ユーザー | プラグイン・API・kintone AIなど拡張機能が使える中心プラン |
| ワイド | 月3,000円(年36,000円) | 1,000ユーザー | 大規模利用向け |
最小10ユーザー・ユーザー課金というコストの考え方

注意したいのは、最低契約が10ユーザーからで、費用が「人数×単価」で積み上がる点です。
たとえばスタンダードを10名で使えば月18,000円(税抜)が基準となり、人数が増えるほど比例して増えます。
さらにガント等のプラグインを足せば、その分の費用が上乗せされます。
少人数で軽く始めたいチームほど、この最小人数とユーザー課金がコスト面のハードルになりやすいと言えます。
具体的に見てみましょう。
5人のチームでも契約は10ユーザーからなので、スタンダードなら月18,000円(税抜)が下限になります。
ここに有償のガントプラグインを1つ足すと、さらに月2万円前後が上乗せされることもあります。
一方で、100人規模で全社の業務基盤として使い倒すなら、1人あたり単価は割安に感じられます。
kintoneのコストは“規模とやり込み”に比例して価値が出るタイプだと理解しておくと、判断を誤りません。
30日間の無料お試しで試せる範囲
30日間の無料お試しあり(スタンダードコースを、ユーザー数制限なしで試用可)。
本契約前に、スタンダードの機能をユーザー数の制限なく試せるので、実際にアプリを作って運用感を確かめられます。
お試し期間の終了後でも、一定期間内に申し込めば作成したデータを引き継げます。
「自分たちで作って回せそうか」を判断する材料として、まず試用するのが失敗の少ない進め方です。
なお、無料お試しはスタンダードコースが対象です。
本番でライトコースを検討している場合でも、まずは拡張機能を含むスタンダードで一通り試し、プラグインなしで足りるかを見てからプランを下げる、という進め方が現実的です。
試用のときは、いきなり全業務を移そうとせず、1つの案件やチームに絞って「案件アプリ+タスクアプリ」を作り、2週間ほど実際に運用してみるのがおすすめです。
そこで現場が毎日入力してくれるかどうかが、本導入後の成否をかなり正確に予測させてくれます。
入力が続かないようなら、原因が“操作の重さ”なのか“運用ルール”なのかを切り分けてから判断しましょう。
kintone(キントーン)でのプロジェクト管理の評判・口コミ

良い評判
柔軟なアプリ作成と情報の一元化、定型作業の自動化を評価する声が目立ちます。
業務改善や情報共有で柔軟性が高く、ノーコードでオリジナル項目を持つアプリを直感的に作成できる。
スケジュールや案件の進捗、各種見積などをkintone上で一元管理できるようになった。
月次の出来高集計といった定型作業を自動化する機能が優れている。
外出先からデータを確認でき、承認までの時間が短くなったという声もあり、「情報がバラバラで探すのに時間がかかる」課題を持つチームと相性が良いことがうかがえます。
特に評価が高いのは、紙やExcelで属人化していた業務を、自分たちの手で“検索できるデータ”に変えられた点です。
ベンダーに依頼せず現場が改善を回せることが、導入後の満足度を押し上げているようです。
気になる評判
一方で、初期状態のままでは物足りずカスタマイズが要る、UIが古い、といった指摘も見られます。
期待通りの効果を得るにはある程度のカスタマイズが必要で、初期設定のままだと物足りない。
ノーコードで作れるのは良いが、気づくと機能ごとにアプリが乱立し、デザインも古めかしく感じる。
プロジェクト管理機能そのものが十分に強いわけではなく、大きなデータでは集計が扱いにくいことがある。
総じて、「柔軟だが、成果を出すには設計と運用の手間がかかる」という評価に集約されます。
この手間を許容できるかが、満足度を大きく分けるポイントです。
口コミを読むときのコツは、投稿者の企業規模と役割に注目することです。
内製できる担当がいる企業からは高評価が集まりやすく、「入れてみたが作り込めず放置した」という声は、体制が整っていないケースに多く見られます。
自社がどちらのパターンに近いかを重ねて読むと、レビューの示す“現実”が見えてきます。
kintone(キントーン)のメリット・デメリット


メリット
最大のメリットは、自社の業務に合わせて“ちょうどいい”管理の形を作れることです。
Excelやメール、紙の申請書で分散していた情報を一つのデータベースにまとめられるため、「あの件どうなった?」を探す時間そのものを減らせます。
しかも、その管理表を外注せず自分たちで直せるので、業務の変化にすぐ追従できます。
- ノーコードで案件・タスク・申請などのアプリを内製できる柔軟性
- 案件情報・コメント・ファイルを1か所に集約し、探す時間を減らせる
- プロセス管理で申請・承認の流れをステータス化し、停滞を見つけやすい
- 集計・グラフで進捗や工数を数字で把握でき、経営レポートに広げられる
- 400種類以上のプラグイン・連携で、必要な機能を後から足せる
デメリット・注意点
裏を返すと、“自作前提”ゆえの手間とコストがデメリットになります。
- 標準ではガントチャート・カンバンが無く、プラグインや工夫で補う必要がある
- 初期設定のままでは物足りず、成果を出すには設計・カスタマイズの工数がかかる
- 最小10ユーザー+ユーザー課金+プラグイン費で、少人数ほどコストが重く感じやすい
- アプリが乱立しやすく、設計・保守の担い手がいないと運用が崩れやすい
- 拡張機能(プラグイン・API)はスタンダードコース以上でしか使えない
デメリットは、導入前の準備でかなり和らげられます。
作るアプリを最初から欲張らず「案件」と「タスク」の2つに絞る、命名やステータスの付け方をチームで統一する、育てる担当を1人決める——この3点を決めておくだけで、乱立やカスタマイズ迷子といった典型的な失敗を避けやすくなります。
見逃されがちなのが、導入後も“作り続ける・直し続ける”運用コストです。
業務が変わればアプリも手入れが必要で、その担い手がいないと、いつの間にか使われない画面が増えていきます。
ツール料金だけでなく、この保守の人手まで含めて総コストを見積もると、判断を誤りません。
向くチーム・向かないチームと乗り換え候補


kintone(キントーン)が向いているチーム
- 現場から業務改善アイデアが出やすく、アプリを試行錯誤で育てられる中小〜中堅企業
- 案件・顧客・申請など複数業務を一つの基盤に集約したい組織
- 社内に内製できる担当者がいる、または開発パートナーを活用できる
- データ蓄積・集計で経営分析まで広げたい
これらに当てはまるなら、kintoneの柔軟性は大きな武器になります。
「作る手間」を投資と捉えられるチームほど、費用対効果を引き出せます。
目安として、10名以上のチームで、案件管理だけでなく顧客管理や日報など複数の業務をまとめて載せたいなら、kintoneの“プラットフォームとしての強み”が活きます。
一つのアプリだけで使うにはコストが見合いにくいので、活用範囲を広げる前提で導入を検討するのがおすすめです。
特に、複数の業務システムに毎月コストを払っている企業は、それらをkintoneのアプリに寄せることで、ツールの数と情報の分散を同時に減らせる可能性があります。
プロジェクト管理だけでなく、社内の“散らばった管理表”をまとめる基盤として評価する余地が大きいのです。
kintone(キントーン)が向かない・オーバースペックなチーム
- すぐ使えるガント/カンバンのシンプルなタスク管理だけを求めるチーム
- 社内にアプリを設計・保守できる人材がおらず、継続メンテの余力がない
- 最小10ユーザー+ユーザー課金+プラグイン費のコストを避けたい少人数チーム
- とにかく早く・全員が迷わず使える見える化を、非IT中心のメンバーで始めたい
こうしたチームには、最初から専用のUIが揃った、シンプルなタスク・プロジェクト管理ツールのほうが定着しやすい傾向があります。
作り込みに時間をかけるより、まず「毎日続く見える化」を優先したい場合です。
見極めの質問はシンプルです。
「導入から2週間で、現場の全員が毎日入力している状態を作れそうか」——ここに自信が持てないなら、作り込みの少ないツールから始めて、必要になったら拡張性の高い基盤へ移るほうが、結果的に定着も投資回収も早くなることが多いです。
もっとシンプルに始めたいチームの乗り換え候補
kintoneが「重い・作り込みが負担」と感じたら、目的に合わせて次のような選択肢があります。
大切なのは「kintoneより優れたツール」を探すことではなく、自社の目的(手早い見える化か、全社横断の多機能管理か)に合った設計思想のツールを選ぶことです。


Jootoは、無料からカンバン・ガントで手早く始めたいチームに向く選択肢です。
株式会社PR TIMESが提供する国産のタスク・プロジェクト管理ツール。
カンバンが直感的で、ガントチャート表示にも対応。
無料プランがあり、小さく始めやすいのが特徴(最新の料金・機能は公式で確認)。
公式サイト:Jooto(ジョートー)(最新の料金・機能は公式でご確認ください)。


Asanaは、全社横断で多機能に管理したいチームに向く選択肢です。
世界的に使われる多機能なプロジェクト管理ツール。
リスト・ボード・タイムライン(ガント)・自動化ルールなど機能が広い一方、使いこなすには運用設計と学習コストがかかる(最新の料金・機能は公式で確認)。
公式サイト:Asana(アサナ)(最新の料金・機能は公式でご確認ください)。
そもそもツールを乗り換える前に、「チームでタスクを回す」という土台を押さえておくと選定を誤りません。
生産性向上には、組織の構築とコミュニケーション、そしてチームのタスク管理が欠かせません。
道具を高機能にすることが目的ではなく、「誰が・何を・いつまでに」が全員に見えて、更新が毎日続くことが、プロジェクトを前に進めます。
この観点は、kintoneを使う場合でも、別のツールに乗り換える場合でも変わりません。


「kintoneは柔軟だが、うちには作り込みが重い」と感じたチームには、私たちが開発・運営するスーツアップが選択肢になります。
スーツアップは、表計算ソフトのような操作でチームのタスクを見える化し、抜け漏れや期限遅れを防ぐツールです。
「誰が・どのタスクを・いつまでに」の3点に絞ったチームのタスク管理に絞り、表計算のような操作感で、非ITのメンバーでも迷わず使えることを重視しています。
自動の期限通知で抜け漏れ・期限遅れを防ぎ、「作る」より先に「続ける」を実現します。
なお、kintoneでのタスク・ToDo運用をもう少し深掘りしたい場合は、kintoneでToDo管理を行うポイントもあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
kintoneでガントチャートは使えますか?
標準機能にはガントチャートがありません。カレンダー表示+カスタマイズビューで工夫するか、ガント対応のプラグイン(有料・無料が混在)を追加して実現します。
工程を横棒で引く運用が主目的なら、プラグイン費と設計工数まで含めて、標準でガントを持つツールと比較するのがおすすめです。
kintoneの料金はいくらですか?
2024年11月改定後の税抜価格で、ライトが月1,000円、スタンダードが月1,800円、ワイドが月3,000円(いずれも1ユーザー/月)です。
最低契約は10ユーザーから(ワイドは1,000ユーザー〜)で、費用は人数×単価で積み上がります。税込・最新の金額は公式サイトでご確認ください。
kintoneに無料プランはありますか?
継続して使える無料プランはありませんが、30日間の無料お試しがあります。スタンダードコースを、ユーザー数の制限なく試用できます。
プロジェクト管理をするにはどのコースが必要ですか?
プラグインやAPI連携を使う場合は、拡張機能が利用できるスタンダードコース以上が実質必須です。ガント対応などを見込むなら、最初からスタンダードで検討すると安心です。
kintoneが自社に合わないと感じたら?
作り込みやコストが負担なら、最初から専用UI(ガント/カンバン/見える化)が揃ったシンプルなツールへの乗り換えが選択肢です。少人数・非IT中心なら、まず毎日続く見える化を優先すると定着しやすくなります。
まとめ
kintone(キントーン)は、ノーコードで業務アプリを内製できる柔軟なプラットフォームで、案件・情報を一つに集約し、自社に合った管理を作りたいチームに向いています。
一方で、標準でガントが無く、作り込みの工数と最小10ユーザーからのコストが向き不向きを分けます。
すぐ使える見える化を少人数で始めたいなら、シンプルなタスク・プロジェクト管理ツールのほうが定着しやすいでしょう。
いずれにしても、無料お試しで「自分たちで運用が続くか」を確かめてから本導入するのが、失敗の少ない進め方です。
評判や料金表だけで決めず、必ず自分たちの手で1つの案件を動かしてみてください。
その2週間の手応えが、どんなレビューよりも確かな判断材料になります。
ツール選びで最後に効いてくるのは、機能の多さではなく“続けられるかどうか”です。
kintoneの柔軟性を活かせる体制があるなら強力な基盤になりますし、そうでないなら、まず全員が毎日使える軽さを優先する——この見極めさえ外さなければ、どちらを選んでもプロジェクト管理は前に進みます。
チームのタスク管理 / プロジェクト管理でこのようなお悩みはありませんか?

そうなりますよね。私も以前はそうでした。タスク管理ツールを導入しても面倒で使ってくれないし、結局意味なくなる。

じゃあどうしたらいいのか?そこで生まれたのがスーツアップです。

これ、エクセル管理みたいでしょ?そうなんです。手慣れた操作でチームのタスク管理ができるんです!

見た目がエクセルだからといって侮るなかれ。エクセルみたいに入力するだけで、こんなことも

こんなことも

こんなことまでできちゃうんです。

エクセル感覚でみんなでタスク管理。
まずは以下よりお試しいただき、どれだけ簡単か体験してみてください。







