Evernoteでタスク管理をする方法を解説!
仕事や勉強、プライベートでやらなければいけないことが多いと、スケジュールや優先順位の管理が難しくなりますよね。
「タスクや必要な資料を一つにまとめて管理したい」「いつでもアクセスできて仲間と共有しやすいツールを使いたい」と思っている人もいるかもしれません。
本記事では、Evernoteでのタスク管理方法をご紹介します。
Evernoteは、さまざまなデータの記録や資料作成ができるツールなので、タスク管理が効率よく行えます。
Evernoteとは
Evernoteは、緑の像のアイコンでおなじみの多機能なメモツールです。
さまざまなデータをノートに記録でき、タスク・スケジュール・名刺などの一元管理やプレゼンテーションも行えます。
また、クラウド環境で使用するので、パソコンからでもスマートフォンからでも同じデータにアクセス可能です。
EvernoteはアメリカのEvernote社のサービスで、「仕事を整理し、生活を整えましょう」のテーマのもと、世界的に広く親しまれています。ビジネスの重要書類からプライベートの楽しい記録まで、ノートにまとめられるので、あらゆるシーンで活躍するでしょう。
Evernoteの基本機能
Evernoteは、機能が豊富ですが、もっとも基本的な以下の機能を2つご紹介します。
- ノート機能
- Webクリッパー機能(画面保存機能)
上記の基本機能は、どの料金プランでも使用可能です。
基本機能①ノート機能
Evernoteのノート機能では、テキスト入力や手書き入力、画像・動画・音声データなど、さまざまな形態でメモを取れます。ノートエディタには、フォントの変更や加工、強調、箇条書きや配置など、WordやGoogleドキュメントなどと同様のメニューがそろっています。
また、ノートが増えてくると整理したくなりますが、作成したノートのリストを並び替えたり、それぞれのノートにタグ付けをしたりできるのでノートを管理しやすいでしょう。
基本機能②Webクリッパー機能
Webクリッパー機能は、Web上のコンテンツを保存できる機能です。保存の際は不要な部分を切り取ったり、コメントやハイライトを付け加えたりして、活用しやすいデータに加工ができます。
ただし、Webブラウザの拡張機能として使用するので、設定が必要です。
Webクリッパー機能の使用手順は、以下の通りです。
使用したいブラウザ(今回はGoogleChrome)を開き、「Webクリッパー」と検索します。
検索結果に出てきたEvernoteのサイトで「ウェブクリッパーを入手」をクリックします。
該当のブラウザを選択します。今回は「Chrome」をクリックします。
Webストアのページに飛ぶので、「Chromeに追加」をクリックします。
インストールが完了します。
Webクリッパーをインストールできたら早速使ってみましょう。拡張機能にあるEvernoteのアイコン(緑の像)をクリックします。
Webクリッパーが立ち上がるので、フォーマットを選択して保存します。
コンテンツを保存すると、Evernoteを開けるボタンが出てくるのでクリックします。
保存したコンテンツがノートに貼り付けられていることが確認できます。
Evernoteの料金プラン
Evernoteは、無料でもアカウントを登録でき、基本的な機能が使用可能です。
しかし、無料プランでは、使用できる端末数、ノートの数や容量など、さまざまな制限があるため、必要に応じて有料プランを選びましょう。
料金プランは以下の4種類があり、有料プランでは学割や無料トライアルも利用できます。
- フリー
- パーソナル
- プロフェッショナル
- チームズ
金額とプラン内容は以下の通りです。
料金プラン | フリー | パーソナル | プロフェッショナル | チームズ |
---|---|---|---|---|
月額料金(月払い) | 0円 | 1,100円 | 1,550円 | 2,100円(ユーザー当たり) |
月額料金(年払い) | 0円 | 775円(年9,300円) | 1,033円(年12,400円) | 1,750円(年21,000円) |
最大デバイス数 | 1台のみ | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
最大ノート数 | 50個 | 150,000個 | 150,000個 | 500,000個 |
最大ノート容量 | 200MB | 200MB | 200MB | 200MB |
最大ノートブック数 | 1個 | 2,000個 | 2,000個 | 10,000個 |
月間アップロード容量 | 250MB | 10GB | 20GB | 20GB+2GB/ユーザー |
利用可能機能 | ノート、 タスク、 カレンダー、 Webクリッパー、 ファイル管理、 タグ付け、 共有、 テンプレート、 オフラインモード、 PDF注釈 | フリープランの機能と同等 | フリープラン機能 AI編集 AI強化検索 | プロフェッショナルプラン機能 共有チームスペース アカウントとユーザーの管理 |
Evernoteでタスク管理をするメリット
Evernoteはメモツールと言っても奥が深く、機能も多岐に渡ります。
なかでも、タスク管理機能は、単にメモにチェックボックスを付けるだけではなく、期限や優先順位、タスクに必要な資料と合わせてタスクを管理できます。
タスク管理を行うToDoリストと作成・保存したノートが同じツール内で結び付けられるので、作業に取り掛かりやすいでしょう。
Evernoteでタスク管理機能を利用するメリットを2つご紹介します。
タスクの詳細やファイルを添付できる
Evernoteのタスク管理機能では、メモツールである特徴が活かされています。
タスクには詳細情報としてテキストを入力したり、画像やファイルを挿入したりできます。
そのため、Evernoteでタスクを確認したらそのまま貼り付いている資料を基に業務に取り掛かることもできるでしょう。
必要な資料を探したり、内容を思い出したりする手間や時間がかからず、タスクの確認から業務完了までがスムーズになります。
検索機能が充実している
Evernoteは、作成したノートを探す検索機能も充実しています。
左側のメニューにある検索窓に文字を入力したり、画像フィルタを活用したりして検索できます。
Evernoteには、文字認識検索機能が備わっているので、画像内のテキストも検出できます。例えば、特定の案件名や取引先名をノートやタスクリストに入力していなくても、その名称の入った画像や資料を添付しているノートがあれば検索結果に表示が可能です。
また、作成したノートにはタイトルだけでなく、自ら作ったタグを付けて管理ができるのも便利な点です。
仕事・プライベート・勉強などの大項目を付けたり、案件名や特定の行事などの細かな項目に分けたり、用途に合わせてノートやタスクリストにタグ付けしておくと検索が楽になります。
Evernoteでタスク管理をするデメリット
Evernoteは、タスク管理がしやすいツールですが、場面によっては使いにくいこともあるでしょう。
タスク管理をEvernoteで行うデメリットをご紹介します。
操作に慣れが必要
Evernoteは、便利な機能が多いため、操作が複雑に感じられることもあります。
基本的な機能はわかりやすいので、感覚的に操作できる人が多いです。しかし、なかには知識がないと使いこなせない場合やうまく活用できていない機能もあるかもしれません。
使用しない機能が複数あっても、容量が大きい有料版を使用している場合、コストパフォーマンスがよくないことも考えられます。
Evernoteの登録方法
Evernoteは、ブラウザでもアプリでも、無料でアカウントを作成できます。会員登録の手順は以下の通りです。
Evernoteのアカウントを作成するためには、Eメールアドレスと任意のパスワードを入力するか、GoogleアカウントやAppleIDを使用します。
有料プランの場合、クレジットカード情報の入力も必要です。
Evernoteでタスク管理をする方法
Evernoteでのタスク管理方法は複数ありますが、簡単に始められる3つをご紹介します。
ノート機能のチェックリストを使用する方法
Evernoteの「ノート」には、チェックリストが基本機能としてありますが、タスクの詳細やスケジュール管理、リマインダーなどは使用できません。
ノート機能のテンプレート(ToDoリスト)を使用する方法
Evernoteの「ノート」内には、テンプレートとしてToDoリストがあります。ノートを開くと表示されている「ToDoリスト」をクリックするとテンプレートが使用できます。
ToDoリストは、期限や繰り返し登録など、タスクと同じように管理ができます。
タスク管理機能を使用する
Evernoteの比較的新しい機能として登場した「タスク」を使用すると、タスクリストを作って管理ができます。手順は以下の通りです。
左のメニューにある紫の「タスク」をクリックします。
タスクは名称だけでも作成できますが、説明や各設定を登録しましょう。
無料プランでも全機能使用できます。リマインダーは、タスクの期日を設定すると自動的に登録され、そのほかにも4つ追加できるので、最大5つのリマインダー登録が可能です。
右下の「タスクを作成」をクリックすると、タスクが作られます。
左のメニューにある「タスク」(紫のボタンではない方)をクリックすると、タスクリストが表示されます。
タスクが複数あって、該当のタスクが見つかりにくい場合は、並び替えやフィルタ検索をしましょう。作成したタスクをクリックすれば、編集も可能になります。
チームで共有する方法
Evernoteは、別のユーザーにタスクを割り当てるだけでなく、タスクリストを共有することも簡単です。以下の手順で行います。
共有したいタスクリストを開きます。
右上にある「ノートを共有」をクリックすると、アイコンが変わり、共有できる状態になると同時にリンクをコピーできます。コピーしたリンクからタスクリストを閲覧できる状態になっています。
共有先で、閲覧のみでなく編集もできるようにする場合は、共有の設定を変更します。画面の右上にある共有設定のメニューを開きます。
権限を「表示のみ可能」とするか「編集も可能」とするか選択します。
リンクを送信して共有するほか、ユーザーを招待することもできます。共有設定のメニューから、ユーザーを招待しましょう。ユーザー名かメールアドレスを入力し、「招待」をクリックします。