Google ToDoリストでタスク管理をする方法! Googleカレンダーとの連携方法も解説

Google ToDoリストは、GmailやGoogle カレンダーの画面からそのまま使える、Googleの無料タスク管理ツールです。

結論からいうと、個人のタスクを無料でシンプルに管理したい人には最適です。

メールを読みながらタスク化でき、カレンダーにも自動で表示されるため、「やることを忘れない仕組み」が数分で手に入ります。

一方で、タスクリストを他の人と共有する機能はありません。

「自分は使いこなせているが、チームの抜け漏れは減らない」と感じ始めたら、それはツールの限界のサインです。

本記事では、チームのタスク管理ツール「スーツアップ」を開発・運営する立場から、Google ToDoリストの使い方・評判・連携方法と、できないことへの対処法までを一気に解説します。

今話題、チームのタスク管理ツール「スーツアップ」はもう試しましたか? ITツールは難しそうで・・・という方が「これなら本当に使える!」と感動。エクセルのような直観的な使いやすさ ”スーツアップ” を無料で使いたい方はこちら ※特にエクセルやスプレッドシートでToDoやタスクを管理している方、日々の面倒な作業から解放されます。
目次

【結論】Google ToDoリストの総合評価(向く人・向かない人)

Google ToDoリストの総合評価:個人のタスク管理は高評価、チームでの共有は不可
Google ToDoリストの総合評価

Google ToDoリストの総合評価を先にまとめます。

「無料・シンプル・Google連携」の3点で個人利用の満足度は高く、逆にチームでの本格運用には構造的な限界があります。

観点別の評価は次のとおりです。

→ 表は横にスクロールできます

観点評価ひとこと
料金完全無料。Googleアカウントがあれば追加費用なしで全機能を使える
操作のシンプルさタスク名を入れるだけ。初めてのタスク管理ツールでも迷わない
Googleサービス連携Gmail・カレンダー・Chatのサイドパネルからそのまま使える
通知・繰り返し日時指定の通知と繰り返しに対応。ただし挙動への不満の声もある
時間管理の細かさ設定できるのは開始日時のみ。終了日時・所要時間は設定できない
チームでの共有タスクリストの共有機能がない(Chatスペース経由の割り当てのみ)

評価が割れるのは下2つの観点だけで、ここが自分の使い方に関係あるかどうかが判断の分かれ目です。

個人利用なら上4つの◎だけで導入する価値があります。

Google ToDoリストが向いている人

GmailやGoogle カレンダーを毎日使っている人なら、最初のタスク管理ツールとしてまず失敗しません。

  • 個人のToDoリスト管理を無料でシンプルに始めたい人
  • Gmail・Google カレンダー中心で仕事をしている人
  • スマホとPCでタスクを自動同期したい人
  • 多機能なタスク管理アプリを入れたが続かなかった人

Google ToDoリストの本質は「Googleの画面の中に住んでいるToDoリスト」です。

専用アプリを開く習慣がなくても、メールやカレンダーを見るついでにタスクを確認できるため、タスク管理そのものが続きやすくなります。

Google ToDoリストが向いていない人・チーム

チームのタスクを1か所で見える化したい組織には向きません。

  • チームでタスクリストを共有し、担当を割り振りたい組織
  • 終了日時や所要時間まで含めて時間管理をしたい人
  • ガントチャートや進捗率でプロジェクトを管理したい人
  • タスクの担当者・期限・状況を上司やメンバーと相互に確認したい人

理由は機能不足というより設計思想です。

Google ToDoリストは個人用に作られており、タスクリストを他の人と共有する機能がそもそもありません

チームでの利用を考えている場合は、後述の「できないことと対処法」と乗り換えの選択肢まで読み進めてください。

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Google ToDoリストとは?基本情報と機能一覧

Google ToDoリストの基本情報:Google提供の無料タスク管理ツール
Google ToDoリストとは

Google ToDoリストは、Googleが提供する無料のタスク管理ツールです(Google Workspace:Google ToDoリスト製品ページ)。

スマホアプリとWebの両方で使え、GmailやGoogle カレンダーなど主要なGoogleサービスの画面右側(サイドパネル)に常駐するのが最大の特徴です。

まずは基本情報を表で押さえ、そのあと機能を1つずつ見ていきます。

基本情報(提供元・料金・対応環境)

完全無料で、個人のGoogleアカウントがあればすべての基本機能を使えます。

Google ToDoリストの特徴:無料・シンプル・Google連携・個人向け
Google ToDoリストの特徴

→ 表は横にスクロールできます

項目内容
名称Google ToDo リスト
提供元Google LLC
対応環境Android/iOSアプリ、Web(tasks.google.com)、Gmail・カレンダー等のサイドパネル
主要機能タスク作成・詳細メモ・サブタスク・複数リスト・スター付け・繰り返し・通知
連携Googleカレンダー/Gmail/Google Chat/Googleドキュメント
リスト共有なし(個人利用前提。チーム共有はChatスペース経由のみ)
料金無料(Googleアカウントがあれば利用可)
ガント・カンバンなし(ガント・カンバン・進捗率などのPJ管理機能はない)

料金の考え方:完全無料で、個人のGoogleアカウントがあればすべての基本機能を使えます。
Google Workspace(有料)契約組織では、Googleドキュメント上で他のメンバーにタスクを割り当てる機能などがBusiness/Enterpriseプラン向けに提供されます(最新は公式で確認)。

スマホはGoogle Play:Google ToDoリスト公式アプリApp Store:Google ToDoリスト公式アプリから無料でインストールできます。

PCでは専用サイト(tasks.google.com)のほか、Gmailやカレンダーのサイドパネルからいつでも呼び出せます。

主な機能一覧

機能は「登録する・整理する・思い出す」に絞り込まれており、覚えることがほとんどありません。

→ 表は横にスクロールできます

機能できること
タスクの作成タスク名を入力するだけで登録。詳細欄にメモも残せる
サブタスクタスクの下に小さな作業をぶら下げて細分化できる
複数リスト「仕事」「プライベート」などリストを分けて管理できる
スター付け重要なタスクにスターを付け、スター専用ビューで横断確認できる
日時設定と通知日付と時刻を設定すると、指定時刻に通知が届く
繰り返し毎日・毎週・毎月・毎年の周期で自動的にタスクを再作成できる
並べ替え手動の並び順のほか、日付順などに切り替えられる
Google連携Gmailのメールをタスク化、カレンダーに自動表示など(詳細は後述)

各機能の公式な操作手順はGoogle Tasks ヘルプ:Google ToDoリストの使い方Google Tasks ヘルプ:リストを作成して管理するにまとまっています。

本記事では、このあと実務目線での使い方とつまずきやすいポイントを解説します。

2026年の新機能:「期限」とリマインダーの分離

リマインダー(日時通知)とは別に、日付だけの「期限」を設定できる機能が段階的に提供されています。

従来のGoogle ToDoリストでは「日時」が1つしかなく、通知のタイミングと締め切りを別々に管理できませんでした。

新しく追加されつつある「期限」フィールドを使うと、「期限は金曜、通知は木曜の朝」のような設定が可能になります。

段階的な提供のため、環境によってはまだ表示されない場合があります

お使いの画面に「期限」欄が見当たらない場合は、順次の反映を待つ形になります。

最新の仕様はGoogle Workspace ラーニングセンター:Google ToDoリストの使い方で確認してください。

後述するとおり、Google ToDoリストの弱点としてもっとも多く指摘されてきたのが締め切り管理の粗さでした。

「期限」の分離はその弱点に対するGoogle自身の回答であり、シンプル路線を保ったまま実務利用の幅を広げる変化として注目に値します。

Google Keepとの違い

Keepは「メモ」、ToDoリストは「期限のあるタスク」と使い分けるのが基本です。

→ 表は横にスクロールできます

観点Google ToDoリストGoogle Keep
得意なこと期限・通知つきのタスク管理アイデアや情報の付箋的なメモ
カレンダー表示日時つきタスクが自動表示リマインダー設定時のみ
共有リスト共有は不可メモ単位で他ユーザーと共有可
構造リスト>タスク>サブタスク自由なメモ+チェックボックス

「買い物リストを家族と共有したい」ならKeep、「自分の仕事の期限を管理したい」ならToDoリスト、が目安です。

両方とも無料なので、役割を分けて併用している人も多くいます。

実務では「Keepに思いつきを書き溜め、やると決めたものだけToDoリストに日付つきで登録する」という2段構えが使いやすい組み合わせです。

すべてをタスクにするとリストが膨らんで管理が続かなくなるため、入口(メモ)と実行(タスク)を分けるのがコツです。

Google ToDoリストの評判・口コミ

Google ToDoリストの評判:良い口コミと気になる口コミの整理
Google ToDoリストの評判・口コミ

実際の利用者の声を、良い評判・気になる評判の両面から見ていきます。

SNS・Q&Aサイト・アプリストアのレビューから、出典と時期が確認できたものだけを掲載します。

全体傾向として個人利用者の満足度は高く、App Storeのレビュー評価は執筆時点で星4.6前後と高水準です(App Store:Google ToDoリスト公式アプリ)。

良い評判・口コミ

評価が集中するのは「カレンダー連携」「動作の軽さ」「同期のスムーズさ」の3点です。

👍 カレンダー連携(SNSより・2026-07)

Google カレンダーのToDoリストが思った以上に使える。

タスク管理だったらNotionはいらないかも、と思うくらい

👍 同期・完了操作(SNSより・2026-06)

同期されて一気にタスクが完了処理される、あの操作感が最高に気持ちいい

👍 軽さ・ウィジェット(口コミより・2025-06)

3年近く使用している。
ウィジェットが便利で動作が軽い

注目したいのは、「多機能なツールから乗り換えてきた」という声が目立つことです。

高機能なタスク管理アプリを使いこなせず、結局シンプルなGoogle ToDoリストに落ち着く、という流れは典型的です。

気になる評判・口コミ

不満は「通知の信頼性」「繰り返しタスクの挙動」「細かな操作性」に集中しています。

💬 通知(SNSより・2026-06)

全然通知がこないことがあってストレス

💬 iOSの並び替え(SNSより・2026-07)

iOSアプリではリストの並び替えができないのを毎回忘れる

💬 繰り返しの挙動(Q&Aサイトより・2024-06)

繰り返し設定をしているのに、チェックすると完了になって次の予定日に再表示されない

このほか、「編集時に保存ボタンがなく誤って完了にしてしまう」「別アカウントへの移行手段が実質ない」といった指摘もあります。

毎日の習慣タスクや厳密な締め切り管理を任せたい人ほど、繰り返し・通知まわりの挙動は事前に試しておくのが安全です。

※口コミは、意味を変えない範囲で読みやすく整文しています。

評判からわかるGoogle ToDoリストの実像

不満のほとんどは「シンプルさの裏返し」であり、高機能化を求める声とツールの設計思想がぶつかった結果です。

良い評判は「シンプル・軽い・Googleと一体」に集中し、気になる評判は「共有できない・時刻管理が粗い・機能が足りない」に集中します。

つまり、同じ特徴が使い方によって長所にも短所にもなっています。

Googleがこのツールに画像添付やタスクの色分けといった要望の多い機能を長年追加していないのは、「数秒で登録できて、迷う余地がない」ことを優先しているためと考えるのが自然です。

機能の少なさを物足りなさと感じるか、続けやすさと感じるかで、このツールとの相性が決まります。

判断の目安:自分ひとりのタスク管理なら評判どおり快適に使えます。チームでの共有や厳密な時間管理が目的なら、最初から専用ツールを検討するほうが遠回りしません。

Google ToDoリストの使い方(PC・スマホ)

Google ToDoリストの使い方:PCとスマホでの始め方4ステップ
Google ToDoリストの使い方

Google ToDoリストにはインストールも初期設定もほとんど必要ありません。

PC・スマホそれぞれの始め方と、日時・繰り返し・通知の設定を順に解説します。

PCでの使い方(サイドパネルとtasks.google.com)

PCでは、Gmailやカレンダーの画面右端のサイドパネルから開くのが基本です。

  1. GmailまたはGoogle カレンダーを開く
  2. 画面右端のサイドパネルにあるToDoリストのアイコン(青い丸にチェックマーク)をクリック
  3. 「タスクを追加」をクリックし、タスク名を入力
  4. 必要に応じて詳細メモ・日時・リストを設定
  5. 完了したらタスク左の丸をクリック(完了済みへ移動)

サイドパネルが見当たらない場合は、画面右下の「<」マークでパネルを展開できます。

より広い画面で一覧したいときは、専用ページのtasks.google.comをブラウザで開くと、複数リストを横に並べて確認できます。

毎朝このページをブラウザの起動タブにしておくと、1日の始まりにタスク全体を見渡す習慣が作れます。

タスクの編集・削除・リスト間の移動などの詳しい操作は、公式のGoogle Tasks ヘルプ:Google ToDoリストの使い方にまとまっています。

スマホアプリでの使い方

スマホでは専用アプリを入れると、ウィジェットと通知が使えて実用性が一気に上がります。

  1. アプリストアで「Google ToDoリスト」を検索してインストール
  2. 普段使っているGoogleアカウントでログイン(PCと自動同期される)
  3. 画面下の「+」からタスクを追加
  4. ホーム画面にウィジェットを置き、アプリを開かずにタスクを確認

外出先ではスマホで思いついたタスクを登録し、デスクではPCのサイドパネルで消化する、という役割分担が定番です。

同期は自動なので、どちらで登録しても数秒で反映されます。

ウィジェットは「タスクの一覧」と「タスクの追加ボタン」の2種類から選べるため、ホーム画面の1等地には追加ボタンを置くのが登録の習慣化に効きます。

なお口コミにもあったとおり、iOS版はリストの並び替えなど一部機能がAndroid版より遅れて提供されることがあります。

細かな挙動の差はアプリのアップデートで解消されていくため、レビュー欄で最新状況を確認してからでもよいでしょう。

日時・繰り返し・通知の設定

日付と時刻を設定したタスクは指定時刻に通知され、Google カレンダーにも表示されます。

Google ToDoリストで設定できる日時とできない日時:開始日時と繰り返しは設定でき、終了日時と所要時間は設定できない
日時設定でできること・できないこと
  1. タスクをタップ(クリック)して詳細を開く
  2. 「日付/時間」から日付を選ぶ
  3. 必要なら時刻を追加(この時刻に通知が届く)
  4. 「繰り返し」を選ぶと、毎日・毎週・毎月・毎年の周期を設定できる

ここで覚えておきたい仕様が2つあります。

1つ目は、設定できるのが開始日時のみで、終了日時や所要時間は設定できないことです。

2つ目は、Google Tasks ヘルプ:繰り返すタスクを管理するにあるとおり、サブタスクには繰り返しを設定できず、繰り返しタスクは他のリストへ移動できないことです。

「会議は14時から15時まで」のような幅のある予定はカレンダーの領分です。

タスクには「着手する時刻」を1点だけ設定する、と割り切ると迷いません。

タスクを整理する3つのコツ

リスト分け・スター・並べ替えの3つを使うだけで、タスクが増えても破綻しにくくなります。

  • リストを分ける:「仕事」「プライベート」「あとで読む」など目的別にリストを作る(Google Tasks ヘルプ:リストを作成して管理する
  • スターを付ける:今日必ずやるタスクだけにスターを付け、スタービューで集中する
  • 日付順に並べ替える:期限が近い順に自動で並び、抜け漏れに気づきやすくなる

コツは「リストを増やしすぎない」ことです。

リストが5つを超えると確認自体が負担になり、更新が止まる原因になります。

迷ったら「仕事」「個人」の2つから始めてください。

Google カレンダー・Gmail・Google Chat(グーグルチャット)との連携方法

Google ToDoリストとGoogleカレンダー・Gmail・Chatの連携でできること
Google連携の全体像

Google ToDoリストの真価は連携で発揮されます。

単体では素朴なToDoリストですが、カレンダー・Gmail・Google Chatとつなぐと「登録も確認も、いつもの画面のついでにできる」仕組みになります。

連携マップ:カレンダーは予定と一元表示、Gmailはメールをタスク化、Chatはチームに割り当て、ドキュメントは文書から割り当て
Google ToDoリスト連携マップ

Google カレンダー連携:予定とタスクを1画面で見る

日付を設定したタスクはGoogle カレンダーに自動で表示され、カレンダー上で完了にもできます。

連携に設定は不要です。

タスクに日付を付けるだけでカレンダーの該当日に表示され、カレンダー側のチェック操作で完了処理もできます。

「予定は入っていないのにやることが終わらない」という人は、タスクをカレンダーに出すだけで1日の見通しが大きく変わります。

おすすめは「時刻を設定するのは、その時間にやると決めたタスクだけ」というルールです。

すべてのタスクに時刻を付けるとカレンダーが埋まって予定が読めなくなるため、時刻なしの「今日のどこかでやる」タスクと使い分けると運用が安定します。

カレンダー中心のタスク運用を詳しく知りたい方は、Google カレンダーでタスク管理をする方法も参考にしてください。

Gmail連携:メールをそのままタスクにする

依頼メールを「あとで返す」と頭で覚える代わりに、ワンクリックでタスク化できます。

  1. Gmailでタスク化したいメールを開く
  2. 上部ツールバーの「ToDoリストに追加」アイコンをクリック
  3. サイドパネルにメールのリンク付きタスクが作成される
  4. 日時を設定すれば、返信期限の通知も受け取れる

作成されたタスクには元メールへのリンクが残るため、「どのメールの件だっけ」と探し直す時間がなくなります。

メールベースの仕事が多い人ほど効果が大きい連携です。

メール起点の仕事の整理術はGmailでタスク管理をする方法でも詳しく解説しています。

Google Chat(グーグルチャット)・ドキュメント連携:チームへの割り当て

Google Chatの「スペース」では、タスクを作成してメンバーに割り当てられます。

Google Chatスペースでのタスク割り当ての流れ:スペースのタスクタブで作成し、担当者と期限を設定すると担当者の個人ToDoリストに自動反映される
Google Chatスペースでのタスク割り当ての流れ

チーム利用の唯一の入り口がこの機能です。

スペース(グループチャット)の「タスク」タブでタスクを作り、担当者と期限を設定すると、割り当てられたタスクは担当者個人のToDoリストにも自動で表示されます。

また、Google WorkspaceのBusiness/Enterpriseプランでは、Googleドキュメント上でチェックリストから直接タスクを割り当てることもできます(議事録のToDoをその場で割り振る使い方。詳細はGoogle Workspace:Google ToDoリスト製品ページ)。

ただし、これらはあくまで「個人のToDoリストへの配達」であり、チーム全体のタスクを一覧で管理する機能ではありません。

この限界は次章で詳しく説明します。

Google ToDoリストでできないことと対処法

Google ToDoリストの3つの限界:終了日時なし・リスト共有なし・進捗管理なし
Google ToDoリストの限界

ここまでの魅力を踏まえたうえで、導入前に知っておくべき「できないこと」を3つに整理します。

どれも設計思想に由来するため、設定や裏ワザで根本解決はできません。

それぞれ現実的な対処法とセットで解説します。

Google ToDoリストでできること・できないことの整理表
できること・できないこと

終了日時・所要時間が設定できない

タスクに設定できる時刻は「1点」だけで、締め切り時刻と作業時間の管理はできません。

「15時までに提出」のような締め切りは、通知時刻を15時より前に設定して代用するしかありません。

所要時間の見積もりや、作業時間のブロックにも対応していないため、時間単位で仕事を設計したい人には物足りなくなります。

対処法:時刻は「着手する時刻」として使い、締め切り管理は前倒しの通知でカバーする。
作業時間を確保したい場合は、Google カレンダー側に「作業予定」を入れて時間をブロックする。
たとえば「15時提出」のタスクなら、通知は13時に設定し、カレンダーに13〜15時の作業枠を入れる、という組み合わせです。

タスクリストを他の人と共有できない

Google ToDoリストにはリストの共有機能がなく、チームでの利用は想定されていません

「営業チームのタスクリスト」を作ってメンバー全員で見る、といった使い方はできません。

前章のGoogle Chatスペース経由の割り当てが唯一の回避策ですが、割り当てた後のタスクは各メンバーの個人リストに散らばるため、「チーム全体で今なにがどこまで進んでいるか」を一覧する場所はどこにもありません。

実際、複数人でのタスク管理では「誰が・何を・いつまでに」を全員が見られる状態を作ることが出発点になります。

共有の仕組みづくりは複数人でのタスク管理の方法で詳しく解説しています。

対処法:2〜3人の軽い依頼ならGoogle Chatスペースの割り当てで回せる。
チームの業務として毎日回すなら、共有を前提に設計されたタスク管理ツールに切り替える。

進捗・担当の見える化ができない

進捗率・ステータス・担当者一覧といった「チームの見える化」の機能はありません。

Google ToDoリストのタスクは「未完了か、完了か」の2状態です。

着手済み・確認待ちなどの中間状態や、メンバーごとの負荷の偏り、期限切れタスクの一覧といった、マネジメントに必要な情報は取り出せません。

この「個人のToDo管理止まり」こそが、チームの生産性が上がらない構造的な原因になりがちです。

総務省統計局『人口推計』によると日本の生産年齢人口は減少が続き、中小企業庁『中小企業白書』の中小企業白書は中小企業の労働生産性が大企業の半分以下にとどまることを示しています(日本全体の労働生産性も公益財団法人 日本生産性本部『労働生産性の国際比較』の国際比較でOECD加盟38カ国中29位)。

人を増やせない以上、チームの仕事の回し方そのものを変える必要があります。

個人のタスク管理からチームのタスク管理へ:個人ToDoの限界とチームで見える化する状態の対比
個人のタスク管理からチームのタスク管理へ

個人のタスク管理には限界がある。
生産性を高めるには「チームのタスク管理」へ進み、タスクを見える化することが改善のはじまりになる。
──第5章の趣旨を要約

小松裕介『1+1が10になる組織のつくりかた ── チームのタスク管理による生産性向上』実業之日本社、2025年、ISBN 978-4-408-65143-9

タスクの見える化は、ツールを入れる前の考え方の整理から始められます。

進め方はタスクの見える化のやり方にまとめています。

チームでタスク管理するなら:乗り換え・併用の選択肢

Google ToDoリストからの乗り換え・併用の選択肢:目的別に3つのツールを比較
乗り換え・併用の選択肢

Google ToDoリストが合わないと感じたときの選択肢を、目的別に3つ紹介します。

「個人のまま強化したい」「Microsoft環境に合わせたい」「チームの見える化に進みたい」で選ぶのが近道です。

より幅広い候補から選びたい方はタスク管理ツールのおすすめ比較も参考にしてください。

乗り換え先の選び方:チームで共有したいなら見える化ツール、Microsoft環境ならMicrosoft To Do、個人を強化するならTodoist
乗り換え先の選び方フローチャート

Todoist(トゥードゥーイスト):個人のタスク管理をもっと高機能にしたい人に

個人利用のまま、優先度・ラベル・自然言語入力で一段細かく管理したい人の定番です。

Todoistの特徴:自然言語入力・優先度管理・無料プランあり・個人から小チーム向け
Todoistの特徴

Todoistは、自然言語入力(「毎週月曜 9時」など)や優先度設定に強いタスク管理アプリです。

無料プランでも個人利用には十分な機能があり、Google ToDoリストから“個人のまま一段強化”したい人の定番です。

「毎週月曜9時 週報を書く」のように文章で入力するだけで繰り返しタスクが登録できるなど、入力の速さに強みがあります。

無料プランで十分試せるので、Google ToDoリストで物足りなくなった人の次の一歩に向いています。

✅ Todoistが向いている人
  • ラベル・フィルタ・優先度で細かく整理したい個人
  • 仕事とプライベートのタスクを1つのアプリに集約したい人

公式サイト:Todoist(最新の料金・機能は公式でご確認ください)。

使い方の詳細はTodoistでタスク管理をする方法で解説しています。

Microsoft To Do:Outlook・Microsoft 365中心で仕事をしている人に

OutlookやMicrosoft Teams中心の環境なら、同じ無料枠でもMicrosoft To Doのほうが連携メリットが大きくなります。

Microsoft To Doの特徴:無料・Outlook連携・リスト共有可・Microsoft 365ユーザー向け
Microsoft To Doの特徴

Microsoft To Doは、Microsoftが提供する無料のタスク管理アプリです。

位置づけはGoogle ToDoリストとよく似ており、OutlookのメールをタスクにできるためMicrosoft環境のユーザーに向きます。

リストを他のユーザーと共有できる点はGoogle ToDoリストとの分かりやすい違いです。

リストを他のユーザーと共有できるのは、Google ToDoリストにない分かりやすい利点です。

家族の買い物リストや少人数の共同作業なら、無料のままここまでカバーできます。

✅ Microsoft To Doが向いている人
  • Outlook・Microsoft Teamsなど Microsoft 365 中心で仕事をしている人
  • 家族や少人数でリストを共有したい人

公式サイト:Microsoft To Do(最新の料金・機能は公式でご確認ください)。

詳しい使い方はMicrosoft To Doでタスク管理をする方法をご覧ください。

スーツアップ:チームのタスクを見える化して毎日続けたいチームに

「チーム全員のタスクを1つの画面で見える化したい」なら、共有前提で設計されたツールが必要です。

スーツアップの特徴:表計算ライクな操作・期限の自動通知・AIタスク作成・チームの見える化
スーツアップの特徴

スーツアップは、表計算ソフトのような操作感でチームのタスクを見える化するツールです。

「誰が・何を・いつまでに」に絞って“毎日続けられる”ことに振り切っているのが特徴です。

Google ToDoリストが個人のタスク管理に特化しているのに対し、スーツアップはチームでの運用を前提に設計されています。

段階的な期限通知で抜け漏れを防ぎ、AIによるタスク自動作成やひな型で入力の手間も抑えられます。

チームのタスク管理を仕組みにするなら『スーツアップ(SuitUP)』

Google ToDoリストで個人のタスク管理はできていても、チームの抜け漏れ・期限遅れは個人の頑張りでは防ぎきれません。

私たちが開発・運営するスーツアップは、表計算ソフトのような操作で、チームの「タスクの見える化」をして、タスクの抜け漏れや期限遅れを防ぐツールです。「誰が・何を・いつまでに」をチーム全員が見られる状態を、表計算感覚の操作で毎日続けられます。

※7日間の無料トライアルあり(料金・機能は公式サイトでご確認ください)。

よくある質問(FAQ)

Google ToDoリストについて検索されることの多い疑問をまとめました。

Google ToDoリストは無料で使えますか?

はい、完全無料です。個人のGoogleアカウントがあれば、アプリ・Web・サイドパネルのすべての基本機能を追加費用なしで使えます。Googleドキュメント上でのタスク割り当てなど一部の高度な機能は、Google WorkspaceのBusiness/Enterpriseプラン向けに提供されています。

タスクを他の人と共有できますか?

タスクリスト自体を共有する機能はありません。Google Chatのスペースでタスクを作成してメンバーに割り当てることはできますが、チーム全体のタスクを一覧できる画面はないため、本格的なチーム利用には共有前提のタスク管理ツールを検討してください。

サブタスクに繰り返しや期限は設定できますか?

サブタスクには繰り返しを設定できません(公式ヘルプに明記されています)。また繰り返しタスクは他のリストへ移動できません。習慣タスクを細分化して管理したい場合は、繰り返しは親タスク側に設定するのが基本です。

完了したタスクはどこで確認できますか?

各リストの下部にある「完了済み」を開くと、完了したタスクの一覧を確認できます。誤って完了にした場合も、ここからチェックを外せば元に戻せます。

別のGoogleアカウントにタスクを移行できますか?

公式のインポート機能は提供されていないため、簡単な移行手段はありません。データのエクスポート自体はGoogleデータエクスポートで可能ですが、取り込みには手作業での再登録が必要になります。アカウントを長く使う前提でリストを設計するのがおすすめです。

通知が来ないことがあります。どうすればよいですか?

まず、スマホのOS設定でGoogle ToDoリストアプリの通知が許可されているかを確認してください。省電力モードやアプリのバックグラウンド制限が原因で通知が遅れる場合もあります。重要な締め切りは、Google カレンダー側に予定として入れてカレンダーの通知も併用すると、通知の抜けを二重に防げます。

Google ToDoリストとMicrosoft To Doはどちらがよいですか?

普段使っている環境で選ぶのが正解です。Gmail・Google カレンダー中心ならGoogle ToDoリスト、Outlook・Microsoft Teams中心ならMicrosoft To Doが快適です。リストを他の人と共有したい場合は、共有機能のあるMicrosoft To Doに分があります。

まとめ:個人のタスク管理は今日から、チームは仕組みで

Google ToDoリストは、無料でシンプル、そしてGoogleサービスとの一体感が魅力のタスク管理ツールです。

最後に要点をまとめます。

この記事のまとめ
  • Google ToDoリストは完全無料。Gmail・カレンダーのサイドパネルからすぐ使える
  • 日時通知・繰り返し・サブタスク・複数リストなど個人のタスク管理には十分な機能
  • 設定できるのは開始日時のみ。終了日時・所要時間は管理できない
  • タスクリストの共有機能はなく、チーム利用はGoogle Chatスペース経由の割り当てが唯一の入り口
  • チームの抜け漏れ・期限遅れを防ぐ段階になったら、共有前提のタスク管理ツールへ

個人のタスク管理はGoogle ToDoリストで今日から始められます。

そしてチームの生産性は、個人の頑張りではなく「誰が・何を・いつまでに」を全員で見られる仕組みから生まれます。

まずは無料で個人の管理を固め、チームの抜け漏れが目についてきたら共有の仕組みを検討する。

この順番で進めば、道具選びで失敗することはありません。

参考文献・出典

チームのタスク管理 / プロジェクト管理でこのようなお悩みはありませんか?

そうなりますよね。私も以前はそうでした。タスク管理ツールを導入しても面倒で使ってくれないし、結局意味なくなる。

じゃあどうしたらいいのか?そこで生まれたのがスーツアップです。

これ、エクセル管理みたいでしょ?そうなんです。手慣れた操作でチームのタスク管理ができるんです!

見た目がエクセルだからといって侮るなかれ。エクセルみたいに入力するだけで、こんなことも

こんなことも

こんなことまでできちゃうんです。

エクセル感覚でみんなでタスク管理。
まずは以下よりお試しいただき、どれだけ簡単か体験してみてください。

 

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この記事を書いた人

小松裕介のアバター 小松裕介 代表取締役社長CEO

株式会社スーツ 代表取締役社長CEO 小松 裕介

2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、東証スタンダード上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2014年12月に当社の前身となる株式会社スーツ設立と同時に代表取締役に就任。2016年4月より、総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師登録。2019年6月より、国土交通省PPPサポーター。
2020年10月に大手YouTuberプロダクションの株式会社VAZの代表取締役社長に就任。月次黒字化を実現し、2022年1月に上場会社の子会社化を実現。
2022年12月に、株式会社スーツを新設分割し、当社設立と同時に代表取締役社長CEOに就任。

2025年5月に、『1+1が10になる組織のつくりかた チームのタスク管理による生産性向上』を出版。

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