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リーダーシップ往復書簡 022
企業再生の要諦の一つとして「経営者の覚悟」があると思います。 経営者が最後までやりきる覚悟があれば、企業は再生できるものです。 面白いもので、企業再生では、経営者その人自身に実務能力がなくても構わないのですが、その経営者が、前を向いていて... -
リーダーシップ往復書簡 021
昔、白洲次郎が、「地位が上がるほど、役得ではなく、“役損”が増えることを覚えておけ」と言ったと言われています。 本気で組織のため、世のため人のために身を粉にして努力しているリーダーは、フォロワーはじめ他の人から見たら、「役損」のほうが多いか... -
リーダーシップ往復書簡 020
リーマン・ショックあたりの時期に「ブラック・スワン」という本が流行りましたが、コロナウイルスはまさに「ブラック・スワン」なのではないでしょうか。 これだけテクノロジーが進化した21世紀に、まさか疫病が世界を覆うとは、多くの人々の想像を超えた... -
リーダーシップ往復書簡 019
世界的にコロナウイルス感染症の拡大が懸念されています。 既に経済活動にも影響が出てきており、世界同時株安・景気後退などマクロ経済の数値悪化だけでなく、一部の業種業態の中小企業は売上急減による経営危機まで起きているようです。 後述のとおり、... -
リーダーシップ往復書簡 018
リーダーシップと親和性がある考え方として、ここ2回にわたり、パブリックリレーションズ(Public Relations)とインテリジェンス(Intelligence)を紹介してまいりましたが、今回が最後になります。 最終回は株式会社制度です。私はリーダーシップと株式... -
リーダーシップ往復書簡 017
リーダーシップと親和性がある考え方を3回にわたりご紹介したいと思います。 第2回目はインテリジェンス(Intelligence)です。私はリーダーシップとインテリジェンスには親和性があると考えています。 日本ではインテリジェンスという言葉は、単に知能... -
リーダーシップ往復書簡 016
リーダーシップと親和性がある考え方を3回にわたりご紹介したいと思います。 第1回目はパブリックリレーションズ(Public Relations、以下「PR」といいます。)です。私はリーダーシップとPRには親和性があると考えています。 日本では、PRという... -
リーダーシップ往復書簡 015
最近の私は、ビジネスの成功要因の大きな要素の一つに、「アクティブ」かどうか、を挙げています。 私は、経営戦略を立案したり予実管理をしたり、いわゆる経営企画の仕事を長くしていたからか、このシンプルな答えに行き着くまで、少し遠回りをしたように... -
リーダーシップ往復書簡 014
私は、マネジメントを経営管理など「人を管理するスキル」、リーダーシップを主体性・夢や共感など「人を導くスキル」と定義し、大別して説明しています。 今後、人工知能などのテクノロジーの進化によって、この2つに大別したマネジメントとリーダーシッ... -
リーダーシップ往復書簡 013
毎日、朝から晩まで人と会っていると、非言語コミュニケーションの情報量の多さを感じずにはいられません。 その人と会うときのテーマとは全く違って、多くの話をしなくとも、個人であれば、今、その人がおかれている状態、その人が歩んできた人生から来る... -
リーダーシップ往復書簡 012
一般的に、社歴の浅いスタートアップ企業は何ごとにもポジティブでリーダーシップ優位で、社歴の長い衰退企業は何ごとにも官僚的でマネジメント優位です。 しかし、スタートアップ企業に、衰退企業のような政治的な要素や官僚的な要素が現れないということ... -
リーダーシップ往復書簡 011
私が経営する株式会社スーツは、プロ経営者の育成と中小企業市場の活性化に志を持っています。 主たる業務では、時価総額100億円以下のクライアント企業に対して、外部の経営企画室のような立ち位置で、プランニングに留まらず「実行」まで行う経営支援を... -
リーダーシップ往復書簡 010
活動量の多さだけが「売り」の私には、大小さまざまな夢があります。 例えば、経営支援をする株式会社スーツでは、プロ経営者の育成、中小企業市場の拡大・生産性向上や具体個別のクライアント企業のバリューアップが目標です。 キャリア教育事業等を行う... -
リーダーシップ往復書簡 009
成人発達理論を勉強すると、発達段階が高度になることが、必ずしも幸せなことではないとあります。そして、その理由は、発達段階が高度になればなるほど、突きつけられる課題がより過酷なものになるからとあります。 確かに発達段階が高度になればなるほど... -
リーダーシップ往復書簡 008
マネジメント・スキルと違い、リーダーシップ・スキルはまだまだ完全に”科学”されておらず、現時点において、再現性が乏しいと言われている領域です。 そのため、私が、リーダーシップを軸に、クライアント企業様のバリューアップをしているという話をする... -
リーダーシップ往復書簡 007
私が伝えたいリーダーシップは、単なる「知識」ではなく生きた「知恵」であり、「やり方」ではなく「あり方」です。 リーダーシップに関する話をすると、本で学んだリーダーシップにかかる「知識」であったり、テクニカルな「やり方」であったりをコメント... -
リーダーシップ往復書簡 006
私は会社経営を通じて経験できる分かりやすいリーダーシップの事例として、スタートアップ企業でのエクイティ・ファイナンスを挙げています。 スタートアップ企業は、経営資源が乏しく、新しく立ち上げるビジネスが軌道に乗るまで、金融機関や投資家から資... -
リーダーシップ往復書簡 005
リーダーシップ研究は、世界で大きな影響力を持っているトップリーダーたちにヒヤリングをして共通項を括りだすといった帰納法によるアプローチも多いように思います。 演繹法ならば「前提が真であれば、結論も必ず真となる」わけですが、帰納法の場合は「... -
リーダーシップ往復書簡 004
「リーダーシップ往復書簡」ですが、おかげさまでコメントも少しずつ増えてきて嬉しいです。私のFacebookの友人・知人だと経営者や投資家の方が多いわけですが、皆さん、やっぱり興味あるんですね。リーダーシップ(笑)。 とはいえ、私の能力不足から少し... -
リーダーシップ往復書簡 003
「リーダーシップ往復書簡」ですが、一部の読者の方から個別にご連絡をいただき、ご好評いただいているようで嬉しいです(リーダーシップにご興味ない方にはお目汚しかもしれませんが、ご容赦ください。)。 大人になると不思議なもので、自己成長に興味が...