リーダーシップ
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リーダーシップ往復書簡 040
前回に引き続き、リーダーとして向き合わざるを得ない、正しさや倫理観について共に考えたいと思います。 リーダーとは、気を強く持たなければ、いつダークサイド(暗黒面)に堕ちるか分からない危うさと隣り合わせだと思います。 なぜそのような危うさが... -
リーダーシップ往復書簡 039
前回に引き続き、リーダーとして向き合わざるを得ない、正しさや倫理観について共に考えたいと思います。 正しいことをしなければいけない。倫理観を持って生きなければならない。この当たり前のことが、本当に難しく、いつも悩まされます。 さすがに平時... -
リーダーシップ往復書簡 038
リーダーに「正しさ・倫理観」が必要であることは、「リーダーシップ往復書簡 003」で述べたとおりですが、今回から数回にわたり、正しさや倫理観について深堀りをしたいと思います。 前提として、「人は性善なれど弱し」と考えると、やはり多くの人から共... -
リーダーシップ往復書簡 037
「リーダーシップ往復書簡 032」から5回に渡り、インテリジェンスについて記載をしてきましたが、ご興味を持っていただけたでしょうか。 私は、リーダーが内省するためにも、インテリジェンス・スキルは欠かせないと考えています。 内省とは、自分の考え... -
リーダーシップ往復書簡 036
引き続き、リーダーが理解し身に着けるべきインテリジェンスについてご紹介したいと思います。 前回に「情報保持者は、情報開示相手に対して、その情報の全部または一部を、自分のタイミングで、共有することができます。」という情報の取り扱い方をご紹介... -
リーダーシップ往復書簡 035
引き続き、リーダーが理解し身に着けるべきインテリジェンスについてご紹介したいと思います。 力あるリーダーには様々な情報が集まります。そして、公式・非公式問わず、様々な情報にアクセスすることができるのが、優れたリーダーの持つ影響力の力です。... -
リーダーシップ往復書簡 034
引き続き、リーダーが理解し身に着けるべきインテリジェンスについてご紹介したいと思います。 組織の重要な意思決定の際に、リーダーは、いかにフォロワーを信頼していたとしても、一人だけの情報を鵜呑みにせずに、複数人から情報を取得したほうがいいで... -
リーダーシップ往復書簡 033
前回に引き続き、リーダーが理解し身に着けるべきインテリジェンスについてご紹介したいと思います。 情報は、組織図で言うと、低いところから高いところへ流れるという特性があります。 もっと正確に言うと、実は役職はあまり関係なく、高い地位によるパ... -
リーダーシップ往復書簡 032
これから数回にわたり、リーダーが理解し身に着けるべきインテリジェンスについてご紹介したいと思います。 まず、普段は意識することもないと思いますが、情報について、深堀りして、理解をする必要があります。 情報とは、英語表記するとデータ(data)... -
リーダーシップ往復書簡 031
リーダーとは、暗闇の中、集団の先頭で、たいまつを持って、フォロワーを率いて進む存在です。 暗闇という不安の中では、リーダーには、情報を収集する能力、情報を分析する能力、そして、情報を使いこなす能力がある必要があります。 情報を集めることが... -
リーダーシップ往復書簡 030
今日は、私の尊敬する同い年の経営者、そして、尊敬する人生の大先輩のエンターテイメント業界の重鎮の経営者が言っていた素晴らしい言葉を紹介したいと思います。 「家族を大事にできない人間に、良い仕事はできない。」 「私たちは、仕事が好きなのだか... -
リーダーシップ往復書簡 029
リーダーシップ、情報分析(インテリジェンス)や判断の前提となる価値観など、私の行動原理の多くは、過去に大臣を務めた経験のあるメンターの方からの影響を色濃く受けていると思います。 私が若かりし頃に、そのメンターの方から言われたことの一部をご... -
リーダーシップ往復書簡 028
我が家にも第2子が生まれ、今週から新生児との生活がはじまりました。 相変わらず私は仕事ばかりで、育児のほとんどは妻に任せっきりになってしまっていますが、私なりに、親として、この子にちゃんと愛情を注いで、しっかりと育てなければと責任を感じて... -
リーダーシップ往復書簡 027
私は、リーダーこそ、一番、長時間働くべきであると考えています。 私が、20代半ばで、まだ駆け出し経営者だった頃に、過去に大臣を務めた経験のあるメンターの方からも、同様のことを教えていただきました。 これはフォロワーの立場からすれば、当たり前... -
リーダーシップ往復書簡 026
リーダーシップに興味を持って勉強し、実践するために努力すればするほど、リーダーとしての立ち振る舞いが、外部の人たちからは一見、理解され難いこと、矛盾をはらんでいるように見えることに難しさを覚えています。 リーダーは優しさと厳しさという観点... -
リーダーシップ往復書簡 025
「人は性善なれど弱し」とは、一橋大学名誉教授の伊丹敬之氏が「性弱説」と表現した言葉です。全ての人は性善であるが、弱い存在であるという価値観です。 一般的に、人は、心にゆとりがあって平常時であれば、周囲の人に怒鳴ったり、八つ当たりをしたりす... -
リーダーシップ往復書簡 024
新型コロナウイルス感染症によって、リーダーには強いリーダーシップが求められています。 今回の一連のコロナ禍の以前より、2010年代あたりから、VUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文... -
リーダーシップ往復書簡 023
おかげさまで「リーダーシップ往復書簡」ですが、既にリーダーとして活躍されている方々やこれからリーダーを目指す方々から、毎回少しですがリアクションがあります。 このような読者層の皆さんなので、今般の未曽有の危機である新型コロナウイルス感染症... -
リーダーシップ往復書簡 022
企業再生の要諦の一つとして「経営者の覚悟」があると思います。 経営者が最後までやりきる覚悟があれば、企業は再生できるものです。 面白いもので、企業再生では、経営者その人自身に実務能力がなくても構わないのですが、その経営者が、前を向いていて... -
リーダーシップ往復書簡 021
昔、白洲次郎が、「地位が上がるほど、役得ではなく、“役損”が増えることを覚えておけ」と言ったと言われています。 本気で組織のため、世のため人のために身を粉にして努力しているリーダーは、フォロワーはじめ他の人から見たら、「役損」のほうが多いか... -
リーダーシップ往復書簡 020
リーマン・ショックあたりの時期に「ブラック・スワン」という本が流行りましたが、コロナウイルスはまさに「ブラック・スワン」なのではないでしょうか。 これだけテクノロジーが進化した21世紀に、まさか疫病が世界を覆うとは、多くの人々の想像を超えた... -
リーダーシップ往復書簡 019
世界的にコロナウイルス感染症の拡大が懸念されています。 既に経済活動にも影響が出てきており、世界同時株安・景気後退などマクロ経済の数値悪化だけでなく、一部の業種業態の中小企業は売上急減による経営危機まで起きているようです。 後述のとおり、... -
リーダーシップ往復書簡 018
リーダーシップと親和性がある考え方として、ここ2回にわたり、パブリックリレーションズ(Public Relations)とインテリジェンス(Intelligence)を紹介してまいりましたが、今回が最後になります。 最終回は株式会社制度です。私はリーダーシップと株式... -
リーダーシップ往復書簡 017
リーダーシップと親和性がある考え方を3回にわたりご紹介したいと思います。 第2回目はインテリジェンス(Intelligence)です。私はリーダーシップとインテリジェンスには親和性があると考えています。 日本ではインテリジェンスという言葉は、単に知能... -
リーダーシップ往復書簡 016
リーダーシップと親和性がある考え方を3回にわたりご紹介したいと思います。 第1回目はパブリックリレーションズ(Public Relations、以下「PR」といいます。)です。私はリーダーシップとPRには親和性があると考えています。 日本では、PRという... -
リーダーシップ往復書簡 015
最近の私は、ビジネスの成功要因の大きな要素の一つに、「アクティブ」かどうか、を挙げています。 私は、経営戦略を立案したり予実管理をしたり、いわゆる経営企画の仕事を長くしていたからか、このシンプルな答えに行き着くまで、少し遠回りをしたように... -
リーダーシップ往復書簡 014
私は、マネジメントを経営管理など「人を管理するスキル」、リーダーシップを主体性・夢や共感など「人を導くスキル」と定義し、大別して説明しています。 今後、人工知能などのテクノロジーの進化によって、この2つに大別したマネジメントとリーダーシッ... -
リーダーシップ往復書簡 013
毎日、朝から晩まで人と会っていると、非言語コミュニケーションの情報量の多さを感じずにはいられません。 その人と会うときのテーマとは全く違って、多くの話をしなくとも、個人であれば、今、その人がおかれている状態、その人が歩んできた人生から来る... -
リーダーシップ往復書簡 012
一般的に、社歴の浅いスタートアップ企業は何ごとにもポジティブでリーダーシップ優位で、社歴の長い衰退企業は何ごとにも官僚的でマネジメント優位です。 しかし、スタートアップ企業に、衰退企業のような政治的な要素や官僚的な要素が現れないということ... -
リーダーシップ往復書簡 011
私が経営する株式会社スーツは、プロ経営者の育成と中小企業市場の活性化に志を持っています。 主たる業務では、時価総額100億円以下のクライアント企業に対して、外部の経営企画室のような立ち位置で、プランニングに留まらず「実行」まで行う経営支援を...